観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

さぁ、夏休み!

2018-07-20 21:56:48 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間11時41分 潮位191cm
今日の干潮時間17時27分 潮位116cm

 

暑い日が続きますね。

今日は昨日よりさらに潮が悪く、夕方近くにならないと干潟が広がらず、野鳥が観察しずらい日でした。

しかし、夕方、庄内川河口の干潟を見ていると、ウミネコの群れの中に1羽のクロハラアジサシをみつけました。

また、シギ・チドリは、ケリ5羽、コチドリ2羽、ソリハシシギ2羽を確認できました。

潮がよくなってくれば、秋の渡りで飛来しはじめているシギ・チドリをもう少し観察できるようになると期待したいと思います。

 

さて、名古屋市内の小・中学校は今日が終業式でした。いよいよ夏休みですね。

夏休みには藤前干潟に関するイベントがたくさん行われますが、今日は2つのイベントをご案内します。

 

■7月22日(日)「海たび」展におけるワークショップ「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」

まず一つ目にご案内するのは、名古屋市博物館で7月14日から開催されている特別展「海たび 尾張・知多の海とひとびと」と藤前干潟ふれあい事業が連携して行うワークショップです。

海たび展では、海と関わりがとても深い名古屋を含む尾張・知多の地域の海に関する歴史、文化が豊富な展示物とともに紹介されているそうです。

藤前干潟の少し上流にある漁師町の下之一色で行われていた漁業や、藤前干潟や名古屋港の紹介もされています。

そして、明後日(22日)には、藤前干潟ふれあい事業が海たび展に出張して、藤前干潟に生息する野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作るワークショップを行います。

写真の左側が野鳥(ダイゼンというチドリの仲間)、右側がトビハゼのペーパーキャップ↓。

また、このワークショップが行われる7月22日には、学芸員さんによる小・中学生を対象とした「海たび展探検ツアー」が開催されたり、美浜町から「美浜の塩ソフトクリームキッチンカー」がやってきたりもするそうです。

※詳細はこちら(名古屋市博物館のHP)をご覧ください。

この夏、海たび展で名古屋の海のことを楽しく学んでみませんか?

7月22日に海たび展にお越しの際は、藤前干潟の生きもののペーパーキャップのワークショップにもぜひ足を運んでみてください。

「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」
日時:7月22日(日)10:00~15:00(12:15~13:15の間はスタッフ昼休憩のため、ご参加いただけません。)
場所:名古屋市博物館1階 展示説明室前
対象:小学校高学年から一人でできる程度の内容です。小さなお子様には大人の補助が必要です(スタッフもお手伝いします)。
参加費:無料

 

■8月8日(水)干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器づくり~(7月31日申込み締切)

2つ目は藤前干潟ふれあい事業が行う、小学1~3年生を対象とした「干潟」と「音楽」をテーマとした室内プログラムのご案内です。

このイベントでは、干潟の自然素材であるヨシの茎とカキ殻で「ウィンドチャイム」、ペットボトルと貝殻で「マラカス」を作った後に、プロのパーカッショニスト(ミュージシャン)である本多”tacobow”正典さんと一緒に、作った楽器で干潟にまつわる音を奏でます。→詳細はこちら(環境省AR日記)をご覧ください。

この「干潟を音であそぼ」は、今回で4回目の開催となります。

毎回、講師やスタッフが真剣に話し合って、より楽しめるイベントに毎回進化してきていると思います。

藤前干潟を体験とともに、楽しく学べる「干潟を音であそぼ」にぜひぜひご応募ください。

「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器づくり~」 
  ★昨年の「干潟を音であそぼ」の様子はこちら(環境省AR日記(2017年8月29日))、または2017年8月22日の観察館日記)。
  日時:8月8日(水)10:00~12:00
  講師:本多”taco-bow”正典さん(パーカッショニスト)
  場所:稲永ビジターセンター
   対象:小学校1~3年生(保護者同伴)
   定員:20名(定員を超えた場合は抽選)
  申込締切:7月31日(火)
  申込み先:環境省名古屋自然保護官事務所     
         【はがき】〒455-0845名古屋市港区野跡4-11-2稲永ビジターセンター内
      【F A X 】052-389-2878
      【メール】WB-NAGOYA@env.go.jp
   問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)
  主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会 

 

明日の満潮時間13時13分 潮位186cm
明日の干潮時間 6時47分 潮位104cm、18時38分 潮位133cm

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今日の水たまり

2018-07-19 20:35:44 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間10時28分 潮位205cm
今日の干潮時間16時32分 潮位 93cm

 

