週末に実家の母の様子を見に愛媛に帰っているが、今日もいつものように帰省したところ、いっちが亡くなっていて衝撃を受けた。
母によると、昨日、息子の国立大学合格の報告を受けてしばらくして急に元気がなくなり亡くなってしまったのだという。
もともと高齢で心臓に疾患があり、獣医さんからはいつ死んでもおかしくないと言われていたのだが、まるで息子の大学合格を見届けたかのような死に方だった。
この1年間、実家に帰る度にいっちの写真をスマホで撮影してLINEで東京の息子に送ってやっていたのである。
もう写真を送ってやることができなくなってしまった。
いっちのことはブログに書いていたので、正確なことが分かる。
いっちが我が家にやってきたのは2006年9月10日である。
『家に帰ったら犬がいた』
当時、息子は小学校低学年で英語を習い始めており、子犬にイッチという名前をつけた。
何でかと問うと犬はワンとほえるからだという。
昔から我が息子は親父ギャグが好きだった。
怪傑ゾロリを見ながらしきりに
『ふとんが吹っ飛んだ。』
などと親父ギャグを連発していた。
そんな影響と習い始めた英語がミックスした結果のネーミングだったのだ。
イッチは我が家に来た直後、環境が変わったせいか、朝方低血糖発作を起こしてあわやという状況もあったが、私がすぐに砂糖水を無理矢理飲ませて何とか生き延びた。
元々は虚弱な子犬だったのが、名前が良かったのか次第に元気になり、ワンワンとマンションの中で盛んに吠え始めた。
当初懸念したように、次第に大きくなった犬は下の階からのクレームのためマンションでは飼えず、父親が亡くなって一人暮らしになった母に育ててもらうことになってしまった。
『イッチとテン』