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「彼女に関する12章 中島京子」の感想

「彼女に関する12章」中島京子さんを読んでの感想です。
軽やかな文章で読みやすかったです。でも僕はあまり読書に時間を持てなかったので気が向いたら1章ずつしか読まなかったので1か月位読み終わるまでにかかってしまいました。
明るい話に仕上げられいてハッピーなはずなのだけど僕は素直に読み進められなかったです。
主人公の聖子さんは50才。結婚して子供も独立して夫婦2人で暮らしている。
一方僕はずっと団地で一人暮らし。
僕は50才で経験しているはずのことも経験せずにこのまま年取ってしまうのかなと思いさみしくなりました。
でもその中で小説の中に出て来る元ホームレスの片瀬氏になぜか温かい気持ちを感じました。
その人なりの納得出来る生き方をすればそれでいいのかなと思いました。
片瀬氏の聖子に寄せるほのかな恋心がよかったです。
でもやはり僕はさみしく感じました。
今日と違うから明日に意味が出て来る。まさにそうだなと思います。でも僕は素直に読めない。さみしい。
僕も彼女が欲しいなと思いました。
そうなのだ。僕も彼女を作ろうと思います。それに向けて僕は動こうと思います。
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