河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

次年度に向けてパソコン環境の整備

2010-03-31 | 大学
昨日からほとんど一日がかりでパソコン環境を新しく設定し直した。
これからは、私のメインマシンはMac Proで、モバイル環境はMacBook Airになる。
ついに全ての環境がIntel Macにそろうことになる。

四苦八苦して過去のデータや設定をそのまま使えるようにしたが、それが災いしてWordで文字が化ける欠点もそのまま受け継がれてしまった。
MS Officeを新規インストールしても治らない。

文字化けが起こらないMacBook Airと比較検討していると、古い設定を何代も受け継いできたMac Proには、いつインストールされたかもはっきりしない余計なフォントが入っていることに気づいた。
慎重に削除していくと、あっさりと文字化けは解消してしまった。
これまでPowerPCだからおかしいのだとばかり思っていた文字化けは、昔何気なくインストールしたおまけのフォントが原因だったようだ。
例年、科研費の申請書などを書く時に文字が崩れて困り果てていたのだが、原因が分かってみるとなぜもっと早く気づかなかったのかと悔やまれる。
今度時間が取れたら不要なフォントは削除するようにしよう。

しかし、MacProを使い始めてみると、以前のPowerMac G5に比べて明らかに高速になっているのはすぐに分かった。

これからはこの環境をばりばり使って仕事をこなしていくつもりである。
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再生医療の衝撃

2010-03-28 | 研究・講演
NHKスペシャルを見た。

人体“製造”
~再生医療の衝撃~

先日広島で行われた学会では日本における再生医療の研究の最先端が報告されていた。
その時、多くの研究者が指摘していたのが、日本では基礎研究は世界の最先端を行っているのに臨床研究が全くだめだというものであった。
国のスタンスとして事なかれ主義で規制が多すぎるのである。

今回の番組で最も刺激的だったのは「救世主兄弟」である。
遺伝病などを持って生まれた子供の病気を治すために、別の赤ちゃんが作られ幹細胞が採取されて移植されているというのである。
こうして作られる子は「救世主兄弟」と呼ばれ、米国やイギリスを中心に既に200人以上生まれているという。
体外受精によって受精卵を複数作り、兄姉と遺伝子が適合するものだけを選び出して妊娠・出産するのだ。
受精卵が8つの細胞に分裂した時に、1個だけ細胞を抜き取り遺伝子検査を行う。
適合すれば残りの7つの細胞からなる受精卵を母胎に戻すのである。

すぐにでもできそうな技術も紹介されていた。
お腹の脂肪から採取した幹細胞を注射して顔のシワを治す技術である。
実際にその場面が紹介されていたが、設備があれば私でもすぐにできそうだった。
岡山でも美容形成で高分子ヒアルロン酸を注射してしわを伸ばすクリニックがあるらしいが、ヒアルロン酸の効果は一時的である。
脂肪から採取した幹細胞を多少の脂肪と一緒に注射すれば、すぐにふっくらした頬になると同時に時間の経過と共に血管などの組織も再生され皮膚も若返るという。
これはきっとそのうち日本でもはやるだろうと思う。

おそらく変形性膝関節症も、現在ではヒアルロン酸の関節注射が主流だが、そのうち幹細胞を注射して軟骨を再生させることが普通になるだろう。
最近、再生医療に興味津々である。
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吉備国理学療法学科同窓会

2010-03-27 | 大学
先日、卒業式があったばかりだが、本日午後、1期生が卒後10年を迎えるのを記念した同窓会が本学で行われた。

まず、現在アメリカ留学から帰って、神戸大学大学院保健学研究科教授をしている藤野英己先生が
「日本から海外へ 国際的な理学療法士とは ~研究分野と臨床現場をつなぐ~」
と題して講演を行った。      

それから、以下のメンバーによるシンポジウムが行われた。
シンポジスト:平上 二九三 先生(吉備国際大学保健科学部長)
       武田 功  先生(姫路獨協大学医療保健学部長)
       中   徹  先生(鈴鹿医療科学大学保健衛生学部理学療法学科長)
    司会: 横山 茂樹 先生(吉備国際大学保健科学部理学療法学科学科長)
       中根 征也 先生(吉備国際大学保健科学部理学療法学科同窓会会長)

