goo

凪良ゆう「滅びの前のシャングリラ」を読んでの感想

凪良ゆうさんの「滅びの前のシャングリラ」を読んでの感想です。
安易なありふれた設定と言えなくもないけれど、隕石が地球に衝突して人類は滅亡する。それが分かってから人々はどうするかが描かれていた。
安易と言いながらも僕はいろいろ考えました。
人はいよいよ死ぬとなると変わるのだろう。良くも悪くも、最後の一瞬まであきらめてはいけないのかな。
何かいいな。最後の人生の奇跡かな。
人間、明日死ぬと思えば何でも出来る、良くも悪くも。
何が大事か分かって来るな。
「遅くなったけど間に合ってよかったよ」
人が人に課す最大の罰が死。
この物語は何人かの人が不幸に感じていたのが幸せに感じた。その逆もあってまたその逆も。
僕はその中で二人の高校生の淡い恋みたいな話が好きになりました。僕も甘いな。そしてその両親や好きなミュージシャンやその友達。
ありふれているけれどこの物語に少し感動して僕は時をもっと大切にしようと思いました。僕は何となくまだ時間はたくさんあるように感じているけれど本当は僕はもう57才。残りの人生、もうひと頑張りしたいなと思い返しました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )