こういうゴミ箱の口に引っ掛かってる片手袋って味わい深いんですよね。
①片手袋を拾った人が、思わず拾ってしまったものの適当な置き場所が見つからず困る
②かといって一度拾ったものを再び路上に捨てるのは良心が咎める
③「そうだ!せめてゴミ箱に捨てよう!」
④ところがいざゴミ箱に捨てようとしたら、落とした人の事を考えるとやはり忍びなくなってしまい、ゴミ箱の口に置く事にする
というような心の動きが見て取れませんか?
その意味でこのタイプの片手袋は、「片手袋が生まれた背景にある人間の行動や心理を想像する」、という片手袋観察の醍醐味を分かりやすく提示していると思います。
まあ、たまにこのように本当に捨てられてしまった片手袋もあるんですけどね…。
こちらの用意した安いストーリーに必ずしも収まらない。それはそれで片手袋の面白さなんですが。