その後、私が卒業生に対して動作解析の実習室と保健福祉研究所の案内を行った。

夜は高梁国際ホテルに移り、懇親会が行われた。

吉備国際大学理学療法学科もだんだん歴史を重ねて多くの卒業生を送り出し、たくさんの教員が関わってきた。
こうして遠方からたくさんの卒業生や移籍した教員が高梁に帰ってきて同窓会が行えるというのはすばらしいことだと思う。
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河村ゼミ昼食会

2010-03-24 | 大学
後輩のゼミ生が先輩の卒業記念に食事会をしたいというので、昼休みに大学近くの喫茶店に集まった。
食事の後、大きなバケツに入った巨大なパフェを注文してみんなで食べた。
若いというのはすごいものである。
こんな巨大なパフェをぺろりとたいらげてしまう。



卒業しても卒業生のゼミ生は5月に学会で卒論の内容を発表しなくてはいけないし、在学生のゼミ生は今日も卒論のためのデータ整理をしなくてはならない。
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12期生卒業式+謝恩会

2010-03-22 | 大学
本日は理学療法学科12期生と、大学院保健科学研究科(通学制+通信制)の卒業式だった。
慣れ親しんだ学生が卒業していくのは寂しい。
しかしこれで縁が切れるわけではないので悲しむ必要は無い。

はなむけの言葉。

First year it sleeps,
second year it creeps
and third year it leaps.

みんな卒業したらいろいろあると思うけど、頑張って欲しい。




謝恩会にて
今年卒業のゼミ生 齊藤君と濱田君
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SHINYA YAMANAKA レクチャー

2010-03-19 | 研究・講演
今回忙しいさなかに第9回日本再生医療学会総会に参加したのは、主に軟骨や神経の再生研究がどこまで進んでいるのかを知るのが目的であったが、その次に山中伸弥教授の特別講演を聴くのが最大の楽しみであった。

会長の越智先生の紹介によると日本再生医療学会の理事会では、今後10年くらいの間はSHINYA YAMANAKA レクチャーという特別講演を毎回行うことに決定したのだそうだ。
座長は山中伸弥教授ご自身でその第1回が今年で山中伸弥教授が座長と演者を兼ねているのだそうだ。
越智先生によると早くそうしないと、他の学会に山中伸弥教授をとられてしまうという危機感からのものらしい。

山中伸弥教授ご自身はあれよあれよという間にそのようなことになったようで、戸惑っておられた。

さて、講演であるが、非常に興味深かった。
将来、山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したら、私はきっと今日のこの講演のことを思い出すだろう。

山中伸弥教授の語り口は、以前ノーベル賞を受賞した控えめなサラリーマンの田中さんにどことなく似ている。
時にはユーモアも交えながら1時間の講演はあっという間に終わってしまった。

最後に、今後の研究の展望を語られていたので記録しておきたい。

山中伸弥教授は現在京都大学iPS細胞研究センターで研究をされているが、今年の4月からは国の補助金により大きな研究所ができて稼働するため現在引っ越しの最中なのだそうだ。
研究費は年間ざっと20億円。
この金額が多いと見るか少ないと見るかは難しい問題だが、山中教授がときどき訪れているアメリカの同等の研究所は年間予算が約60億円らしい。
国が負担する予算は両者にそれほど差はないらしいのだが、アメリカは富豪の残した基金や寄付のたぐいが総予算の半分くらいあるらしいのだ。

山中教授が今回研究所を作るに当たってこだわったのは「オープンラボ」構想で、広いフロアに全く仕切りがなくて風通しの良い構造になっている。上下のフロアもらせん階段で吹き抜けのようにつながっている。
要するに、研究者が一つのチームとして情報交換を活発に行える構造にしたと言うことである。
(ちなみに、規模は小さいが我々の保健福祉研究所も「オープンラボ」構造になっている。
これは私の智恵ではなくて設計士の提案だったのだが・・・。)

もう一つのこだわりというか絶対に欠かせないのが「研究戦略本部」の設置である。
この組織は広報宣伝から知財権の事柄を扱う。
(特に知財権は重要で、iPS細胞研究は国策として行っているのであるから知財権が取得できなければほとんど無意味である。知財権の獲得にはものすごくお金がかかる。
私の意見では年間20億の総予算ではアメリカに負けてしまうと思う。)


山中教授の研究の構想として興味深いお話しをされていた。
iPS細胞を使った治療が安全に行えるようになったとして、問題になるのは時間と費用がものすごくかかると言うことである。
患者から細胞を採取してiPS細胞を作って増やしていくとざっと半年かかる。
かかる経費はざっと数百万である。
例えば脊髄損傷患者にiPS細胞を使うとして、受傷後10日目くらいには治療を行わないと間に合わない。
半年も待てないのである。

