片手袋を探していると、他にもまちには色々気になる物が溢れている事に気付きます。そういう物に出会うと片手袋でなくても、やはり反射的にシャッターを押してしまいます。
まあ僕は元々赤瀬川原平さんや路上観察学会の影響を受けているので、それは当然の行為だと思います。
ところで近年、まちを散歩しながら写真を撮り歩く、という僕と同じような趣味をお持ちの方が増えているように思います。そういった方々達に人気の被写体として“猫”がいます。
でも僕は全然興味がなくて、今までにまちで猫を撮った枚数って10枚にも満たないと思います。猫は大好きなんですが路上の写真に関しては、やはり人間の行動の痕跡にしか興味が湧かないようなんです。
しかし今日、凄く久しぶりに猫を撮りました!
とか言って結局片手袋なのですが…。この猫、僕が写真を撮っていても全然逃げる事なく、何となくこの片手袋の番人のような気配を漂わせていました。