観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明日は干潟を音であそぼ

2020-08-12 21:13:04 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間11時43分 潮位184cm

今日の干潮時間16時57分 潮位143cm

 

野鳥観察館前の川沿いは、幾分かさわやかな風が吹いており、昨日よりは過ごしやすいように感じましたが、今日も暑かった!

名古屋は最高気温が36℃と今日も猛暑日になったそうです。

 

今日、野鳥観察館から観察できたシギ・チドリは、ダイゼン15、キアシシギ1、ソリハシシギ2、ホウロクシギ1 でした。

さらには、久しぶりにコアジサシ(1羽)が飛んでいるのを見ました。

まだこの辺りにいるのでしょうか。

 

今日は明日開催の藤前干潟ふれあい事業「干潟を音であそぼ」のリハーサルを行いました。(※申し込み受付は終了しています。)

午前中からリハーサルを始めましたが思ったよりも時間がかかってしまい、午後から日の当たってきてしまった屋外で打ち合わせを念入りにしていたら、講師のtacobowさんやスタッフ全員、暑さで結構疲れてしまいました。

参加されるみなさん、明日は午前中のイベントで屋外の活動は短時間で日陰で行いますし、スタッフも十分注意していますが、熱中症対策(飲み物持参など)にくれぐれもご留意ください。

屋内ではtacobowさんの演奏する音楽を聴いたりします。

いろんな打楽器が登場しますが、私が気になったのはこちらの弓みたいな楽器↓。ビリンバウというブラジルの民族楽器だそうです。どんな音がするのかお楽しみに!

屋外では、藤前干潟の景色を見ながら、みんなでタイコをたたきます。夏らしい空が広がっていました。(↓の写真提供はtacobowさん関係者)

4月から何度も打ち合わせを重ね、準備をしてきたので、きっと楽しいイベントになると思っています。

 


明日の満潮時間13時30分 潮位183cm

明日の干潮時間18時42分 潮位156cm

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写真展の募集は今週末まで

2020-08-11 21:12:14 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間10時30分 潮位193cm

今日の干潮時間16時02分 潮位124cm

※今日は休館日です。

 

今日は最高気温が40℃を超えた場所もあったとのこと。

名古屋市も猛暑日となったそうで、冷房がかかっていないところでは暑くて汗が止まりませんでした。

今は新型コロナウイルスよりも熱中症が心配です。

 

夏本番ですが、今年は日本各地の多くのお祭りが中止になっているそうですね。

今夏は長島スパーランドの花火も上がらないと思っていましたが、今日までの3日間は感染対策をしながら、打ち上げが行われていたようです。

今日、野鳥観察館の前から川の向こうに花火を見ることができました。

野鳥観察館から見るととても小さいですけれど、華やかでしたし、音もしっかり聞こえました。

打ち合げ時間はいつもより短い時間でしたが、「疫病退散」の気持ちが込められた花火だそうです。

夏を感じるひとときになりました。

 

 

さて、もうお盆間近。

秋のシギ・チドリの渡りはそろそろ1回目のピークがやってくるはずです。

今日は藤前干潟では比較的珍しいセイタカシギ(6羽)が確認されたそうです(情報は国指定藤前干潟鳥獣保護区管理員さんより)。

また、その他、野鳥観察館から観察できたシギ・チドリは、ダイゼン1、アオアシシギ2、ソリハシシギ2、ホウロクシギ1 でした。

 

 

そして、現在、秋に野鳥観察館で行う写真展の作品募集をしています。

この締切が今週末【8月16日(日)】までとなっています。

すでに応募いただいたみなさま、ありがとうございました。

ただ、仕方ないことではありますが、新型コロナウイルスの影響なのか、なかなか集まっていないというのが正直なところです。

今回は、春の写真展が開催できなかったことなどから以下の2つのテーマで募集しており、①の写真展を先に(8月22日~9月27日)、②の写真展を後に(10月3日~11月3日)展示します。

①野鳥写真展「四季の中の鳥たち」

②藤前干潟写真展「藤前干潟の魅力~風景・生きもの~」

過去に撮影された写真も応募可能です。

たくさんのご応募、お待ちしていますのでよろしくお願いします。→詳細はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。

 

8月9日(日)に観察できた主な野鳥 カワウ265、ササゴイ1、ダイサギ15、コサギ6、アオサギ14、マガモ10、カルガモ109、ホシハジロ2、キンクロハジロ1、スズガモ7、ミサゴ9、ダイゼン3、イソシギ1、ソリハシシギ2、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ2、ウミネコ210

 

明日の満潮時間11時43分 潮位184cm

明日の干潮時間16時57分 潮位143cm

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1週間分のご報告

2020-08-08 23:34:16 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 8時10分 潮位229cm

今日の干潮時間14時29分 潮位 69cm

 

