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伊吹留香 「必ず最後は愛に負ける」

2014-08-16 17:35:59 | 音楽にまつわる話<的>な
伊吹留香の新しい書籍が、目の前にある。


(「必ず最後はに負ける」銀河書籍 \926+税)

新しいと言っても、これまでの彼女の歴史と、折々の言葉が綴られている。そういう意味では、伊吹留香の過去の集積だ。

ここでこの書籍について、解説したり読むことを勧めたりはしない。ただ、ボクの読んだ読後感だけを伝えたい。

実は、この書籍は7月12日に発刊されている。7月10日が彼女の誕生日だから、その日に合わせての発刊だったのだろう。それが! 7月12日はボクの誕生日であった! 別にどうでもいい情報ですが……。

実のところ、留香さんが書籍を送ってくれて、早くも1ケ月が経とうとしている。送ってもらって放っておいたわけではない。毎日出かける時に鞄に入れて、電車の中で開いて読み始めていたのだ。だが、昨日ようやく読み終えた。

分かるだろうか? この遅々として進まなかった読書の理由?

1ページも読まずに、涙が止まらんのよ。歳をとると涙もろくなるというけれど、そういう理由では断固ない。胸を突かれるのだよ。彼女の記している一つ一つのエピソードと、彼女の思いに、言葉に。

ボクは年齢的に、イジメやイジメラレとは縁がない。ボクらの時代には番町やら不良少年がいて、彼と彼の仲間に体育館の裏に呼び出されて、ぼこぼこにされるかと思いきや、意外に理路整然と話せば分かり合えたりするような、なんともいえない緩い時代だった。

それでも、留香さんの言葉に胸を突かれたのだ。不意に涙があふれてくる。ちょっとカッコ悪くて電車の中では、本当に遅々として読み進めなかった。だが、一番適当な読書環境で、それ以外は、昼休みなどに時間を割いて読むようだった。そこでもうっかりすると、涙しそうで、読書を中断したりしていたものだから、読了までにおよそ1か月もかかったのだ。

読み終えて、ボクが言えるのは一つだけ。この書籍には「癒し」などはない。だが「浄化」作用がある!! ボクの涙は、傍から見ればとてつもなくカッコ悪そうなのだが、ボク自身にとっては、流れることが嫌でない、清々しいとでもいえそうで……。

伊吹留香は、やっぱり良いなと。改めて感じて、いま『反面教師』[OMCA-1161 \2,800((値段変わったかな?)]を聴いている。

やっぱ良いな! 歌も言葉も。

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