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「本音」より「本心」を話そう

「この国の不寛容の果てに」を読んでいます。すごく良いです。
相模原障碍者殺人事件のことを書いてあります。なるほどと納得しながら自分もこうなっているのではと自省しながら読んでいます。
今日は熊谷晋一郎先生の章を読みました。
僕は正直なところで熊谷先生はこむずかしい事を言っている。当事者研究はもっと楽しいものなのではないか。
と思ったりしていました。
でもこの本の文章を読んで僕は当事者研究の良さ、
そして自分なりのいい人生の生き方を見れたように感じています。

タイトルは第2章「生産性」よりも「必要性」を胸を張って語ろう(熊谷晉一郎)
となっていますが、世間の人はここがポイントと思うのだろうけれど、
僕はこのタイトルよりも中に書かれていた、
「本音」より「本心」を話すことの大切さにすごくこころが動かされました。
「世の中はぶっちゃけこうなんでしょ」と本音を言っていても実は他の人の受け売りだったりしてその人の本心は見えなかったりする。
それよりも僕は「お花畑」と言われても僕が住みたい世界を話したい。僕はそれを目指しているのかなと思いました。
これが当事者研究の「自分ごと」を話すということなのでは。
何かすぅーと僕の中に入って来ました。

その一方で僕は和を乱す人を極端に嫌うところがある。
また僕自身もあの人はやる気がないから生活保護なんでしょと思ってしまうところもあると自戒しました。
この本はすごく今の僕のもやもやにフィトしました。
この章の後の森川すいめいさん、そして向谷地生良先生の話を読むのが楽しみです。
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