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ブルース・スプリングスティーン ダークネス完全再現ライブ2009

久しぶりに観たくなったブルース・スプリングスティーン「ダークネス・オン・ジ・エッジ・オブ・タウン」
を完全再現したライブ。
ダークネス・ボックスセットに入っていた2009年のライブDVDを観ての感想です。
ブルース・スプリングスティーンは僕にとって今、現実の人。
リアルタイムで聴いてきた。
そして幸運にも実際に間近でライブを観てきた人だ。

BADLANDS ブルースはこのバッドランドで毎日生きていかなければいけないんだと歌う。
僕が観に行ったワーキング・オン・ア・ドリーム・ツアーでのオープニングの曲だった。
僕はステージ前2列目。こんな近くで観ていいのかと戸惑ったのを思い出した。
そしてこの映像は今の5年前だけど、ブルースが今よりも若い顔をしているなと気がついた。
ブルースもそして僕もあれから5年生きてきたのだなと思った。

CANDY'S ROOM が今日は激しい曲に感じた。

そしてRACING IN THE STREET これが僕が観たハイ・ホープス・ツアーでのオープニングの曲だった。
あの時はこの演奏とは違うバンド・バージョンでの演奏だった。
僕は戸惑った。これが聴けるのかと。
そしてライブが始まる前に話をした女性と一緒に聴いた。いい思い出だ。
今日僕はこの曲のように仕事から帰り風呂にはいりさっぱりしてからブルースを聴いている。
僕の生き方だ。
それにしてもこの曲の終わりの余韻は何ともいい。

そしてTHE PROMISED LAND ぱっとステージが明るくなった。
俺はプロミスド・ランドを信じているとブルースは歌う。
昔の僕は歌詞の中の「俺は毎朝起きて毎朝仕事に行く」という歌詞を噛みしめて仕事に行っていた。
半ベソかきながら歌いながら仕事に行ったものだ。
今は仕事に行くのは当たり前だが、でも大変だ。
気がつくと僕はこのライブを観ながら一緒に歌っていた。
僕が行ったライブであのハーモニカに触ったんだな。
ブルースのこめかみに汗が光っていたのが見えたのだな。

そしてFACTORY 初めてブートでライブでのこの曲を聴いた時のことを思い出す。
僕のことを歌っていると思った。
これがあったから僕はブルースをずっと聴いてきたのかもしれない。

PROVE IT ALL NIGHTのギターがよかった。

そしてDARKNESS ON THE EDGE OF TOWNへ
僕の秘密は気がつくと今はもうどうでもよくなってきた。
昔は涙流して聴いたものだが。
僕の中でその秘密を僕から引き離すことが出来たのかなと思う。
最後のブルースの叫びがかっこ良かった。

他のアルバムでもそうだけど特にこのアルバムは僕にとって大切なアルバムになっている。
個人的なアルバムになっている。
多くのファンがそう思っているのだろうけれど自分のことを歌っている。
そう僕達はブルース・スプリングスティーンと一緒に生きてきているのだ。
僕はそう思う。
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