観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

地元中学生の来館

2019-01-17 23:47:29 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 8時22分 潮位102cm
今日の満潮時間14時21分 潮位178cm

 

今日の午前中は港区にある中学校の生徒さんが、分散学習で野鳥観察館と稲永ビジターセンターを訪れていました。

藤前干潟での分散学習のテーマは環境や自然保護とのこと。

また、絶滅危惧種や生物多様性についての調べ学習を今までの学習の中で行ってきたそうです。

そんな生徒さんたち、野鳥観察館ではミサゴやカワウ、カモの仲間、カモメの仲間などを熱心に観察していましたし、野鳥に関する質問もたくさん出ました。

「こんなに鳥がたくさんいるなんて」、「ミサゴがかっこいい」などの感想も聞かれました。

自分たちの住む港区に「藤前干潟」という生きもの豊かな場所があることを知ってもらい、今まで調べ、学んできた環境や自然保護、絶滅危惧種などの事柄が自分たちにつながるものだということを少しでも実感してもらえたら良いなと思っています。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ14、カンムリカイツブリ147、カワウ733、ゴイサギ1、ダイサギ5、コサギ28、アオサギ42、マガモ52、カルガモ77、コガモ2、ヒドリガモ13、オナガガモ1,961、ハシビロガモ5、キンクロハジロ50、スズガモ201、ホオジロガモ7、ミサゴ9、トビ2、チュウヒ2、ハヤブサ1、シロチドリ25、ダイゼン7、ダイシャクシギ3、ユリカモメ8、セグロカモメ11、オオセグロカモメ2、カモメ5、ウミネコ2、ズグロカモメ27

 

明日の干潮時間 9時37分 潮位 99cm
明日の満潮時間15時22分 潮位188cm

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やっと、来ました!

2019-01-16 22:14:49 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 6時50分 潮位 97cm

今日の満潮時間13時09分 潮位172cm 

※今日(16日)は休館日です。 

 

ブログの更新に少し間が空いてしまいました・・・。

インフルエンザや風邪が流行っているようです。

みなさん、くれぐれもお気を付けください。

 

今冬のはじまりはとても暖かだったせいか、越冬する小鳥の飛来数が少ない傾向にあるようです。

稲永公園でもツグミやシロハラを見る機会が少なく、野鳥観察館前の水たまりにもちっとも小鳥たちが来ていないようでした。

例年であれば、今頃はツグミ、シロハラ、メジロなどが水たまりを頻繁に訪れるのを観察できていたので、少しさみしく感じていました。

が、14日(月・祝)の朝、やっとツグミとヒヨドリが水を飲みにやってくるのを確認できました。

ツグミ2羽とキジバト↓。雨がしばらく降っていなかったので、水を探していたのでしょうか。

水を飲むツグミ↓。

ヒヨドリ↓。

しかも、次々と来る、来る・・・。

ヒヨドリとツグミの群れが同時にやってきて、一時は12~13羽が水たまりに集り、とても賑やかでした。

これからも姿を見せに来てくれるでしょうか。

 

この他、稲永公園では、シロハラ、ウグイス、モズなどを観察できました。

 

13日(日)、14日(月・祝)は天気が良く、昼間はとても暖かで、稲永公園を歩いている人、バードウォッチングに訪れる人が多かったです。

野鳥観察館からは鈴鹿山脈がきれいに見えましたし、北の方には白山なども見えました。

野鳥観察館の前では、飛翔するオナガガモの群れや、

水面で休むキンクロハジロなどを観察できました。

 

来館者の方に人気なのは、何といってもミサゴ。

特に10日(木)~13日(日)は野鳥観察館の前で狩りをするミサゴを頻繁に観察できました。

上空でホバリングして狙いを定めるミサゴ↓。

そして、翼をやや畳みながら急降下。

足を前に突き出して川に飛び込みます。

何度も狩りに失敗するミサゴもいましたが、このミサゴは片足で魚を捕まえていました↓。

同時に3羽が狩りをしているときもあり、この時はあちこちでダイブの水しぶきが上がり、来館者の方から歓声も上がりました。

 

また、チュウヒも姿を見せました。山をバックに悠々と飛ぶ姿が魅力的です。

 

