自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
さようなら、ありがとうビッグマン・クラレンス・クレモンス
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職場と部屋の往復だけをしていた。
今日「Born To Run」「Darkness On The Edge Of Town」を聴いた。
クラレンスのサックスというと「Jungleland」「Born To Run」と言う人が多いかもしれないが、
僕は「Thunder Road」「The Promised Land」でのクラレンスのサックスがすごく好きだ。
スプリングスティーンの作り出す物語のイメージをもっとふくらませてくれる。
「Thunder Road」では曲の終わりにクラレンスのサックスが吹き渡り、
心の嵐の中2人が街を出て行く姿が僕は浮かぶ。
ライブではクラレンスがステージ左側。スティーブが右側の端まで行き、ブルースをはさんで演奏する。
「The Promised Land」では間奏でまずスティーブのギターソロが入り、そしてクラレンスのサックスソロがさらに入る。
歌の主人公が一人で肩ひじ張って力んで強がっているのを、温かく囲んでサポートしてくれるように感じる。
僕にも仲間がいるんだと。
やはりライブでのクラレンスは皆を熱く盛り上げてくれる。
ほとんどブートで観て、聴いてのことだけれど。
でも、僕は2年前アメリカ、ボストンへ行って彼らのライブを観てきた。
結局、僕が観た「Working On A Dream Tour」がクラレンスを観る最後のライブツアーになってしまった。
いろいろな人の助けを借りて観に行けて本当によかったと思う。
その僕が2日間観たボストンでのライブ。GAエリアのPIT2列目にステージの端だけれども観れた。
クラレンスを間近で見れたのだけど、随分ときつそうに見えた。
普段がどういう感じか分からないが顔色も良くなく感じた。
椅子に寄りかかり、演奏する時だけ立ち上がりサックスを少し吹いた。
でも僕はEストリートバンドのクラレンスをこの目でしっかりと見てきた。
昨日このブログに載せる写真を探した。
クラレンスのうれしそうな表情の笑顔の写真を探したのだが見つけられなかった。
僕はそのクラレンスの笑顔をどこで見て覚えているのか分からないが、
僕の中にははっきりと残っている。
僕はブルース・スプリングスティーン&ジEストリートバンドのライブを観て聴いて、
僕は生きているんだと実感できた。
その中にはクラレンスの熱い、そして温かい演奏がいっぱい入っている。
そしてクラレンスの本当にうれしそうな笑顔も。
僕もいつまでも止まっていてはいけない。
進み続けるんだ。
Keep Going!
そして、ありがとうクラレンス。
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