そこで、山中教授が考えているのは「iPS細胞バンク」である。
HLA3座ホモで典型的な50人分のiPS細胞があれば日本人の90%をカバーするのだそうだ。
既にいくつかの資料はそろっているようだが、新規に行うとしても3~4万人の検査をすれば典型的な50人分の資料はそろう。
山中教授は5年内にはこのような「iPS細胞バンク」を現実のものとしたいとおっしゃっていた。

まさに夢の世界の到来である。

しかし、山中教授の最後の言葉が意味深だった。

「たくさん研究費をもらっていいなと思わないで下さいね。本当に大変なんです。責任もものすごく重いですし・・・。」
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第9回日本再生医療学会総会2日目

2010-03-19 | 研究・講演
本日の参加した内容。

シンポジウム 10
臨床応用へ向けたiPS研究~文部科学省「再生医療の実現化プロジェクト」研究事業の紹介~」
3月19日(金)9:00~11:00 第1会場(フェニックスホール)
座長 中村 幸夫 (独立行政法人理化学研究所 バイオリソースセンター 細胞材料開発室)
大津 真 (東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター 幹細胞治療部門)
演者 赤澤 智宏 (文部科学省「再生医療の実現化プロジェクト」プログラムオフィサー、東京医科歯科大学大学院)
澤本 和延 (名古屋市立大学 医学研究科 再生医学分野)
大串 始 (産業技術総合研究所 セルエンジニアリング研究部門)
武田 伸一 (国立精神・神経センター 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部)
Tomoya Murohara (Department of Cardiology and Immunology, Nagoya University Graduated Suched of Medicine, Nagoya,
The Laboratory of Stem Cell Differentiation, Stem Cell Research Center, Institute for Frontier Medical Sciences, Kyoto University,Kyoto)
小川 誠司 (東京大学医学部附属病院 がんゲノミクスプロジェクト)


会長講演
3月19日(金)11:00~11:30 第1会場(フェニックスホール)
座長 中内 啓光 (東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター)
演者 越智 光夫 (広島大学大学院医歯薬学総合研究科 整形外科学)

ランチョンセミナー7
組織の破壊と再生におけるメタロプロテアーゼ(MMPとADAM)
ー変形性関節症関節軟骨と皮膚創傷治療を中心にしてー
演者 岡田 保典 (慶応義塾大学医学部 病理学教室)


総会

特別講演 2(SHINYA YAMANAKA レクチャー)
3月19日(金)13:30~14:30 第1会場(フェニックスホール)
演者 山中 伸弥 (京都大学物質-細胞総合システム拠点 iPS細胞研究センター
京都大学再生医科学研究所 再生誘導研究分野)


シンポジウム 19 「運動器再生―運動器の10年・最終年を迎えて―」
3月19日(金)14:35~16:35 第4会場(ダリア2)
座長 中村 孝志 (京都大学大学院医学研究科 感覚運動系外科学講座 整形外科学)
持田 讓治 (東海大学 医学部 外科学系 整形外科学)
演者 持田 讓治 (東海大学 医学部 外科学系 整形外科学)
脇谷 滋之 (大阪市立大学 医学部 整形外科)
川口 浩 (東京大学 医学部 整形外科)
中村 雅也 (慶應義塾大学 医学部 整形外科)
平田 仁 (名古屋大学大学院 医学系研究科 運動形態外科学 手の外科)
石川 正和 (Cardiovascular Reseach Institute, Case Western Reseach University)
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第9回日本再生医療学会総会

2010-03-18 | 研究・講演
久しぶりに広島に来ている。
本日参加した主な企画を記録しておく。


開会式

シンポジウム 1 「iPS樹立・分化」
3月18日(木)9:00~11:00 第1会場(フェニックスホール)
座長 浅島 誠 (独立行政法人 産業技術総合研究所)
高橋 和利 (京都大学 物質-細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センター)
演者 小田 泰昭 (独立行政法人 産業技術総合研究所 セルエンジニアリング研究部門)
大津 真 (東京大学 医科学研究所 幹細胞治療研究センター 幹細胞治療部門)
川村 晃久 (京都大学 生命科学系 キャリアパス形成ユニット)
房木 ノエミ (ディナベック株式会社、PRESTO)
沖田 圭介 (京都大学 物質-細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センター)

