観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ミサゴが増えてきました。

2018-07-11 20:50:46 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時29分 潮位 32cm
今日の満潮時間17寺09分 潮位246cm

 

今日も非常に暑くなりました。

外に出て、日の当たる堤防に立っているだけで、汗が流れてきました。

庄内川河口には、午前中、大きく干潟が広がりました。

 

今日は、野鳥観察館から、8羽のミサゴを確認することができました。

少し前までは、1、2羽程度しか確認できませんでしたが、ここ最近は確認数が増えてきたようです。

もう、繁殖を終えたミサゴの移動が始まっているのでしょうか。

 

★写真展の展示作品をご応募ください★

野鳥観察館では、現在、秋に開催する写真展の展示作品を募集しています。(すでにご応募いただいたみなさま、ありがとうございました。)

今回の募集する写真展は以下の2つです。
①秋の野鳥写真展 「鳥のいる水辺の風景」 【主催】名古屋市野鳥観察館
②藤前干潟写真展 「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」 【主催】藤前干潟ふれいあ事業実行委員会


どなたでも応募できますので、ぜひ、両方の写真展へ応募ください。

応募締め切りは【8月19日(日)】までとなっています。

写真展の応募方法・写真展開催予定等はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。 

 ご応募をお待ちしております。

 

★夏休みイベントの参加者募集中★

夏休みには藤前干潟で様々なイベントが開催されます。ぜひご参加ください。

↓↓↓野鳥観察館のイベント↓↓↓

野鳥観察館では、主に以下の3つのイベントを開催します。※申込み先等の詳細はチラシ(PDF)をご覧ください。

①鳥の巣箱を作ろう!
  日時:7月28日(土)13:30~15:30
 対象:小・中学生(小学生は保護者同伴)
 定員:8名(先着順・要申込)
 申込締切:7月27日(金)
 参加費:500円(材料費として)
  ※小鳥の巣箱をかなづちを使って作り、絵の具で色を塗ります。
  ※過去の巣箱作りのイベントの様子はこちら(2016年8月20日の日記)

②鳥のミニ模型に色をつけよう!
 日時:8月11日(土)
     ①13:30~14:30
     ②14:30~15:30
 対象:小学生~大人(小学生は保護者同伴)
 定員:各回10名(先着順・要申込)
 申込締切:8月10日(金)
 ①参加費:500円(材料費として)
 ※鳥の形をしたミニ模型(デコイ)に絵の具で色を塗ります。
   鳥の形は、カモ・小鳥・カワセミからひとつを選べます。
 ※過去のイベントの様子はこちら(4月30日の日記5月12日の日記

③渡り鳥調査隊~藤前干潟の野鳥を見て調べよう~
 日時:7月28日(土)・8月11日(土)
    10:00~12:00
 対象:小学生~大人(小学生は保護者同伴)
 定員:20名
 参加費:無料
 ※野鳥観察館では、毎月1回、「渡り鳥調査隊~藤前干潟の野鳥を見て調べよう~」を実施しています。
  夏休み期間中の7月28日(土)、8月11日(土)に、7月と8月の「渡り鳥調査隊」を実施しますので、
  ぜひご参加ください。夏休みの自由研究等の宿題のご相談にものりますよ。
 ※7月終わりからは、パラパラとですがシギ・チドリが渡ってくるはずです。

 

 

↓↓↓藤前干潟ふれあい事業のイベント↓↓↓

藤前干潟ふれあい事業実行委員会では、毎年、夏休みに藤前干潟を体験・体感するイベントを実施していますが、

今年の夏休みのイベント「夏休み、干潟体験プログラム」の参加者を募集中です。 

今年の藤前干潟ふれあい事業主催の「夏休み、干潟体験プログラム」イベントは以下の4つ。 

※イベントの内容や申込み方法等の詳細はチラシ(PDF)、または名古屋市HPをご覧ください。 

 ①「干潟体験」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
    日時:7月28日(土)10:00~12:30
    場所:藤前活動センター
    ★昨年の「干潟体験」の様子はこちら(2017年7月22日の観察館日記)

