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柳美里「JR上野駅公園口」を読んでの感想

柳美里さん「JR上野駅公園口」を読んでの感想です。
僕はこの本を読んでいて何か落ち着くなと感じていました。暗い話をつぶやいている。僕はそれをそのまま読んでいました。
この本の主人公はホームレスで上野で野宿して暮らしている。
出稼ぎで家族の為に働いていたのにホームレスになってしまった。
一生懸命誠実に生きて来たのに結果としてそうなってしまった。
僕は自分のことが大切でそこまで頑張らない。甘えて生きて来たけれど。
だからこの主人公はなおさら無念なのだろう。
「おめえはつくづく運がねえどなあ」と母親に言われたのを思い出しながら。
そして自分が死ぬことが怖いのではない。いつ終わるかわからない人生を生きていることが怖かった。と思いながら。
そう思わせてしまう世間。僕は怖いなと思います。
僕は世間にはいろいろな人がいるのだ。想像力を働かせなければと思いました。
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