特別講演
3月18日(木)11:00~12:00 第1会場(フェニックスホール)
座長 越智 光夫 (広島大学大学院医歯薬学総合研究科 整形外科学)
演者 古川 俊治 (慶應義塾大学大学院法務研究科、慶應義塾大学大学院医学部外科)


ランチョンセミナー1 軟骨修復の現状と新展開
軟骨代謝と修復のベーシック(富山大学医学部整形外科 木村友厚)
軟骨修復の臨床(広島大学大学院医歯学総合研究科 安達伸生)

シンポジウム 6 「神経再生」
3月18日(木)13:30~15:30 第3会場(ダリア1)
座長 河瀬 斌 (慶應義塾大学 医学部 脳神経外科)
中島 欽一 (奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 分子神経分化制御学)
演者 佐々木 えりか (財団法人実験動物中央研究所 マーモセット研究部)
金村 米博 (国立病院機構 大阪医療センター 臨床研究センター 再生医療研究室、
国立病院機構 大阪医療センター 脳神経外科)
棈松 昌彦 (奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 分子神経分化制御学、鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 運動機能修復学講座)
亀井 直輔 (広島大学大学院 整形外科学、広島大学病院 再生医療部、先端医療センター 血管再生研究グループ)
中村 雅也 (慶應義塾大学 医学部 整形外科学)
高橋 淳 (京都大学 再生医科学研究所 生体修復応用分野)
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タンパク質構造解析

2010-03-17 | 研究・講演
共同研究者のK先生から新たな依頼があり困っている。
あるタンパク質の立体構造が必要だと言われるのである。
インターネットを使えばそれができるという情報しか頼るものがない。

気は進まぬが、仕方がないのでネット検索して適当に調査を開始した。
そうすると、あちこちにタンパク質構造のデータベースがあることが判明した。
さらに、既知のデータを3次元表示できる無料のソフトがダウンロードできることが分かった。
試しに適当なデータをダウンロードしてそのソフトに読み込んでみた。
驚いたことにあっさりと3D画像が表示され、マウスでぐるぐると動かしていろいろな方向から眺めることができる。

久しぶりに感動した。

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送別会と同窓会 その他つれづれ

2010-03-16 | 大学
今日はお昼休みを利用して高梁国際ホテルで菊池副学長の送別会が行われた。
送別会とは言わずに「菊池先生に感謝する会」として、中核センター有志でささやかな昼食会を持ったのである。
菊池先生には5年間、中核センターでお世話になったが、送別会はなんだか取り残されるような気がして寂しい。

昨日には数年ぶりにゼミ卒業生のO君から電話があった。
27日の同窓会に出席するとの連絡であった。
何も連絡がなかったのでちょっと心配していたのだが、久しぶりに聴く声は元気で昔と変わりなかった。

大学院生二人からは投稿していた論文についての査読結果の連絡が入った。
一人は嬉しい連絡で、もう一人は残念な結果だった。
さらにもう一人投稿している院生がいるのだが、そちらからはまだ連絡がない。

明日からは広島に学会出張である。

22日には卒業式がある。

この時期は別れのシーズンでもあるが、同窓会で久しぶりに帰ってくる人もあり、寂しくもあり嬉しくもある。


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「おかやま生体信号研究会」第2回例会

2010-03-11 | 研究・講演
岡山大学工学部1号館2F 第5講義室にて表題の研究会が行われ、これに参加してきた。
 
講演1 13:40~14:30 
「脳波とfMRIによる脳機能計測および医工学応用」
    岡山大学大学院 自然科学研究科産業創成工学専攻
          教授 呉 景龍氏
講演2 14:30~15:20 
 「生体信号計測の応用技術
     -眼球運動計測・心電図計測を例として-」
    岡山大学大学院 自然科学研究科産業創成工学専攻
       教授 村田厚生氏

研究室見学 15:40~17:00

医学研究や工学の研究は目的がはっきりしていて分かりやすい。
二つの講演と研究室の見学は非常に興味深かった。
また、岡大工学部の研究体制がうらやましくもあった。
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大学での研究

2010-03-10 | 大学
昨日の雪が吉備高原ではまだ溶けていないだろうと思われたので、今日は電車で出校した。
昨日は帰りも大変だった。
3月にしては記録的な雪だった。

そんな大変な1日だったが、平成22年3月9日という日は我々にとって記念すべき日になるかもしれない。
昨日、我々の行っている研究である一区切りが着いたのである。
このことが将来どのような結果をもたらすかは現時点では判断できないが、うまくすればこの大学での研究活動に大きな影響をもたらすかもしれないような出来事だった。