 ②「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器づくり~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
    日時:8月8日(水)10:00~12:00
    講師:本多”taco-bow”正典さん(パーカッショニスト)
    場所:稲永ビジターセンター
    ★昨年の「干潟を音であそぼ」の様子はこちら(環境省AR日記(2017年8月29日)、または2017年8月22日の観察館日記)。


 ③「干潟体験とごみ処理工場見学」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
   日時:8月10日(金)10:00~15:00
   場所:藤前活動センター、名古屋市南陽工場

 ④「ひがたにくるトリ、どんなトリ?~野鳥観察とミニ模型の色塗り~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
   日時:8月23日(木)10:00~12:00
   講師:Cha Chattoさん(ハンドメイド作家)
   場所:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター

 

明日の干潮時間11時19分 潮位 16cm
明日の満潮時間17寺59分 潮位259cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨明け

2018-07-10 20:29:43 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時36分 潮位 52cm
今日の満潮時間16寺15分 潮位229cm

 

昨日、東海地方などは梅雨が明けたようだとの発表があり、今日はとても暑い日になりました。

しかし、この豪雨により、西日本を中心に非常に大きな被害が出ているそうで、大水の脅威に唖然とします。

野鳥観察館前を流れる庄内川河口は、今回は大きく増水することもなかったようで、ごみの大規模な漂着なども今のところほとんど見られません。

 

稲永公園では、梅雨明けして、セミの声が大きくなったように感じます。

セミ(恐らくクマゼミ)の抜け殻もみつけました↓。

午前中、庄内川河口に広がった干潟。干潟には、カワウやカルガモ、ダイサギなどが多数集まっていました。

こちらは、羽繕い中のマガモのオス↓。きれいな繁殖羽ではなくなっています。

野鳥観察館前を泳いでいたカワウの群れ↓。

護岸沿いには、今日もいました。魚を鋭い目つきで狙うササゴイです。

餌を捕った後は、松林を超えていきました。

今日は普段どおりに河口の鳥たちの様子をお伝えできることをとてもありがたいと感じます。

 

さらに、日曜日(8日)に開催されたイベントを2つご報告します。

一つ目は、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会が行った「藤前干潟のベンケイガニに触れてみよう」というイベントです。

名古屋市港区の南陽交流プラザで行われていました。

予想よりも賑わっており、たくさんのご家族連れがカニ釣りをして楽しんでいました。

藤前干潟から出張していたベンケイガニ(上)とクロベンケイガニ(下)↓。ヨシ原に多く、生息しています。

 

二つ目は、南陽交流プラザのすぐ近くにあるイオンモール名古屋茶屋店で行われていた「農・会うフェスタ2018」。

全国の田んぼアートが紹介されるコーナーには、南陽町で実施されている田んぼアートの今年の絵のオブジェもありました↓。この田んぼアートは、イオンモール名古屋茶屋店から徒歩15分程度のところにあります。

この他、南陽町でつくられた今が旬のトウモロコシなどを販売する朝市や、農業センター(delaファーム)の販売ブース、ライブなど名古屋市の農業をPRする催しが多数開催され、とても多くの人が訪れていました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,205、ササゴイ2、ダイサギ32、コサギ8、アオサギ37、マガモ13、カルガモ96、オナガガモ1、ホシハジロ1、スズガモ5、コチドリ2、シロチドリ2、ケリ4、ソリハシシギ2、イソシギ3、ミサゴ6、ウミネコ14

 

明日の干潮時間10時29分 潮位 32cm
明日の満潮時間17寺09分 潮位246cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋市野鳥観察館のホームページが閲覧できない件について

2018-07-10 06:48:20 | お知らせ

7月6日(金)夜から東海・稲永ネットワーク「名古屋市野鳥観察館」のホームページが、サーバー運営会社の障害により接続できない状態が続いています。

ブログ「観察館日記」に「野鳥観察館」のホームページからリンクして接続していた皆様へは大変ご迷惑をおかけしています。

サーバーの通信障害が収まるまでは、「観察館日記」を直接検索してくださるようお願いいたします。

4日間ご迷惑をおかけしました。
7月9日 22時頃からホームページに接続が出来るようになりました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

流木のミサゴ

2018-07-07 18:18:43 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 6時29分 潮位108cm

今日の満潮時間12時22分 潮位188cm 

 

