観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

アカエリヒレアシシギ飛来

2020-05-16 19:23:36 | 春の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から当面の間、臨時休館しています。

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藤前干潟

今日の干潮時間 8時05分 潮位125cm

今日の満潮時間13時29分 潮位168cm

 

今日は一日中、雨が降り続けました。

風はなかったですが、海の方も雨がたくさん降って視界が悪かったのでしょうか。

普段はもっと海の方を渡っているアカエリヒレアシシギの14羽の群れが野鳥観察館前の導流堤脇で観察できました。

群れは何度か辺りを旋回して降り立つのを繰り返した後、高く上がっていったので、短時間の滞在のみで旅立って行ったようです。

また、アジサシ2羽や、この時期にしては珍しくウミネコや、ユリカモメ(頭が黒くない若いと思われる個体)も確認できました。

 

今日は潮が悪く、潮位が下がらなかったので、昼間は主に庄内川河口に干潟が広がっていました(新川河口や藤前海岸前の干潟が現れるには、庄内川の干潟が出るよりも潮位が下がる必要があります。)

よって、シギ・チドリやサギの仲間、カワウ、コアジサシなどは、主に庄内川河口の干潟で餌を探したり、休んだりしていました。

小型のシギであるトウネンやハマシギは、昨日よりさらに飛来数を減らしましたが、アオアシシギは昨日よりたくさんの数を観察できました。

足が長くて、水が少々深い場所も歩けるアオアシシギ。今日はアオアシシギが干潟の周辺を、ボラの稚魚を追って生き生きと駆け回っている姿が印象的でした。

 

続いて、先日撮った写真をご紹介。

チドリの仲間のダイゼン↓。夏羽は白黒に変身しますが、この個体は夏羽に換羽していませんでした。

シギの仲間のキアシシギ↓。

アオアシシギ同様、キアシシギは干潟の縁に近づくボラの稚魚を狙っていました。小さく波立っているのがボラの稚魚の群れです。

くちばしを開けて追いかけます。

ボラの稚魚、ゲット!

シギ・チドリの行動は見ていて飽きませんが、この姿がこんなに見られるのもあと少しと思われます。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ63、ダイサギ31、コサギ3、アオサギ8、マガモ1、カルガモ4、スズガモ81、ミサゴ1、シロチドリ1、ダイゼン32、ケリ1、キョウジョシギ2、トウネン42、ハマシギ436、アオアシシギ10、キアシシギ3、ソリハシシギ2、オグロシギ1、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ37、アカエリヒレアシシギ14、ユリカモメ1、ウミネコ1、アジサシ2、コアジサシ19


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