そして、先週はじめはハマシギをあまり確認できなかったのですが、13日(日)と14日(月・祝)は、干潟が広がった夕方にハマシギとダイゼンの群れが飛来しました。

干潟の上の小さな小さな点々がハマシギです↓。

夕日をバックに群れ飛ぶ様子はとてもきれいでした。 

 

なお、13日(日)に観察できたシギ・チドリは、ハジロコチドリ2、シロチドリ8、ダイゼン26、ハマシギ579、ダイシャクシギ3、

14日(月・祝)に観察できたシギ・チドリは、ハジロコチドリ3、シロチドリ45、ダイゼン24、トウネン2、ハマシギ521、ダイシャクシギ3 でした。

 

 (※シロハラ、ウグイス、モズ、ミサゴ、チュウヒの写真は、Hさんに提供いただきました。)

 

明日の干潮時間 8時22分 潮位102cm
明日の満潮時間14時21分 潮位178cm

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小潮の野鳥観察

2019-01-12 16:29:16 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時45分 潮位189cm

今日の干潮時間15時38分 潮位 84cm

今日は、朝から一日曇りで薄暗い天気で、風はそれほど吹きませんでしたが、外に居ると底冷えのする日でした。

このところ観察されているホオジロガモは今日は全域で4羽が観察できました。庄内川左岸近くでもスズガモの群れと一緒に♀が1羽観察できました(↑の一番先頭の個体)。

今日は干潮時間が15時過ぎで、ダイゼンやシロチドリ・ハジロコチドリ達が集まって来たのは14時頃でした。
午後を過ぎてからなので、すこし観察には辛い日でしたが、午前中は観察館前の上空でミサゴが何度も飛ぶ姿が観察できました。

9時45分の最大満潮時間が終わって1時間ほど過ぎると、12羽のズグロカモメの群れが庄内川左岸にも飛来しました。

まだ干潟が出るには早い時間ですが、左岸に飛来したズグロカモメの群れは、浅くなった水面を見ながら飛び回ります。

何かを見つけて、水面に舞い降ります。だだ干潟にカニを見つけた時のような素早さはありません。

干潟が出ている時に飛来するズグロカモメの群れは、カニを狙っていますが、潮が高くカニが捕れない時は水面を漂うゴカイの仲間を探しているようです。

日曜・月曜の連休二日間の干潮時間は夕方の16時以降ですが、小潮で干満の差が少ないので満潮時間が終わった2時間後には干潟が干出し始めるので、お昼の12時頃からの観察がおすすめです。

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ81、カワウ575、ダイサギ1、コサギ3、アオサギ58、マガモ52、カルガモ33、コガモ6、オカヨシガモ4、ヒドリガモ19、オナガガモ1,002、ハシビロガモ7、ホシハジロ2、キンクロハジロ32、スズガモ129、ホオジロガモ4、ミサゴ10、トビ、ノスリ1、チュウヒ2(♂1、♀1)、シロチドリ19、ハジロコチドリ4、ダイゼン49、トウネン2、ハマシギ18、イソシギ3、ダイシャクシギ3、タシギ8、ユリカモメ7、セグロカモメ27、オオセグロカモメ2、カモメ12、ウミネコ2、ズグロカモメ26

※ 明日、1月13日(日曜)7:45からのNHK総合 さわやか自然百景は昨年の1月18日に放映された「愛知 藤前干潟」が再放送されます。昨年見逃された方は是非ご覧ください。

13日(日)の満潮時間10時21分 潮位182cm

13日(日)の干潮時間16時33分 潮位 85cm 

14日(月)の満潮時間11時05分 潮位176cm

14日(月)の干潮時間17時48分 潮位 82cm

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今日はダイゼンをよく観察できました。

2019-01-10 20:15:43 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時41分 潮位203cm
今日の干潮時間14時19分 潮位 79cm

 

今日は昨日と違って、風はほとんど吹きませんでしたが、朝の冷え込みが強く、さらにお日様がほとんど顔を出さなかったため、気温が上がらず、寒い一日でした。

しかし、こんな日でしたがバードウォッチャーやカメラマンの来館が平日にしては多い日でした。

 

お昼近く、干潟が出始めると、今日はダイゼンが多数飛来し、78羽を数えました。

が、しかし、ハマシギは昨日よりも飛来数が少なく、43羽しか確認できませんでした。

ハマシギが藤前干潟に来ないときはどこに餌を食べに行っているのですか?と来館者の方などからよく聞かれますが、わかりません。

藤前干潟周辺でハマシギの群れを見たという話は近年は聞いたことはなく、本当にどこに行っているのでしょうか・・・。

 

