植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇寺町寺院群巡り-17(完)浄安寺、妙慶寺、成学寺、常徳寺 

2020-02-29 04:28:48 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1757)

日頃ぶらりと訪れている寺町寺院群で、季節ごとのリポートしているが、金沢市発行の「静音の小径(しずねのみち)」資料をもとに、全寺社をくまなく巡ってみようと思い立った。すでに、お参りしレポートした寺社はリンクを張り付けて、詳しく見ることができるようにした。全68寺社となりました。お楽しみにご覧ください。 

◇寺町寺院群巡り-17(完)浄安寺、妙慶寺、成学寺、常徳寺 

○寺町寺院群概要

寺町寺院群は、石川県金沢市寺町、野町にある寺院の総称である。藩政期に一向一揆に対する防衛策として、犀川流域にあたるこの地に寺院が集められた。忍者寺として知られる妙立寺を始め、65の寺院、神社が立ち並び、市内の三つの寺院群の中で最大規模である。寺町、野町、弥生の各一部、22.0ヘクタールが「金沢市寺町台伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定(2012年)されている。
*参考資料:静音の小径(金沢市観光協会発行)、インターネット



65)岌松山浄安寺(じょうあんじ)

宗派:浄土宗
由緒:
加賀藩初代藩主・前田利家と同じ尾張荒子の出である貞蓮社白誉笈松上人が、天正三年(1575)に利家の命を受け、金沢に入部し古寺町(現・片町)に建立した。 元和二年(1616)、三代藩主・前田利常に請うて、寺地を得て現在地に移った。当時の「寄木造り阿弥陀如来像」は、延宝元年(1673)に建立され、金沢四大仏の一つに数えられる。宝暦九年(1759)の大火で建物は全焼したが、壇信徒によって大仏や御像などは無事に運び出され、その後寺も再建された この他、八臂弁財天、大黒天、毘沙門天の三体を奉る寺である。(看板より)
住所:金沢市寺町5-5-18



■写真は浄安寺

□紹介ページ(植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました。)



66)安養山妙慶寺(みょうけいじ)

宗派:浄土宗
由緒:
宗良親王(佛眼上人明心法親王)が、越中国射水郡牧野村(富山県高岡市)に一の字の草庵を結び、仏門に入り安養山極楽寺と号したことに始まる。 開山は、寂蓮社城誉円阿であり、もと越中射水郡牧野村安養山極楽寺の僧であった。天正十三年(1585)前田利家が越中国(富山県)の佐々成政と戦った時、松平康定は牧野村極楽寺を本陣にした。当時前田利家の家臣であった康定は佐々の敗北後は後の二代藩主利長の家臣となり、極楽寺を康定の菩提所としていた。康定が越中から金沢に移ったのに伴って、金沢へと寺を移した。当初、極楽寺は康定の屋敷内にあったが、康定の母・妙慶尼の菩提寺に取り立てられ、寺号も妙慶寺と改めて、元和元年(1615)、三代藩主・利常から現在地に寺領を拝領し、移った。その当時、末寺として成学寺、三光寺、弘願院と搭司として養寿院、宝珠院、慈願院があったが、搭司の各院は廃滅し、残りの寺院は現在は独立し、現存している。 また、当時は松平家の菩提寺で、江戸末期の家老大 、ミュンヘンオリンピック金メダルの男子バレーボール監督・松平康隆、日本の初代国連大使・松平康東などの先祖の墓がある。(看板より)
住所:金沢市野町1-1-12



■写真は妙慶寺



67)高養山成学寺(じょうがくじ)

宗派:浄土宗
由緒:
正保4年(1647)松平又右衛門夫人が、加賀藩三代藩主前田利常に請うて、梵宅上人を招き、もと玉泉寺の寺領に亡夫の菩提所として建立したのが起こりである。寺名は、又右衛門の戒名である成学居士から名付けられた。
住所:金沢市野町1-1-18 





□紹介ページ①(植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました。)

□紹介ページ②(植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました。)

■写真は成学寺



68)鵜川山常徳寺(じょうとくじ)

宗派:真宗大谷派
由緒:
文政元年(1444)本願寺代五世・綽如上人の実子・鸞芸法師が、能美郡西山に一宇を創建し、浄徳寺と号する。やがて、聖徳太子の夢告によって同郡鴨川に移転。本願寺第十五世・常如上人の時一字を賜り、常徳寺と改称する。万治三年(1660)現在地に移る。 梵鐘は初代・寒雉の作で、金沢市の指定文化財となっている。(看板より)
住所:金沢市寺町5-1-29



■写真は常徳寺

(寺町寺院群巡り(完))

今回、寺町寺院群巡りをしてみて、加賀藩三代藩主利常が一向一揆に対する防衛策として、犀川流域にあたるこの地に寺院を集めた時代に思いを馳せた。
現在(2019.12)65寺院、3神社が立ち並び、市内の三つの寺院群の中で最大規模である。中には時代の変化に耐えきない寺院もあったが 、楽しくめぐることができた。

◆寺町寺院群巡り2019バックナンバー(11~16)

〇寺町寺院群巡り-1~10は、寺町寺院群巡り-10ご覧ください。
◇寺町寺院群巡り-10 本是寺、龍徳寺、林幽寺、龍雲寺

◇寺町寺院群巡り-11 興徳寺、宝集寺、桂岩寺、闕野神社


◇寺町寺院群巡り-12 永福寺、融山院、玄光院、昌柳寺

◇寺町寺院群巡り-13 善隆寺、妙法寺、実成寺、本性寺

◇寺町寺院群巡り-14 法光寺、立像寺、大円寺、妙福寺 

◇寺町寺院群巡り-15 本因寺、長久寺、高岸寺、妙典寺

◇寺町寺院群巡り-16 本妙寺、諏訪神社、伏見寺、松月寺




最新の画像もっと見る