観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

こんどの土曜日「渡り鳥調査隊」を行います。

2015-05-07 14:25:08 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  7時12分 潮位232cm

今日の干潮時間 13時47分 潮位 26cm

春のシギ・チドリのピークを迎え、トウネンも数が増えてきました。ふだんなら干潮時間になると藤前地区に移動してしまうのですが、数が増えてきたので庄内川河口部にも干潮時間になっても移動せずに残っている個体が増えてきました。

月曜日の大潮を終え、干潮時間が午後になり逆光での観察になりますが、今度の潮が良くなるのは約10日後の5月17日前後です。それまで待っていると抜けてしまう可能性があるので、お早めにご来館ください。

 今度の5月9日(土)は第二回目「渡り鳥調査隊が行われます。週末は干潮時間が15時過ぎと少し遅い時間ですが、ちょうど春のシギ・チドリの渡りのピークのこの時期ですので、干潮時間前の11時より干潟に集まりだしたシギチドリをみんなで数えてみたいと思います。この機会に、どうぞご参加ください。

今日観察出来た主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ280、ダイサギ23、コサギ3、アオサギ25、マガモ19、カルガモ11、コガモ30、ヒドリガモ2、キンクロハジロ3、スズガモ188、ミサゴ4、コチドリ1、シロチドリ1、メダイチドリ4、ダイゼン58、キョウジョシギ2、トウネン793+、ハマシギ563、オバシギ1、アオアシシギ3、キアシシギ4、イソシギ1、ソリハシシギ2、オオソリハシシギ28、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ20、セグロカモメ2、ユリカモメ1、コアジサシ49

 

明日の満潮時間  7時47分 潮位224cm

明日の干潮時間 14時24分 潮位 34cn

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朝の巡回

2015-05-06 11:50:17 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  6時41分 潮位236cm

今日の干潮時間 13時13分 潮位 22cm

月曜日に大潮を迎え、j干潮時間が午後に移ってきました

出勤前に巡回する頃は満潮時間でシギ・チドリは人の来ない岸沿いや離岸堤で休んでいます。

岸沿いにはオオソリハシシギとチュウシャクシギの群れが一緒に休んでいました。真ん中の赤い♂に比べて♀の方が一回り体が大きいことが分かります。

チュウシャクシギは干潟に降りる時にはケンカばかりしていますが、休息の時には寄り添って休んでいます。

群れの横にはソリハシシギです。ソリハシシギが増えてくると春のシギ・チドリの渡りが終盤になります。今日は6羽しか見、大丈夫かな?

他の群れから少し離れた所にはメダイチドリが12羽やすんでいました。メダイチドリの陰に寄り添っているのは赤い夏羽のトウネンです。

シロチドリは頭と側胸に黒班があって、頭部と後頭は橙褐色であることから夏羽♂の個体です。

アオアシシギは秋の渡りに比べ、春は飛来数が少なめですが、きれいなよく通る声で鳴きながら飛ぶ姿を観察出来ます。

干潟に飛来すると、群れになって水辺で魚を追いかけまわします。
↓ 長い嘴を水に突っ込んだまま素早く走っている姿をよく観察出来ます。

トウネンの群れも干潟にやってきました。トウネンは多い年だと1,000羽を超えますが、今年は半分の数までいっていません干潮時間の藤前地区でトウネンが1,000羽を越え1,355羽+をカウント。ハマシギ575羽+

ダイゼンと共に夏羽のオバシギが1羽やってきました。
この時間になると日が高くなり、干潟には陽炎が立ち始め望遠鏡で観察する分は関係ありませんが、写真の撮影には向かなくなってきました。とりあえずオバシギの証拠を無理やり押さえて観察館に戻ります。

※ 明日は臨時開館いたしますが、午前中は遠足利用のため館内は混雑している場合があります。

明日の満潮時間  7時12分 潮位232cm

明日の干潮時間 13時47分 潮位 26cm

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連休中はシギ・チドリの観察に適した5日間になります。

2015-05-02 10:31:12 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  4時45分 潮位222cm