夕方、干潟が小さくなってくると、ダイシャクシギ3羽が並ぶ傍らに、オオハシシギ4羽の姿をみつけました。

今冬は庄内川河口でオオハシシギを観察できる機会がちらほらあります。

 

【藤前干潟に関わるイベント等】 

☆2019年1月13日(日)午前7時45分~午前8時00分(NHK総合)再放送 NHKテレビ番組「さわやか自然百景 ~愛知 藤前干潟~」
昨年1月に放送された「さわやか自然百景~愛知 藤前干潟~」が再放送される予定です。
主に2017年10~11月に撮影された渡り鳥をはじめとする藤前干潟の自然・生き物が紹介されます。
(4K放送(BS4K):2019年1月19日(土)午前9時30分~午前9時45分)
詳細はこちら(NHKのHP)

☆2018年12月20日(木)~2019年1月25日(金)環境省レンジャー写真展2018「中部地方の生き物、風景」@㈱東邦ガス・ガスエネルギー館(主催:中部地方環境事務所)
国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園、白山国立公園で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が撮影した写真が展示されています。
詳細はこちら(中部地方環境事務所HP)

☆2019年1月19日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊&ミサゴのペーパークラフト@名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会、名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター)→詳細はこちら(11月29日の日記)

☆2019年1月19日(土)藤前干潟サイエンスカフェ「藤前干潟のハンターたち~ミサゴとその他の猛禽類~」@稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら(11月29日の日記) 

☆2019年1月26日(土)第8回ごみと水を考える集い@藤前会館(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP

 ☆2019年2月2日(土) 藤前干潟保全20周年シンポジウム「ごみ非常事態宣言20年とこれから」@今池ガスホール(主催:東海学園大学、「なごや環境大学」実行委員会)→詳細はこちら(なごや環境大学HP)


☆2019年2月16日(土)ごみ非常事態宣言20周年記念イベント「なごやのみらいOpen Together!」@みなとアクルス一帯(主催:「なごや環境大学」実行委員会)→詳細はこちら(名古屋市HP)、もしくはこちら(なごや環境大学HP)

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ93、カワウ417、ダイサギ2、コサギ15、アオサギ38、マガモ12、カルガモ49、コガモ3、ヒドリガモ9、オナガガモ1,401、キンクロハジロ50、スズガモ207、ホオジロガモ4、ミサゴ20、トビ2、チュウヒ2(♂1、♀1)、シロチドリ30、ダイゼン78、ハマシギ43、オオハシシギ4、ダイシャクシギ3、ユリカモメ6、セグロカモメ7、オオセグロカモメ3、カモメ3、ウミネコ3、ズグロカモメ14

明日の満潮時間 9時12分 潮位196cm
明日の干潮時間14時55分 潮位 81cm

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伊吹おろしに吹かれて

2019-01-09 20:51:56 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時11分 潮位209cm
今日の干潮時間13時46分 潮位 78cm

 

今日は冷たい北西の風(伊吹おろし)が吹き、藤前干潟らしい冬を堪能できた日だったと思います。

しかし、寒い中でも、稲永公園では小鳥たちが飛び回っているのを観察できました。

強い風の中、必死で枝にとまるメジロたち↓。

寒いので羽を膨らましていたようで、丸く見えるメジロ↓。

 

風の当たらない芝生の斜面では、アオジ2羽が餌を熱心に探していました。

この他、ウグイス、シロハラ、ヒヨドリ、キジバト などを野鳥観察館周辺で観察できました。

また、今日の干潟で観察できたシギ・チドリは、ハジロコチドリ3、シロチドリ17、ダイゼン10、ハマシギ239、ダイシャクシギ3 でした。

 

昨日(1月8日に)観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ70、カワウ387、ダイサギ3、コサギ1、アオサギ35、マガモ13、カルガモ17、コガモ27、ヒドリガモ7、オナガガモ1,184、ホシハジロ1、スズガモ187、ホオジロガモ4、ミサゴ11、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ12、ダイゼン21、ダイシャクシギ3、ユリカモメ8、セグロカモメ8、オオセグロカモメ1、カモメ7、ズグロカモメ15

 

明日の満潮時間 8時41分 潮位203cm
明日の干潮時間14時19分 潮位 79cm

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