新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から当面の間、臨時休館しています。
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藤前干潟
今日の干潮時間 8時59分 潮位107cm
今日の満潮時間14時47分 潮位180cm
今日は非常事態宣言が明けて初めての晴れた休日ということで、街の中の車や自転車、人の量も、稲永公園の人出もとても多かったように思います。
晴れましたが今日の干潟には、昨日より多くのハマシギ・トウネンが飛来していました。
チュウシャクシギやオオソリハシシギ、キアシシギ、アオアシシギなども観察できましたし、
さらには、春のシギ・チドリの渡りの後半に飛来するサルハマシギも確認できました。
そして、今日はアジサシの仲間をよく観察できました。
シギ・チドリが餌を探す干潟に降りるコアジサシとアジサシ↓。コアジサシは干潟の上で求愛給餌をしたり、交尾をしている様子も観察できました。
餌をくわえて飛ぶコアジサシ↓。
さらには、今日はハシブトアジサシ1羽も観察できました。ハシブトアジサシは大型のアジサシの仲間で、くちばしが黒く、今日見た個体は夏羽で頭の上部分も黒色でした。(↓のハシブトアジサシの右下に写るのは、アオアシシギです。)
何度もその長い翼を広げて干潟の上を飛び、急降下して干潟をかすめるようにしていましたが、数回、カニ(恐らくヤマトオサガニ)を捕らえて食べているのを観察できました。
干潟に降りたハシブトアジサシ↓。周りにいるコアジサシと比べるとその大きさがわかります。(↓中央に写るハシブトアジサシの右では、ちょうどコアジサシが交尾をしています。)
ハシブトアジサシが藤前干潟で観察されたのは、当ブログで調べる限り6年ぶりで、直近では2014年6月に飛来が確認されているようです。
その際は1週間ほど滞在していたようなので、もしかしたら明日以降も観察できるかもしれません。
大型のアジサシなので導流堤の上を飛んでいてもよくわかりますし、迫力があります。