観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ミサゴイベント開催しました。

2019-01-19 23:42:16 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 4時59分 潮位202cm

今日の干潮時間10時36分 潮位 91cm

先週の週末は小潮で午後からの干潮時間でしたが、今日は中潮の最終日で明日から3日間、大潮を迎えます。

藤前干潟の東にある稲永公園側から西側に広がる庄内川河口の干潟を望むと、

午後からの干潮時間帯の観察では逆光になるので、今日ぐらいの午前中の干潮時間の観察では、眩しさを感じずに観察できます。

朝の人通りが少ない時間、引き始めた庄内川左岸の岸沿いの干潟には8羽のズグロカモメが歩きながら餌を探していました。

ズグロカモメは庄内川の右岸導流堤付近の干潟に多く飛来していますが、定期的に群れになって左岸の干潟にも飛来してきます。

 群れは一度飛び去っても、しばらくすると再びこの干潟に飛来します。

今日の左岸の干潟では一度に18羽のズグロカモメが飛来するときもありました。

今日のズグロカモメは藤前干潟全体で20羽観察できましたが、この季節に多いはずのユリカモメは10羽しか見付けることが出来ませんでした。

他に観察できたカモメの仲間は、セグロカモメやオオセグロカモメ、そしてこのところ数が増えてきたカモメ↓。

毎年、厳冬期に数が増えてくる、カモメ↑が目立つようになりました。

一番の大きな違いは「セグロカモメやウミネコは目付きが鋭く、カモメは目が黒く、他のカメの仲間に比べて目元がやさしい」ことです。これだけ知っていればセグロカモメやウミネコとの識別で困ることは無いはずです。

 

 そして、今日はミサゴを始めとする猛禽類をテーマにした藤前干潟ふれあい事業実行委員会主催のイベントを開催しました。

午前中は野鳥観察館で前半は「渡り鳥調査隊」、後半は稲永ビジターセンターで「ミサゴのペーパークラフト」作りがありました。

さらには、午後からは稲永ビジターセンターで 「藤前干潟サイエンスカフェ」が行われ、「藤前干潟のハンターたち・ミサゴとその他の猛禽類」の講義が行われました。 

詳細は後日、報告させていただこうと思いますが、特に午後のサイエンスカフェには多数の方に参加いただき、とても賑わいました。

参加いただいた皆様、そして北海道からお越しいただいた講師の先崎啓究さん、ありがとうございました。

 

今日(渡り鳥調査隊のイベント含む)観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ3、カンムリカイツブリ132、カワウ4,114+、ダイサギ8、コサギ27、アオサギ40、マガモ56、カルガモ66、コガモ3、オカヨシガモ12、ヒドリガモ10、オナガガモ1,455、ホシハジロ13、キンクロハジロ51、スズガモ51、ホオジロガモ4、ミサゴ10、トビ2、チュウヒ1♀、ハイイロチュウヒ1♂、シロチドリ47、ダイゼン40、ハマシギ12、イソシギ3、ダイシャクシギ3、タシギ8、ユリカモメ10、セグロカモメ30、オオセグロカモメ10、カモメ26、ズグロカモメ20 、他タヌキ3

明日の満潮時間 5時46分 潮位219cm

明日の干潮時間11時27分 潮位 83cm

コメント
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