昨日ほどは暑くはありませんでしたが、名古屋は今日も最高気温が35度を超える日となりました。

こんなに暑いですし、潮が悪いので、今日も野鳥観察館周辺で観察できた鳥のみの紹介です。

 

暑いので、野鳥観察館前の水たまりには、ひっきりなしに鳥が訪れていました。

今日もやってきた今年生まれのシジュウカラ2羽↓。今日は激しく鳴いたり、水浴び後に2羽でとっくみあいのけんかをしたりするのが観察できました。

続いてスズメたちもやってきて水を飲んでいきました。

こちらは今年生まれと思われるハシボソガラス↓。味わうように、ゆっくりと水を飲んでいきました。

水たまりの近くでは、この暑いのに木の陰で、ドバト2羽が羽繕いをし合っていました。

この他、カワラヒワ、ヒヨドリ、キジバト、ムクドリが代わる代わる水たまりにやってきていました。

 

【野鳥観察館の夏休みイベント】

野鳥観察館では、夏休みに主に以下の3つのイベントを開催します。

ぜひぜひご参加ください。

※申込み先等の詳細はチラシ(PDF)をご覧ください。

①鳥の巣箱を作ろう!
  日時:7月28日(土)13:30~15:30
 対象:小・中学生(小学生は保護者同伴)
 定員:8名(先着順・要申込)
 申込締切:7月27日(金)
 参加費:500円(材料費として)
  ※小鳥の巣箱をかなづちを使って作り、絵の具で色を塗ります。
  ※過去の巣箱作りのイベントの様子はこちら(2016年8月20日の日記)

②鳥のミニ模型に色をつけよう!
 日時:8月11日(土)
     ①13:30~14:30
     ②14:30~15:30
 対象:小学生~大人(小学生は保護者同伴)
 定員:各回10名(先着順・要申込)
 申込締切:8月10日(金)
 ①参加費:500円(材料費として)
 ※鳥の形をしたミニ模型(デコイ)に絵の具で色を塗ります。
   鳥の形は、カモ・小鳥・カワセミからひとつを選べます。
 ※過去のイベントの様子はこちら(4月30日の日記5月12日の日記

③渡り鳥調査隊~藤前干潟の野鳥を見て調べよう~
 日時:7月28日(土)・8月11日(土)
    10:00~12:00
 対象:小学生~大人(小学生は保護者同伴)
 定員:20名
 参加費:無料
 ※野鳥観察館では、毎月1回、「渡り鳥調査隊~藤前干潟の野鳥を見て調べよう~」を実施しています。
  夏休み期間中の7月28日(土)、8月11日(土)に、7月と8月の「渡り鳥調査隊」を実施しますので、
  ぜひご参加ください。夏休みの自由研究等の宿題のご相談にものりますよ。
 ※7月終わりからは、パラパラとですがシギ・チドリが渡ってくるはずです。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,018、ササゴイ1、ダイサギ30、コサギ3、アオサギ15、マガモ4、カルガモ263、ホシハジロ1、スズガモ5、ミサゴ2、コチドリ3、イソシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ105

 

明日の満潮時間11時41分 潮位191cm
明日の干潮時間17時27分 潮位116cm

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猛々しい暑さ

2018-07-18 22:19:49 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時29分 潮位221cm
今日の干潮時間15時47分 潮位 68cm

※今日(第三水曜日)は休館日です。

 

毎日とても暑い日が続きますね。

今日の名古屋は最高気温が39度を超えたとか・・・。

しばらく暑い日が続くようですので、みなさん、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

 

午前中、ちょうど潮が引き始めた時間に野鳥観察館前の庄内川を見ていると、ゆっくりと下流に流れていく流木が。

その上には上手にバランスをとりながら流木に乗り続ける若いアオサギがいました。

 

こんな暑さの中、干潟の鳥たちはどのように過ごしているのか少々心配になりますが、この後、干潟が出てくると、カワウ、カルガモ、ウミネコたちが集まってきました。

そして、そろそろシギ・チドリが渡って来る頃です。

今日は干潟にはケリしか確認できませんでしたが(ケリは藤前干潟周辺でも繁殖しているチドリの仲間)、昨日はアオアシシギ4羽が確認されました。

今後、徐々にシギ・チドリの種類・数が増えると良いな、と思っています。

 

今日も暑かったので、野鳥観察館前の水たまりには、鳥たちが絶えず訪れていました。

今年生まれと思われるシジュウカラ2羽もやってきて、辺りをキョロキョロうかがいながら、慎重に水を飲み、水浴びをしていました。

この他、カワラヒワ、ヒヨドリ、キジバト、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラスなどがやってきました。

 

【藤前干潟ふれあい事業の夏休みイベント 参加者募集中】 

今年の藤前干潟ふれあい事業主催の「夏休み、干潟体験プログラム」イベントは以下の4つ。

ぜひご参加ください! 

