高知県立県民文化ホール・グリーンホールで行われた地(知)の拠点整備事業シンポジウムの報告である。
平成27年2月27日(金)13:00~18:30
まず、冒頭に、文部科学省高等教育局大学振興課長 塩見みづほ氏より、文部科学省の施策説明が行われた。次に基調講演として日本創生会議座長、株式会社野村総合研究所顧問 増田 寛也氏(元岩手県知事)が講演を行った。増田氏の著書には『地方消滅ー東京一極集中が招く人口急減(中公新書)』があり、現在地方が抱える問題の根源は人口急減であると言うことが良く分かった。
『地方消滅』は読んでいなかったので、本屋に走って購入に行ったが、2015新書大賞第1位という赤いカバーが掛けられて特設コーナーに積みあげられていた。早く読まねばならない。
その後、宮崎大学、横浜市立大学、東海大学、高知県黒潮町 町長、高知県中小企業家同友会 事務局長のパネリスト5名の発表が行われた。コメンテーターとしては増田 寛也氏、塩見みづほ氏の他に、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部 参事官 堤 清一郎氏が発言された。
シンポジウム終了後はポスターセッションが行われた。
我々もポスターを掲示して発表した。
たくさんの方が来て下さったが、意外だったのは高橋香代教授が来て下さったことだ。
高橋先生は岡山大学で長らく教授をされていて、本学の加計理事長とも親しい方だが、現在はくらしき作陽大学に移っている。
それは知っていたが、地(知)の拠点の仕事もされているとは知らなかった。
それは先方も同じで、私が吉備国際大学の地(知)の拠点の代表者と知って驚かれていた。
平成27年2月28日(土) 9:30~12:00
COC実施機関による事例報告が行われた。
・東京国際大学 学長/高橋 宏氏
・千葉大学/運営基盤機構 キャンパス整備企画部門 准教授/鈴木 雅之氏
・東北公益文科大学/地(知)の拠点整備事業庄内 オフィス長 /鎌田剛氏
・高知大学/地域協働学部設置準備委員会 委員長/上田 健作氏
最後に閉会挨拶として国立大学法人高知大学理事(総務・国際担当) 櫻井 克年氏が、高知大学が地域協働学部を設置するために、文科省に9回も説明に伺ったという報告をされた。来年度も、もう一回高知でシンポジウムを行うことが確認されて、一本締めで閉会となった。