ボクは、今のところ一生リタイアできないことになっている。死ぬまで働き続けることになっている。
だから、多少老いの背中を追いかけるというレベルでの、老いとの付き合い方で済んでいる。
一昨日の夜、親しい友人の一人E氏から電話があった。飲まないかというお誘い。
こういうお誘いの、断り方をボクは知らない。
お誘いから1時間後には、E氏の新宿の事務所にいた。
そこで、もろもろの話をしたのだが、最後の最後に、しこたま酔って「実は…」と彼が切り出したのが、「リタイアしようかと思うんだ」という言葉。
E氏も、確かに60歳代の半ばを越え、70歳の声を聞く年齢。
気持ちはわかるが、まだ早いと答えた。
その場にいた他の二人も、異口同音に「引退はまだ早い」と言った。
理由は簡単なのだ。まだ老いて欲しくないのだ。引退は老いを早める。それは確実なこと。
例え足を引きずってでも、体のあちこちに痛みがあったとしても、休むことは老いることと同義だと認識して、仕事を続けることが肝要だ。
「仕事と、自分の楽しみを見つけたり謳歌したりという割合を、入れ替えても構わない。それでも仕事は続けるべき」と答えた。
ひとつの側面として。
例えばボクも、仕事の話ができる相手は、もうわずかになってきている。価値や、共感する意識を共にできる人が、どんどんと減っていく。歳をとるということは、一面そういうことでもある。
正直なところ、そういう人があまり減って欲しくないのだよ、ワガママとは思うけど……。なにせボクは死ぬまで働き続けることになっているから。
だから、多少老いの背中を追いかけるというレベルでの、老いとの付き合い方で済んでいる。
一昨日の夜、親しい友人の一人E氏から電話があった。飲まないかというお誘い。
こういうお誘いの、断り方をボクは知らない。
お誘いから1時間後には、E氏の新宿の事務所にいた。
そこで、もろもろの話をしたのだが、最後の最後に、しこたま酔って「実は…」と彼が切り出したのが、「リタイアしようかと思うんだ」という言葉。
E氏も、確かに60歳代の半ばを越え、70歳の声を聞く年齢。
気持ちはわかるが、まだ早いと答えた。
その場にいた他の二人も、異口同音に「引退はまだ早い」と言った。
理由は簡単なのだ。まだ老いて欲しくないのだ。引退は老いを早める。それは確実なこと。
例え足を引きずってでも、体のあちこちに痛みがあったとしても、休むことは老いることと同義だと認識して、仕事を続けることが肝要だ。
「仕事と、自分の楽しみを見つけたり謳歌したりという割合を、入れ替えても構わない。それでも仕事は続けるべき」と答えた。
ひとつの側面として。
例えばボクも、仕事の話ができる相手は、もうわずかになってきている。価値や、共感する意識を共にできる人が、どんどんと減っていく。歳をとるということは、一面そういうことでもある。
正直なところ、そういう人があまり減って欲しくないのだよ、ワガママとは思うけど……。なにせボクは死ぬまで働き続けることになっているから。