後は努力しつつ神に祈る。
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2010-03-09 | 大学
朝起きると岡山市内はみぞれが降っていた。
高速に乗って賀陽インターが近づくにつれ雪に変わり大変なことになってきた。
外気温は0度。
インターを降りてからが大変で、シャーベット状に降り積もった雪道をエンジンブレーキを利用しながら慎重に運転した。
所々では路面は凍っている。
タイヤはノーマルだし、チェーンはもう必要ないだろうと片付けてしまった。
最近暖かい春のような日が続いていたのですっかり油断してしまっていた。
今日は電車で来るべきだったと後悔した。

高梁に着くと雪は溶けており路面は濡れているだけだった。

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第6回 高梁学園学術交流コンファレンス 2日目

2010-03-07 | 大学
本日はコンファレンス2日目で研究部門の発表が行われた。
最優秀賞(創立者加計勉賞・副賞は来年度の研究費50万円加算)は私の予想と一致して、「文化財研究を支援する新しい科学分析システムの開発」を発表された大下先生であった。
6回目になるが、このコンファレンスはほぼ定着してきたようで、当初危惧していたように発表演題が少なくて困ると言うこともなくなってきた。
大学全体で教育や研究の取り組みをエンカレッジすることは良いことだと思う。

●「 離婚時年金分割制度」に関する一考察
吉備国際大学 国際環境経営学部 環境経営学科 生駒 俊英
● 幼稚園・保育園におけるジェンダー構築のエスノグラフィー
九州保健福祉大学 社会福祉学部 子ども保育福祉学科 藤田 由美子
● 文化財研究を支援する新しい科学分析システムの開発
吉備国際大学 文化財学部 文化財修復国際協力学科 大下 浩司
● メラミンの胎児移行性に関する毒性学的研究
九州保健福祉大学 薬学部 薬学科 甲斐 久博
● ハンセン病後遺症者に対する偏見・差別と改善へのアプローチ
吉備国際大学 保健科学部 看護学科 川本 さやこ
● Carnosine 誘導体合成とGT1-7 系における神経細胞の保護効果について
九州保健福祉大学 薬学部 薬学科 鳥や尾 篤
●「 涅槃図」の絵画表現技法研究
吉備国際大学 文化財学部 文化財修復国際協力学科 棚橋 映水
● デイケア職員の勤務意識とQOL(クオリティ・オブ・ライフ)
九州保健福祉大学 保健科学部 作業療法学科 福本 安甫
● 吉岡銅山資料の展示と公開に関わる史料の記録と遺構の調査
吉備国際大学 社会学部 ビジネスコミュニケーション学科 小西 伸彦
● 酸素吸入によるhyperoxiaが生体および血液透析中の循環動態に与える影響
九州保健福祉大学 保健科学部 臨床工学科 丹下 佳洋
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第6回 高梁学園学術交流コンファレンス

2010-03-06 | 大学
今日は第6回 高梁学園学術交流コンファレンスの1日目であった。
同じ学園内のことでもこのような発表会で初めて知る研究、教育の試みがある。


特別発表
● 子宮内膜癌における癌幹細胞の形態学的および分子生物学的解析
倉敷芸術科学大学 生命科学部 生命医科学科 宮本 朋幸・大野 英治
● 大学全入時代の教育:基礎学力の育成から専門教育へ繋ぐ取り組み
九州保健福祉大学 薬学部 薬学科 定金 豊

教育部門発表
● 教育GP:デジタルポートフォリオ活用による演習・実習指導連携
吉備国際大学 社会福祉学部 子ども福祉学科 今村 俊介
● 地域を活用した高齢者理解の福祉教育 ~専門ゼミ実践~
九州保健福祉大学 社会福祉学部 臨床福祉学科 山凬 きよ子
● 携帯メールに対する学生の意識調査
順正短期大学 保健科 美容デザイン専攻 片山 章郎
● 保険薬局薬剤業務を対象とした教育プログラムの構築とその評価
九州保健福祉大学 薬学部 薬学科 本屋 敏郎
● 学ぶ力を身につけるLTD話し合い学習法の実践
吉備国際大学 国際環境経営学部 環境経営学科 井勝 久喜
● 自殺予防教育としての「エンカレッジ教育」
九州保健福祉大学 薬学部 動物生命薬科学科 加藤 雅彦
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