正月休みも長くなると暇を持て余してしまうものですが、我が家もやる事がなくダラダラしておりました。しかしせっかくの休みですから、普段やらないような事をしてみたい気持ちもある。
「そう言えば、七福神巡りなんてやった事なかったな」
という訳で、完全な思いつきで七福神巡りをやってみる事にしました。七福神巡りと言っても色々あるみたいですが、今回我々が選んだのは、“谷中七福神巡り”!
田端から上野まで、普通大人の足で二時間半くらい掛かるコースです。あんまりハードなのは嫌なので、ちょうど良さそう。
しかし、僕は片手袋研究家。普通に七福神巡りをやっても面白くない。そこで僕は、江田島平八ばりに家族に高らかに宣言しました。
「七福神を巡り終わるまでに片手袋五つ見付けないと、ご利益は無しという事にするのであるっ!」
ま、完全に無視されましたが。でもせめて僕だけは、この自分内ルールで挑む事にしました。
上野から田端に向かうルートと、その逆。どちらにするか悩みましたが、田端から上野に向かうルートを選択。早速一つ目の目的地である、田端の東覚寺さんに向かいます。
…すると、あっさり一つ目の片手袋に遭遇!
今冬は片手袋が豊作な気がしておりましたが、あまりに呆気なく一つ目を見付けてしまいました。
田端の東覚寺さんに到着すると、流石の賑わい。
僕は七福神という文化に全く触れた事がなかったんですけど、凄くポピュラーな催しなんですね。結局ゴールの上野まで常に人の流れが出来ていたので、それに付いて行くだけで迷うことなくすんなり廻れました。
それにしても片手袋の多い事。
適当に「五個見つけなければご利益なし!」とか言ってしまって、内心ヒヤヒヤしていたんですが、五つ目のお寺さんに到着する頃には既にノルマ達成!
「こうなったら、何個見つけられるか挑戦してみよう!」
という事で片手袋探しも続行。七福神は大体どこのお寺さんも午後五時で終わってしまうみたいなんですが、むしろこちらのタイムリミットの方が危なくなってしまいました。
でも何とか四時四十五分頃、最後の上野の弁天堂に到着!
最後は少し小走りになってしまいましたが、妙な達成感がありました。
さて、片手袋は結局幾つ見つかったかというと…、何とこちらもちょうど七つでした!七福神巡りをして七つの片手袋と出会う、というあまりに劇的な展開に、小生男泣きでありました!
適当に始めてしまった今回の企画ですけど、正直に言って凄く面白かったです。七福神巡りに限らず、何かの目的でまち歩きをしながら片手袋も探す、というのは良い企画かも。いつか片手袋愛好家がもっと増えたら、実現してみたいです。
七福神に七つの片手袋。今年の片手袋ライフは良い事ありそうだぜ!