8月に入ったと思ったら、早くも一週間ほどが過ぎてしまいました。

今日からお盆休みに入ったという方もいらっしゃるでしょうね。

この間には、新型コロナウイルスの感染が拡大し、愛知県独自の緊急事態宣言が出て戸惑いもありますが

野鳥観察館は開館しています。

また、現在、名古屋市の小中学校は夏休みということで、家族連れの来館者が増えていますし、

藤前干潟に関連するイベントも予定どおり開催されています。

もちろん、感染防止をはかりながらの開館・開催なのですが、少し前のことを思えばこのように人と接することができ、

忙しくも充実した日々を送れていることに感謝の気持ちを抱きます。

 

そして、梅雨が明けたばかりで、毎日とても暑く、5日の名古屋は猛暑日を記録したそうです。

しかし、昨日、暦の上では立秋を迎えました。

秋の渡りで藤前干潟に立ち寄るシギ・チドリは徐々に数と種類を増やしています。

8月3日にはチュウシャクシギ、6日にはホウロクシギの飛来が今季初めて確認されました。

また、3日には夏羽(成鳥)のダイゼンが初めて確認され、その後、その数が増えています。

この夏羽のダイゼンは繁殖地から渡ってきた個体だと言えると思います。

ホウロクシギ↓(8月7日撮影)。

ダイゼンの群れ↓(8月7日撮影)。夏羽の個体が複数羽います。中には冬羽に換羽が進んでいる個体もいるようでした。

 

藤前干潟のシギ・チドリに続いて、この一週間の間に開催された夏休みのイベントの様子をご報告。

まずは、8月5日に開催された藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」です。

このイベントの中では、主に小学生低学年を対象に藤前干潟の野鳥観察とカモのミニ模型(ミニデコイ)の色付けを行いました。

野鳥観察館で、講師のChachattoさんから干潟と野鳥の簡単な説明↓。

望遠鏡で干潟の鳥を観察↓。ミサゴ、ダイサギ、アオサギ、カワウ、チュウシャクシギ、ダイゼン、ウミネコ、カルガモ、マガモ、スズガモ、ツバメなどを観察できました。

その後、稲永ビジターセンターに移動して、鳥の実物大の模型(デコイ)について説明↓。

いよいよカモのミニ模型(ミニデコイ)へ色付け↓。

みんな真剣です。今回は保護者の方にもミニデコイ塗りをしていただきましたが、没頭された方もいたようです。

塗り終えたら、透明なラッカーを吹き付け↓。

色とりどりの素敵なカモが出来上がりました↓。

今回は、例年より参加者の定員を減らして、ソーシャルディスタンス、換気などに気を付けながら開催しましたが、

みなさんに楽しんでいただけたようです。

いつもとは違う夏休みになっていると思いますが、夏休みの思い出のひとつとなっていると嬉しいです。

参加いただいたみなさん、講師のChachattoさん、スタッフとして手伝っていただいたみなさん、ありがとうございました。

 

続いてご報告するのは、8月6日の中学生の干潟体験です。

名古屋市は、オーストラリアのジロング市と湿地提携を結んでおり、2年に1回、中学生をジロング市へ派遣しています。

昨年度末の3月には中学生が派遣される予定で、昨年12月と今年1月には事前学習が行われました(1回目の事前学習の様子(2019年12月15日の日記)2回目の事前学習の様子(2020年1月21日の日記))。

が、しかし、その後、新型コロナウイルスが感染拡大し、派遣は残念ながら中止となってしまいました。

本来はジロング市に行き、現地の小学生と直接会って交流し、地元のラムサール条約登録湿地(名古屋市は藤前干潟、ジロング市はスワンベイ干潟)について紹介し合う予定でしたが、オンラインや手紙などで交流、紹介を行うことになりました。

8月6日は、派遣予定だった中学生に藤前干潟のことをより良く知ってもらうために、干潟体験が開催されました。

6日もとても暑い日だったので熱中症に気を付けながらの干潟体験でした。

干潟に入って生きもの探し↓。

みつかった干潟の生きもの(底生生物)↓。ヤマトシジミ、ソトオリガイ、オキシジミ、ゴカイ、アナジャコ、ヨコエビ、ウミナナフシなどがみつかりました。

その他、干潟ではウミネコをとても近くで観察できました。

堤防の上から見たウミネコ↓。

干潟の上で見たウミネコ↓。鳥と同じ目線でいられるのがうれしかったです。ウミネコたちは熱心に羽繕い中でした。

水浴びしているウミネコもいました↓。

今年生まれのウミネコも発見↓。全身チョコレート色をしていることから、当館の一部のスタッフの間ではその年生まれのこの色のウミネコを「チョコ」と呼んでいます。

中学生たちは、干潟に入って、泥の感触を味わい、生きものを探し、観察して、色んなことを感じ取っていたようです。

来週はいよいよ、オンラインでジロング市の方と交流をします。

中学生にとって良い体験になると良いです。

 

以上、長くなりましたが、この一週間のご報告でした。

皆さん、毎日暑いですので、熱中症にも気を付けてお過ごしください。

 

