名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
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藤前干潟
今日の干潮時間11時27分 潮位 34cm
今日の満潮時間18時01分 潮位241cm
今日はもっと蒸し暑くなるかと思っていましたが、乾いた風がよく吹き、晴れたものの雲も多めで過ごしやすい日でした。
稲永公園では、野球やサッカーをしている子供たちと、それを見守る保護者の方をたくさん見かけました。
チーム単独の練習だけでなく、対抗試合などもできるようになっているようですね。
今日の藤前干潟は、昨日の大雨で川の水はとても濁っていました。
さらに、海が荒れて避難してきたのか、この時期にしてはウミネコが多く、15羽を確認できました。
(藤前干潟へのウミネコの飛来が増えるのは7月から9月です。)
本来なら、ウミネコは東北地方の島などで繁殖している時期ですが、今ここに残っているのは、その羽の色などからまだ若いウミネコが多いと思われます。
また、今日はミサゴの数もこの時期にしては多く、10羽を数えました。
ミサゴも今は繁殖地に分散している時期で、藤前干潟の飛来が増えるのは10月から12月です。
ササゴイは夏鳥で、今、この時期に藤前干潟周辺に子育てに来ている鳥ですが、6月18日に意外な魚を捕まえているのを観察されたので、ご紹介します。
飛んで岩場にやってきたササゴイ↓。
岩場から頭を川に突っ込み、何かを捕らえました。
細長い魚がくちばしに絡みついています。小さな小さなウナギ・・・?
いえ、よくよく見てみると顔が細長い魚で、ヨウジウオでした。
さらにヨウジウオをよく見ると吻が長く、馬面です。ヨウジウオは、トゲウオ目ヨウジウオ科ヨウジウオ属に属する魚だそうで、同じヨウジウオ科にはタツノオトシゴの仲間が属しています。
くちばしに巻き付いて、抵抗を続けるヨウジウオ↓。数分間、抵抗を続けたようですが最後は食べられてしまいました。
さらに、このササゴイは狩りが上手で、引き続きエビ(恐らくテナガエビ)を捕らえていました。
(※ササゴイの写真は来館者の方に提供いただきました。)
今日観察できた主な野鳥 カワウ736、ササゴイ1、ダイサギ10、アオサギ21、マガモ11、カルガモ22、スズガモ19、ミサゴ10、トビ1、チョウゲンボウ3、ダイゼン17、ウミネコ15、コアジサシ2 他 キツネ1
明日の干潮時間12時04分 潮位 26cm
明日の満潮時間18時40分 潮位246cm