観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ミサゴの木

2019-10-29 18:46:42 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時35分 潮位267cm

今日の干潮時間12時31分 潮位 67cm

 

昨日は気持ち良い秋晴れのお天気でしたが、今日はまた雨が長い時間降りました。

雨続きで台風や豪雨での被災地は、本当に大変なことと思います。

 

藤前干潟周辺では被害と言えるような被害はなかったようですが、潮の満ち引きの度に大雨で出たごみが行ったりきたりしているのをまだ見ます。

野鳥観察館前には大きな流木が流れてきていて、その木に今日はミサゴが2羽とまっているのが観察できました。

先にとまっていたミサゴが、後から飛んできたミサゴを警戒↓。

その後はこの2羽がしばらくここで休んでいました。

 

藤前干潟はミサゴが普段とまっている場所が護岸より遠く、なかなか近くで観察できませんが、この流木にとまると野鳥観察館からいつもより少し近くに見られます。

この流木、しばらくは流れずにミサゴの木としてここにあると良いな、と思っていますがどうでしょう・・・。

 

また、今日は、ハヤブサが水面にいるカモ(恐らくコガモ)を襲っている様子も観察できました。

カモは、ハヤブサが襲ってくる度に水面に何度も潜って逃げていたようですが、何十回も(もしかしたら100回以上も)ハヤブサが上空をかすめて襲ってくるので、だんだん息が続かなくなってきたようで、干潟に近い浅瀬に近づいていってしまい、その際、ハヤブサに足で捕まえられてしまいました。

今回はハヤブサの粘り勝ちだったようです。

 

そして、今日の最後は、10月26日(土)に実施した「渡り鳥調査隊」の報告です。

この日は藤前干潟クリーン大作戦が行われる日だったので、10月の渡り鳥調査隊は当初、10月12日(土)に予定していましたが、12日が台風19号の影響で臨時閉館となり、26日に延期していました。

26日の渡り鳥調査隊には、たまたま稲永ビジターセンターと野鳥観察館に訪れた名古屋市内にある動物関係の専門学校生さんなどがとても熱心に参加してくれました。

参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

11月の渡り鳥調査隊は、11月16日(土)午前中に開催します。→詳細はこちら(PDF) 

また、同日の11月16日(土)午後からは、藤前干潟音カフェ「音でえがく藤前干潟」がお隣の稲永ビジターセンターで開催されます。→詳細はこちら(藤前干潟ふれあい事業)

この音カフェでは、藤前干潟に飛来する渡り鳥をテーマに音楽を楽しめます。

午前の渡り鳥調査隊、午後の音カフェに合わせて参加すると、藤前干潟の渡り鳥についてより深く知ってもらえると思います。

ぜひ、両方のイベントへの参加、お待ちしています。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ522、ダイサギ32、コサギ5、アオサギ47、ヘラサギ1、マガモ15、カルガモ50、コガモ417、ヒドリガモ7、オナガガモ473、ホシハジロ8、キンクロハジロ22、スズガモ189、ミサゴ6、ハヤブサ1、シロチドリ14、ダイゼン27、ハマシギ281、オオソリハシシギ27、ホウロクシギ1、ユリカモメ15、セグロカモメ18、オオセグロカモメ3、ウミネコ72

 

明日の満潮時間 7時18分 潮位261cm

明日の干潮時間13時06分 潮位 82cm


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