
金沢の観光スポットレポート その1140(No.1595)
◇兼六園の椿-6 ベニアラジシ、クマガイツバキ、ユキツバキ、シラタマフブキ、ハナミガサ
昨年12月より兼六園の椿を取材を始めました。梅、桜とここ数年取材していますが、椿の撮影が一番難しいことがわかりました。それは①咲く時期が9月~5月までと長いこと②品種が7,000種といわれ品種確定が簡単にできないのである。そこで、当面兼六園に限りこれからも取材を続けて行きたいと思いまので、閲覧よろしくお願いします。
品種解説はインターネット情報を中心にまとめたが、今後さらなる情報収集して
いきたい。

21)フキアゲシボリ(吹上絞り)
吹上絞りは、久留米地方に古くからある古典品種のツバキです。成木になると赤や白花が出て咲き分けるようになる。別名、田主丸。開花時期は3~4月頃。来歴:1850年頃からある久留米の古花 。小立野入り口付近にある。
■写真はフキアゲシボリ(2019.4.22)


■写真はフキアゲシボリ(2019.4.27)

■写真はフキアゲシボリ(2019.5.7)



■写真はフキアゲシボリ(2019.5.15)

22)クマガイツバキ(熊谷椿)
「熊谷」は 大型で花蕊が独特な椿です。 一重、平開咲き、大輪、梅芯と肥後椿(熊本の伝統的な椿)の一種で旗弁と言われる変形した雄蕊を母衣(ほろ)に見立てて熊谷次郎直実の「熊谷」の名が付けられたといわれている。花弁の数は5~9枚、雄芯(オシベ)は100~250本。

■写真はクマガイツバキ(2019.3.8)

■写真はクマガイツバキ(2019.4.15)

■写真はクマガイツバキ(2019.4.22)

■写真はクマガイツバキ(2019.5.3)

23)シラタマフブキ(白玉吹雪、吹雪白玉?)
吹雪白玉(ふぶきしらたま)は、白地に紅色の吹き掛け絞りが入る一重咲きでラッパ咲き、筒しべ、中輪のツバキです。埼玉県川口市でできた白玉(しらたま)の自然実生です。霞が池さざえ山近くにある。


■写真はシラタマフブキ(2019.3.8)


■写真はシラタマフブキ(2019.3.26)

24)ユキツバキ(雪椿)
本州の東北地方から北陸地方にかけての日本海側に分布。新潟県を中心とした豪雪地域に多く、新潟県では「県の木」に指定している。日本固有種で、分類上は、藪椿(ヤブツバキ)の変種とされている。時雨亭前にある。

■写真はユキツバキ(2019.3.26)

■写真はユキツバキ(2019.3.19)

■写真はユキツバキ(2019.3.30)

25)ハナミガサ(花見笠)
花見笠は白地に紅色と濃紅色の縦絞りや小絞りが入る千重咲きの中輪。花期4~5月。産地は新潟。30枚を超える花弁が厚く重なる。外弁は外曲し、内にいくに従って小型になり、中心部では立ち上がり抱き合うが、雄しべはほとんど認められない。梅林兼六園管理事務所側の生垣沿いにある



■写真はハナミガサ(2019.4.22)

■写真はハナミガサ(2019.4.30)
(兼六園の椿 完)