片手袋撮影機材を、デジカメから携帯カメラに変えて早数年。現在は殆ど全てiphoneのカメラで撮っています。
携帯電話はその名の通り常時携帯しているものですから、「片手袋に出会ったけど、カメラがなくて撮れない!」なんて事は殆どなくなりました。
さらに、昨年神戸ビエンナーレの作品の為に写真をB2サイズに引き延ばしましたが、「これ、iphoneの写真なんだ?ここまで引き延ばしても全然大丈夫だね!」と印刷屋さんも驚いていました。
撮り逃しがなくて画質も良い。良い事尽くめではありますが、一つだけ難点があるとしたらやはり夜の撮影ですね。暗い所で見付けた片手袋を撮るには、iphoneカメラだとどうしても限界があります。
夜の暗がり、しかも黒い手袋、なんて言うと完全にお手上げな訳です。しかし、片手袋周辺は暗くても背景が若干明るい時には、一つだけ良い手段がある事に気付きました。
片手袋が黒く潰れてしまうのを逆手にとってしまうのです。背景を際立たせ、そこに片手袋の影を浮かび上がらせる。つまり影絵のように撮れば良いんですね。
そんな事、写真が趣味の方には当たり前なのかもしれませんが、僕は八年以上掛かって気付きました。
これで夜、片手袋が多い日も安心です!美しい夜!