※イベントの内容や申込み方法等の詳細はチラシ(PDF)、または名古屋市HPをご覧ください。 

 ①「干潟体験」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
    日時:7月28日(土)10:00~12:30
    場所:藤前活動センター
    ★昨年の「干潟体験」の様子はこちら(2017年7月22日の観察館日記)

 ②「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器づくり~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
    日時:8月8日(水)10:00~12:00
    講師:本多”taco-bow”正典さん(パーカッショニスト)
    場所:稲永ビジターセンター
    ★昨年の「干潟を音であそぼ」の様子はこちら(環境省AR日記(2017年8月29日)、または2017年8月22日の観察館日記)。


 ③「干潟体験とごみ処理工場見学」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
   日時:8月10日(金)10:00~15:00
   場所:藤前活動センター、名古屋市南陽工場

 ④「ひがたにくるトリ、どんなトリ?~野鳥観察とミニ模型の色塗り~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
   日時:8月23日(木)10:00~12:00
   講師:Cha Chattoさん(ハンドメイド作家)
   場所:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター

 

 

明日の満潮時間10時28分 潮位205cm
明日の干潮時間16時32分 潮位 93cm

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待ち遠しいシギ・チドリの秋の渡り

2018-07-14 16:56:14 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時11分 潮位255cm

今日の干潮時間12時55分 潮位  4cm

今日の日中は、暑くなると予想されていたので、開館前に河口に出かけました。

今週の火曜日にはソリハシシギが2羽観察できたので、他のシギ・チドリも来ていないか探してみたのですが残念ながら探すことはできませんでした。

まだ最大満潮時間が過ぎて2時間後なので干潟は無く、水際にカルガモが休息しているだけでした。

今年生まれたカルガモ達も、だいぶ大きくなりました。

干潟が出るまでは休息時間のようで、じっと過ごしていました。

アシ原に立つ竹竿では少し前までオオヨシキリが鳴いていましたが、今日は今年巣立ったオオヨシキリが観察できました。公園内でも今年生まれたムクドリやスズメの群れが多く観察できます。

草刈されたばかりの野鳥観察館前の芝生で餌をさがすムクドリたち↓。

暑いせいか、口を開けているムクドリもいました。


そして、繁殖を終えたシギ・チドリ(秋の渡り)も、そろそろ藤前干潟で観察できる時期になるはずです。
昨年の7月18日には、早々とメダイチドリ4羽、ダイゼン28羽、ケリ1羽、トウネン13羽、アオアシシギ1羽、キアシシギ2羽、ソリハシシギ32羽、オグロシギ2羽、チュウシャクシギ21羽 が観察されています。

しかし、ここ数日は体温を超える気温が続きそうです。
そんな暑い日は冷房の効いた観察館から野鳥観察をお楽しみください。

 

【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】 

☆「秋の野鳥写真展」・「藤前干潟写真展」の展示作品募集中(8月19日締切)詳細はこちら(PDF)

☆7月22日(日)野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!@名古屋市博物館(藤前干潟ふれあい事業実行委員会)
名古屋市博物館では、7月14日(土)~9月17日(月)に特別展「海たび 尾張・知多の海とひとびと」 が開催されます。
この特別展では、盛りだくさんの展示品で尾張(名古屋周辺)・知多地方の海の文化などを知ることができるそうです。
特別展期間中の7月22日には藤前干潟のワークショップ「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」が行われます。ぜひ、足をお運びください。
→特別展「海たび」および関連イベントの詳細はこちら(名古屋市博物館HP)

☆7月28日(土)・8月11日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館
毎月1回、野鳥観察館で行っている「渡り鳥調査隊」。藤前干潟の野鳥の観察をしながら、種類と数の調査にチャレンジします。初心者大歓迎です。→詳細はこちら(PDF)

☆7月28日(土)鳥の巣箱を作ろう!@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆8月11日(土)鳥のミニ模型に色をつけよう!@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆7/28(土)、8/8(水)、8/10(金)、8/23(木)「夏休み、干潟体験プログラム」(主催:藤前干潟ふれあい事業)
 藤前干潟ふれあい事業実行委員会では、夏休みに藤前干潟を体験・体感するイベント(①~④)の参加者を募集中です。
 イベントの内容や申込み方法等の詳細はチラシ(PDF)、または名古屋市HPをご覧ください。
 
 ①「干潟体験」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
    日時:7月28日(土)10:00~12:30(7月18日申込み締切)
    場所:藤前活動センター
    ★昨年の「干潟体験」の様子はこちら(2017年7月22日の観察館日記)

