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ブルース・スプリングスティーン「DOWNBOUND TRAIN」

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「BORN IN THE U.S.A.」
このアルバムは本当によく聴いた。
いわゆるレコードがすりきれる程に、
そしてレコードが傷むのでカセットテープに録音して何回も聴いた。
一人部屋で涙流しながら聴いたものだ。
でも案外聴き流していた曲もある。
この「DOWNBOUND TRAIN」も何となくアルバム前半の一気の勢いと
後半の感動的な曲との間で僕は流してしまっていた。

今回のブルース・スプリングスティーン「HIGH HOPES TOUR」
僕は何か夢を求めた、その為の代償を払う事がコンセプトになってきた様に感じる。
アルバム「THE RIVER」の曲を演奏することが多いのもその為だと思っている。

「DOWNBOUND TRAIN」この曲、ブルースは静かに歌っている。
でもこみ上げてくるものがある。
今払っている代償に耐えかねて感情のまま以前彼女と暮らしていた家を訪れる。
でも今はその家にもう誰もいない。
悲しい汽笛が心に響く。
そして崩れて悲しむ。そして廃線となったDOWNBOUND TRAINの工夫になって線路を解体している。
僕はこの曲をあまり好きではないが、大切な曲だと思う。
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