今日の庄内川河口は大雨の影響で潮位が高く、満潮時間には導流堤にも鳥たちの姿は少なく、寂しい河口でした。

ただ、今日はミサゴを4羽観察することが出来ました。

ここ数日、天気が悪く、鳥たちの写真も無く、ブログは写真募集やイベントの告知ばかりなので、野鳥観察館から480m先の流木にとまるミサゴを無理やり撮りました。

川面が濁って餌を探すことも出来ないのか、ミサゴは南風に耐えてじっとしていることが多く、導流堤脇の流木では長い時間観察できました

時折、2羽で流木から飛び立ちますが、強風で上手に飛ぶことが出来ずに、再び同じ流木に戻ってきます。

ミサゴは年間を通して藤前干潟で観察出来ますが、この季節に藤前干潟で観察できる個体は、繁殖に参加しない若い個体が多く、9月を過ぎたころから繁殖を終えたミサゴが数を増やしていきます。

ミサゴは、30年ほど前には年間を通しても一度に多くて2~3羽しか観察出来ない種類の野鳥でしたが、近年では、秋から冬にかけて、一度に30羽以上観察できるようになりました。

 

さて、こちらのシジュウカラの後ろに写るのは度々この日記でも紹介している野鳥観察館前の水たまりです↓(6月27日撮影)。

年間を通して小鳥たちが訪れ、また暖かくなってからはカニなどの集まる場所となっています。

最近はアオダイショウも現れました。

今年は特にカニの数が多く、気にして水たまりの中をのぞいていたのですが、先日、多数の小さな生きものが水中を泳いでいることに初めて気づき、採取して観察してみました。

それがこちら↓。

1~2mm程度の小さな、赤色をした生きもの。種名まではわかりませんが、ミジンコでした。(ミジンコはカニ、エビと同じ甲殻類の仲間でもあります。)

第2触覚と呼ばれ、手のように見える部分を左右同時に動かして、上下に小刻みに動く様子が興味深かったので、動画も撮影してみました。

【稲永公園のミジンコ 遊泳の様子(YouTube)】

 

何か大きな変化があるわけでもないのですが、見ていても飽きず、しばらくじっと観察してしまいました。

そういえば、ミジンコは、癒されると人気のクラゲと同じプランクトン(浮遊生物)ですね。

そして、稲永ビジターセンターのスタッフさんに教えてもらいましたが、ミジンコは目がひとつなんだそうです(大きな複眼の他に単眼もあるそうです)。

遊泳しているミジンコが正面に向くと、大きな1つの複眼が確かに確認できました。

ミジンコを取り出して観察してもみました。こちらのミジンコは卵があるようでした↓。

 

公園の中の水たまりにも、干潟同様、小さな小さな生きものが多数生息していることに改めて気づきました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ462、ササゴイ3、ダイサギ17、コサギ2、アオサギ13、マガモ25、カルガモ138、ホシハジロ1、スズガモ4、ミサゴ4、イソシギ1、ウミネコ10

 

明日の干潮時間 7時40分 潮位 93cm

明日の満潮時間13寺52分 潮位195cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農・会うフェスタ2018のご案内

2018-07-06 20:26:38 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 5時12分 潮位116cm、17時03分 潮位101cm
今日の満潮時間11時00分 潮位190cm

 

庄内川河口は今日も風はなく穏やかで静かでしたが、一日中雨が降りました。

本当によく雨が降りますね。

九州などでは10数年に一度の記録的な大雨となっている地域もあるそうです。

これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。

 

庄内川河口は今日は潮も視界も悪く、野鳥観察にはあまり適さない日でしたが、

護岸沿いを歩く人がほとんどいないため、ササゴイが野鳥観察館の目の前の護岸で休んでいるのを観察できたりしました。

 