 

8月2日(日)に観察できた主な野鳥 カワウ488、ダイサギ6、コサギ3、アオサギ11、マガモ10、カルガモ67、ホシハジロ1、キンクロハジロ1、スズガモ16、ミサゴ6、トビ1、ダイゼン11、ソリハシシギ1、ウミネコ124

 

8月3日(月)に観察できた主なシギ・チドリ ダイゼン15(内、1羽は夏羽)、チュウシャクシギ1

 

8月5日(水)に観察できた主なシギ・チドリ ダイゼン13、ソリハシシギ4、キアシシギ1、チュウシャクシギ1

 

8月6日(木)に観察できた主な野鳥 カワウ407、ササゴイ2、ダイサギ14、コサギ1、アオサギ26、マガモ32、カルガモ126、ホシハジロ2、スズガモ18、ミサゴ10、トビ1、ダイゼン3、アオアシシギ3、キアシシギ1、イソシギ3、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ2、ウミネコ272

 

8月7日(金)に観察できた主な野鳥 カワウ336、ササゴイ1、ダイサギ15、コサギ2、アオサギ23、マガモ14、カルガモ186、ホシハジロ1、スズガモ17、ミサゴ3、トビ1、ダイゼン15、アオアシシギ2、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ2、ウミネコ168

 

本日観察できた主な野鳥 カワウ689、ササゴイ1、ダイサギ21、コサギ7、アオサギ19、マガモ27、カルガモ143、ホシハジロ2、キンクロハジロ1、スズガモ9、ミサゴ10、トビ2、ダイゼン18、キアシシギ2、イソシギ2、ソリハシシギ16、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ3、ウミネコ272

 

明日の満潮時間 8時49分 潮位218cm

明日の干潮時間14時56分 潮位 86cm

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キアシシギも飛来しました。

2020-08-01 21:56:59 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間10時26分 潮位 50cm

今日の満潮時間 3時26分 潮位238cm
                          17時19分 潮位238cm

名古屋にある藤前干潟も8月になってようやく梅雨が明けたようです。

梅雨明け最初の日は朝から晴天で気温は高いものの湿度は低く、過ごしやすい日になりました。

藤前干潟近隣で少数だけ繁殖したコアジサシの餌運びは終わりを迎えつつあります。
例年でしたらコロニーを巣立った幼いコアジサシをそろそろ干潟でも見かけるようになります。

葦原ではオオヨシキリの囀りも聞こえなくなり、今年生まれたオオヨシキリの姿を見かけるようになりました。

まだ子育て真っ盛りのササゴイは何度も水辺と巣を往復している様子を見かけます。

早朝の干潟で見かけたササゴイは、ヤマトオサガニに興味を持ったのか何度もくちばしで突いていました。
カニも食べるのかな?と見続けていると、途中で興味がなくなったのか威嚇しているカニを置いて水辺で再び魚を探していました。

やっと梅雨が明け、これから本格的に暑い夏が始まりますが、これらの藤前干潟周辺で繫殖する夏鳥の子育てが終盤になった7月中旬頃から、北の繁殖地に向かった鳥たちが再び日本の干潟に戻ってくる「シギ・チドリの秋の渡り」が始まっています。

 

越夏個体も残っていたりして、何時が初認か分からなかったアオアシシギも15羽を数えることが出来、梅雨時に群れで見かけた越夏した若い個体に比べて成鳥夏羽のアオアシシギが目立つようになりました。

そして今日はキアシシギを5羽観察できました。
近隣河川の河口では、すでに確認されていて、もうそろそろ藤前にも飛来してきても良いころと思っていましたが、今日、今季初認できました。

昨日は夏を藤前干潟で越す若いダイゼンの群れと一緒にオオソリハシシギが1羽が導流堤の干潟に飛来しましたが、今日はオオソリハシシギを探すことが出来ませんでした。

朝は陽炎も少なく、空気が澄んでいたので、500m先の導流堤の干潟にいたとしても、きれいな夏羽のオオソリハシシギが観察できると思っていたので残念です。

今日観察できたダイゼンは繁殖に参加しない若い個体ですが、次に新しく群れが藤前に入ってときは繁殖地から戻って来た夏羽が残った個体が観察できる筈です。

まだ秋の渡りのシギチドリは少なめですが、1回目のピークは8月後半から9月上旬で、今後徐々に種類も飛来数も増えてくると思います。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,077、ヨシゴイ1、ササゴイ3、ダイサギ13、コサギ4、アオサギ24、マガモ17、カルガモ163、ホシハジロ1、スズガモ16、ミサゴ11、ダイゼン17、ケリ17、アオアシシギ15、キアシシギ5、イソシギ3、ソリハシシギ1、ウミネコ98、クロハラアジサシ1、コアジサシ3

 

明日の干潮時間11時14分 潮位 40cm

明日の満潮時間 4時21分 潮位228cm
                          17時59分 潮位248cm

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