 ②「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器づくり~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
    日時:8月8日(水)10:00~12:00(7月31日申込み締切)
    講師:本多”taco-bow”正典さん(パーカッショニスト)
    場所:稲永ビジターセンター
    ★昨年の「干潟を音であそぼ」の様子はこちら(環境省AR日記(2017年8月29日)、または2017年8月22日の観察館日記)。

 ③「干潟体験とごみ処理工場見学」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
   日時:8月10日(金)10:00~15:00(7月31日申込み締切)
   場所:藤前活動センター、名古屋市南陽工場

 ④「ひがたにくるトリ、どんなトリ?~野鳥観察とミニ模型の色塗り~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
   日時:8月23日(木)10:00~12:00(8月15日申込み締切)
   講師:Cha Chattoさん(ハンドメイド作家)
   場所:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ635、ササゴイ2、ダイサギ32、コサギ4、アオサギ27、マガモ24、カルガモ247、ハシビロガモ1、ホシハジロ1、スズガモ4、コチドリ1、ケリ1、イソシギ3、ミサゴ4、ウミネコ70

15日(日)
満潮時間 6時58分 潮位254cm
干潮時間13時40分 潮位 10cm

16日(月)
満潮時間 7時47分 潮位247cm
干潮時間14時23分 潮位 24cm

17日、18日は野鳥観察館の休館日です。
※17日(火)は振替休館日、
※18日(水)は第三水曜日の為、休館日です。

 

コメント (2)
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カニが好きカモ(カルガモ編)

2018-07-12 20:55:01 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時19分 潮位 16cm
今日の満潮時間17時59分 潮位259cm

 

今日も暑かったですが、朝、雨がサーッと降ったり、雲が多かったり、風が吹いたりして、昨日よりは屋外でも幾分か過ごしやすい日でした。

野鳥観察館前の水たまり近くには、アカトンボの仲間のリスアカネと思われるトンボがやってきました。

大雨の前までは、この水たまりに毎日シジュウカラが水浴びにやってきましたが、ここ数日は、ほとんど姿を現さず、鳴き声も聞こえません。どこかへ移動してしまったのでしょうか。

 

さて、今日は昨日よりは過ごしやすかったので、久しぶりに野鳥観察館の前を流れる庄内川の下流と上流の干潟まで野鳥を見に行くことにしました。

背中に三脚ごと望遠鏡を背負って(Tripod Carrying Systemについては6月11日の日記)、カメラと双眼鏡、さらには水筒を持って出発。

まずは下流へ。干潟の先端には、ウミネコの群れとカワウなどを観察できました。今日はウミネコを63羽カウントしました。

先端から上流の方を見ると、少し上流の干潟では多数のカワウが休んでいました。暑いため、ほとんどのカワウがくちばしを開けて、喉を震わせていました。

その後、上流へ。野鳥観察館から少し上流にあるカキ礁には、イソシギを発見。このときは熱心に羽繕いをしていました。(ちょうど1か月ぶりにシギの写真を掲載しました。)

さらに上流のヨシ原では、竹の杭にとまるオオヨシキリを観察できましたが、「ギョギョシ ギョギョシ」という囀りは聞こえませんでした。

上流の干潟で最もよく観察できたのは、カルガモでした。カルガモは徐々に増えてきており、これからさらに数が増えていくはずです。

干潟の上を餌を探しながら歩く2羽のカルガモ↓。

周りの泥の上にはヤマトオサガニがいっぱいです。

時々、泥の中をくちばしで探ります。

・・・と、泥の中からくちばしを出すと、ヤマトオサガニをくわえていました。

泥の巣穴の中に隠れていたカニをつかまえたようです。

口元アップ↓。

ハサミや足がついたまま、丸飲みしようとしていましたが・・・、

なかなか飲めないようで、数回、出したりくわえなおしたりして・・・、

最終的にはごっくんと丸飲みしました。

その後もこの2羽はカニを食べていたようです。

 

2017年12月14日の日記「カニが好きカモ」では、マガモが同じくヤマトオサガニを食べる様子をご紹介しましたが(2017年12月2日撮影↓)、藤前干潟に飛来するカルガモもカニを餌としているようです。私にとってはこれも新たな発見でした。

 

今回、上記のマガモの写真と同じときに撮影した動画2つをYoutubeにアップしました。

ピントが合っていなかったり、急に暗くなったりしていますが、マガモがカニを食べる早業をぜひご覧ください。

【カニを食べるマガモ①】 

【カニを食べるマガモ②】 

 

 

明日の干潮時間12時08分 潮位  6cm
明日の満潮時間18寺46分 潮位266cm

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