今日の干潮時間 11時07分 潮位 49cm

木曜日の記事のカウント結果でホウロクシギが93になっていましたが、チュウシャクシギ93の入力ミスでした。
大変申し訳ありませんでした。

ハマシギ以外は数が増えてきた春のシギ・チドリ、ここ数日は学校の遠足の利用が多く外に撮りに行く機会が無いのと近くに寄って来てくれないのでカウントデーターだけで証拠の写真も貼ることが出来なかったので、大型連休最初の今日は証拠を押さえてきました。今日はかなり写真が多めです。

最初に飛来したのはアオアシシギでした。干潟が姿を見せても干潟には降りなくて、水面を鳴きながら飛び回っているだけでしたが、やっと降り立ちました。

続いてチュウシャクシギの群れが飛来してきました。

次はダイゼン。まだ若く夏羽になりきれていません。

その次はオオソリハシシギです。赤いオスの夏羽も混じっています。

「ぴゅーいー」と鳴き声が聞こえてきたら、夏羽のダイゼンの群れが干潟に飛来してきました。

夏羽のダイゼン。ムナグロとは違い、ダイゼンは冬羽でも腋羽が黒く、ムナグロとの識別ができます。
左端に小さなシギが、

ソリハシシギです。後ろのオオソリハシシギに比べて体も小さく足も短いですがオレンジ色の足が目立ちます。
ソリハシシギは藤前干潟では春の渡りの時よりも秋の渡りの飛来数の方が多くなります。

 シギ・チドリが干潟に集まると休息する者個体や餌をせわしく探す個体もいて群れが散っていきます。

ダイゼンがゴカイを泥の中から引っ張って、水辺で洗って食べています。

コアジサシの群れも干潟に降りて休息しています。今日はメスに餌を持っていく求愛給仕行動は見られませんでした。

飛来した時は仲良く集まっていたようですが、暫くして群れが干潟に散るとチュウシャクシギが尾羽を広げ腰を落とし走っていきます。

そして一直線に飛びたち

 他のチュウシャクシギに鳴きながら向かっていきます。

そして追い回す。広い干潟のそこらじゅうでチュウシャクシギの喧嘩をする姿を多く見ました。

 そして最後にやっと夏羽のダイゼンと共に飛来しました。
ハマシギです。数はトータルで600+と例年に比べればまだ寂しい数ですが全部の個体が夏羽のきれいなハマシギ達でしたが庄内川河口部に降りずに新川河口部へ直接降りていきました。

今日観察出来た主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ352、ダイサギ23、コサギ12、アオサギ41、マガモ4、カルガモ40、コガモ146、オナガガモ1、ホシハジロ6、キンクロハジロ3、スズガモ72、ミサゴ4、チュウヒ1、コチドリ2、シロチドリ4、メダイチドリ2、ダイゼン60、キョウジョシギ1、トウネン9、ハマシギ633、アオアシシギ18、キアシシギ3、イソシギ2、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ43、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ58、セグロカモメ3、カモメ3、ユリカモメ1、コアジサシ106、キジバト10、ツバメ8、ハクセキレイ3、セグロセキレイ1、イソヒヨドリ1、ヒヨドリ10、サンショウクイ3、キビタキ4、オオルリ3、オオヨシキリ6、センダイムシクイ2、ヤブサメ1、シジュウカラ2、カワラヒワ17、スズメ43、ムクドリ28、ハシボソガラス19

3日(日)の満潮時間  5時14分 潮位230cm

3日(日)の干潮時間 11時38分 潮位 37cm

4日(月)の干潮時間 12時09分 潮位28cm

5日(火)の干潮時間 12時40分 潮位23cm

6日(水)の干潮時間 13時13分 潮位22cm

10日(日)まで、休まず9時より開館いたします。

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