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森川すいめい「その島のひとたちは、ひとの話をきかない 精神科医、【自殺希少地域】を行く」を読んでの感想

森川すいめい「その島のひとたちは、ひとの話をきかない 精神科医、【自殺希少地域】を行く」を読んでの感想です。
この本は生きやすさをどうしたら得られるか、自分の居場所を居やすい場に出来るかのポイントがわかりやすく書かれていました。
調査されたデータから出て来た自殺希少地域に行けば生きやすさのヒントが得られるだろうと日本各地6か所をすいめい先生が訪ねた記録。
そういう地域では緊密さは無くても人々のコミュニケーションが慣れている。
そして「いろんな人がいるんだね」と言える町のようだ。
そしてゆるいつきあい。でも孤立はさせない所。孤立させずおせっかいでもない力加減がいい。
違いがあっても対話すればいいと言える町、村のようでした。

そこから僕が大切と思ったのは、町の人たちが自分たちで作った町の理念がしっかりしているとぶれない。
みんなが同じ目的、目標を持っているとそこへ行く速度、方法は違ってもみんなが同じ方向を向ける。
僕はそういう集まりはいいなと思いました。

それから工夫をすれば無理して努力しなくても、根性でやらなくても良い関係でいられるということでした。

そして誤解しやすいと僕が思ったのはこの本のタイトル「人々はひとの話を聞かない」というのは自分をしっかり持っているということ。
好きな歌手の話をされて、いいですねとは言っても本当に自分がいいと思わなければその歌手の歌を聴かないということ。
これは僕が浦河べてるでよく感じることでもある。
それぞれみんな自分を持っているのかなと思う。
僕の好きなブルース・スプリングスティーンを聴いてもらうにもなかなか聴いてもらえない。工夫が必要なのだろう。

みんなで同じ理念、目的目標を持つ。そしてお互いが機嫌良くいられるように工夫する。そしてそれぞれの人が自分のやりたいことをやる。

来月浦河で行われる当事者研究全国交流集会とべてるまつりは良い機会だと思う。みんなで同じ目標を持って進みたい。
僕も楽しい老後と終活の分科会に出て、それと浦河での人づきあいの苦労、学んだことをポスター発表する。

浦河では自分のやりたいことをはっきりさせて生きていくのがいいのかな(うらやましがられると何も言えなくなるけれど)

「相手は変えられない、変わるのは自分」そして工夫する。浦河での僕の目的目標は何だろう?考えていきたいと思いました。
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