今日は、野鳥観察館と同じく港区にある「農業文化園・戸田川緑地」へ用事があったので行ってきたのですが、

ちょうど「名古屋市農産物品評会」が園内の農業科学館で行われていました。

1階には、名古屋市内の農家さんが作られたジャガイモ、タマネギ、ナス、カボチャ、トウモロコシ、トマトなどの野菜がずらっと並べられていました。

港区の特に南陽地区は、田んぼや畑があり、名古屋市内でも農業(特にお米の生産)が盛んな場所です。

そして、このような田んぼなどは、サギやシギ・チドリ、カモなどにとっても大事な餌場であり、藤前干潟に飛来する鳥たちも利用しています。

近年、田んぼなどが少なくなっている場所もありますが、できれば田園風景が残り、サギやケリなどが舞う環境が維持されると良いな、と思っています。

「名古屋市農産物品評会」は明後日(8日(日))まで開催されているそうです。2階には手芸作品の展示のコーナーもありました。

 

さらに、明日・明後日(7日・8日)は、名古屋市の農業について知ってもらう「農・会うフェスタ2018 ~体感!!田んぼアート~」がイオン名古屋茶屋店等で開催されるそうです。

また、イオン名古屋茶屋店の近くには田んぼアートもあり、そろそろ絵として見られるようになってきているそうです。

(「名古屋市農産物品評会」も「農・会うフェスタ」のイベントのひとつとのこと。)

この他、朝市やライブ、お米の食べ比べ、トウモロコシご飯の試食会など盛りだくさんのイベントが開催されるようですので、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

「農・会うフェスタ」の詳細はこちら(名古屋市のHP)をご覧ください。

 

【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】 

☆「秋の野鳥写真展」・「藤前干潟写真展」の展示作品募集中(8月19日締切)詳細はこちら(PDF)

☆7月8日(日)藤前干潟のベンケイガニに触れてみよう@南陽交流プラザ(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(南陽交流プラザのHP)

☆7月22日(日)野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!@名古屋市博物館(藤前干潟ふれあい事業実行委員会)
名古屋市博物館では、7月14日(土)~9月17日(月)に特別展「海たび 尾張・知多の海とひとびと」 が開催されます。
この特別展では、盛りだくさんの展示品で尾張(名古屋周辺)・知多地方の海の文化などを知ることができるそうです。
特別展期間中の7月22日には藤前干潟のワークショップ「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」が行われます。ぜひ、足をお運びください。
→特別展「海たび」および関連イベントの詳細はこちら(名古屋市博物館HP)

☆7月28日(土)・8月11日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館
毎月1回、野鳥観察館で行っている「渡り鳥調査隊」。藤前干潟の野鳥の観察をしながら、種類と数の調査にチャレンジします。初心者大歓迎です。→詳細はこちら(PDF)

☆7月28日(土)鳥の巣箱を作ろう!@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆8月11日(土)鳥のミニ模型に色をつけよう!@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆7/28(土)、8/8(水)、8/10(金)、8/23(木)「夏休み、干潟体験プログラム」(主催:藤前干潟ふれあい事業)
 藤前干潟ふれあい事業実行委員会では、夏休みに藤前干潟を体験・体感するイベント(①~④)の参加者を募集中です。
 イベントの内容や申込み方法等の詳細はチラシ(PDF)、または名古屋市HPをご覧ください。
 
 ①「干潟体験」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
    日時:7月28日(土)10:00~12:30(7月18日申込み締切)
    場所:藤前活動センター
    ★昨年の「干潟体験」の様子はこちら(2017年7月22日の観察館日記)

 ②「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器づくり~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
    日時:8月8日(水)10:00~12:00(7月31日申込み締切)
    講師:本多”taco-bow”正典さん(パーカッショニスト)
    場所:稲永ビジターセンター
    ★昨年の「干潟を音であそぼ」の様子はこちら(環境省AR日記(2017年8月29日)、または2017年8月22日の観察館日記)。

 ③「干潟体験とごみ処理工場見学」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
   日時:8月10日(金)10:00~15:00(7月31日申込み締切)
   場所:藤前活動センター、名古屋市南陽工場

 ④「ひがたにくるトリ、どんなトリ?~野鳥観察とミニ模型の色塗り~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
   日時:8月23日(木)10:00~12:00(8月15日申込み締切)
   講師:Cha Chattoさん(ハンドメイド作家)
   場所:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター

☆コアジサシ営巣誘致募金実施中!(日本野鳥の会愛知県支部)→詳細はこちら(2月14日の日記)
 野鳥観察館でも募金の受付をしています。 

 

明日の干潮時間 6時29分 潮位108cm
明日の満潮時間12時22分 潮位188cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする