河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

前期授業終了

2008-07-31 | 大学
今日で補講も含めて前期の授業が終了した。
以前はもっと早く終わっていたのだが、最近は文科省が1科目15回の授業を厳密に行うように指導しているので7月いっぱいは授業できつきつになってしまったのだ
夏休みは休養というわけではなく、研究のかき入れ時として重要である。
実験するだけでなく、ふだんはばたばたして取り組めない情報収集と論文執筆ができる時期として重要である。
それでも最近はいろいろな雑務が入ってくるのでゆっくり研究活動を行うことも難しい。

それでも明日からはもう8月である。
精力的に仕事をこなしていかないとあっという間に夏休みは終わってしまう。
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歩行分析室がMRI室に

2008-07-27 | 研究・講演
後輩の結婚式で得た情報の続編である。

2008-01-24 私と歩行分析3 で書いた香川県身体障害者総合リハセンターのアニマの大型床反力計だが、この秋にも取り壊されて代わりにMRIが入ることになったとセンター長を務めている中塚先生から知らされた。
最近は全く歩行分析は行われていなかったのだそうだ。

一時期全国のリハセンターなどに歩行分析用の床反力計が導入されたが、結局期待するほどの成果も得られず、新たに投資して動作解析システムを更新することなく別の用途に転用されることが多いのではないかと想像する。

岡山市内にもKistlerの大型床反力計が設置された部屋が誰にも使われずにそのままになっている施設がある。
元々導入していた3次元動作解析システムが壊れてそのままになっているのである。
Kistlerの大型床反力計は一生ものであるからもったいない話であるが、新しくシステムを導入するためには数千万円の追加投資がいるので現状ではどうにもならないのである。

何とか連携してうまく活用できないものだろうか。
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医療崩壊

2008-07-22 | Private
先日の結婚式で隣が脊椎外科を専門にしている同期生だったので、たまたま親戚の叔母から相談を受けていた脊柱管狭窄症の手術のことを話し合った。
彼が言うには最近病院では絶対に「手術をしたら良くなりますよ。」とは言わないのだそうだ。
みのもんた氏が手術を受けて経過が良かったせいで手術をすれば良くなると先入観を持たれる脊柱管狭窄症であるが、もともと経年変化で神経にも変性を来しており、手術で除圧したからと言って劇的に改善するものではない。
当然手術によるリスクも多分にある。
彼はそれでも手術を受けたいという患者さんには
「手術は将来寝たきりにならないためで、症状が良くなるものではありません。」
と突き放すのだそうだ。
それでも手術を希望する人だけに手術で起こりうるありとあらゆる悪い可能性を説明し、それで同意したら手術に踏み切るとのこと。
いったいどういうムンテラをするのかと聞いたら、
「手術をしたら死ぬ可能性があります。ひょっとしたら手術中に大地震が起きて大変なことになるかもしれません。さらに手術をしている私自身が心臓発作を起こして手術がストップする可能性もあります。」
などなど、1時間くらい説明するのだそうだ。
そんなバカなと思うが、今の医療現場はそれくらいしないと自分の身を守ることができないらしい。

例えば、手根管症候群で手術をしたからと言ってすぐに手のしびれが取れるわけではない。
そんなことは当たり前で、術前には必ず説明する。
ところが実際に高齢の患者さんで術後すぐの時期に手術をしてしびれが取れないのは医療過誤だとして訴えた人がいるのだそうだ。
要するに、いくら説明しても患者さんは自分の期待していることしか耳に入らないのである。
これで訴えられたらたまらない。
いきおいしなくても良い手術は避けるようになる。

こんな世の中に誰がしたのか知らないが、これでは治療を受ける患者も、医師も救われない。
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医局後輩の結婚式参加

2008-07-21 | Private
もう10年以上前に岡山大学附属病院で一緒に仕事をしていたO先生から結婚式の招待を受け、20日高松へ行ってきた。
大学医局の関係で結婚式に呼ばれるのは本当に久しぶりである。
O先生は42歳で、さすがにこれくらいの歳になると結婚式を挙げるのにもいろいろと大変なことがあるのだろうと同情する。
招待する同期生や医局の先輩も相当な数である。
あまり変わった結婚式にするわけにもいかずかなり悩んだのではないかと思う。
最近はビデオやスライドショーなどは当たり前のように行われるが、今回はそんなものは一切無しで、最初の来賓の祝辞と最後の新郎の父と本人の挨拶だけであった。
あまりにシンプルなのでむしろ新鮮な感じすらした。
連休の中日ではあったが、同期生とゆっくり話ができて、それはそれで楽しかった。
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論文再投稿

2008-07-18 | 研究・講演
加納先生とNeurochemical Researchに論文投稿したのは8日のことだったが、すぐにこの内容は当該雑誌の対象ではないという返事がすぐに返ってきた。

残念だがこんなことは良くあることだ。
そこで、今日は書き直した原稿をBIOLOGICAL & PHARMACEUTICAL BULLETINと言う雑誌に再投稿した。

加納先生によるとこれもたぶんだめだろうとおっしゃる。
それでも投稿はランクの高いものから順番にと言うのが鉄則なので多少の手間はしかたがない。

梅雨が明けて蝉の鳴き声が聞こえるようになってきた。
もうすぐ前期も終わりだが、研究活動は果てしがない。
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行動変容

2008-07-13 | 研究・講演
森谷先生の講演に刺激されて今朝は1時間ほど自宅の周辺を歩いた。
その後近くの大型書店へ行きぶらぶらしていると森谷先生の著書を見つけた。

メタボにならない脳のつくり方
著者 森谷敏夫著
版型 新書判
定価 714円(税込)
発売日 2008年6月1日
ISBN 978-4-594-05684-1
ジャンル 新書

賢い人はアタマで食べろ!
糖尿病はサイレントキラー!
NEATを増やして、アタマで食ベる。
体脂肪9.8%の生理学者が伝授する賢者の脱メタボ術!
巻尺ひとつで毎日腹囲をチェック。チリも積もればやせられます。

内容は昨日の講演とほとんど重なっている。
おそらくは多忙な森谷先生の講演をフリーライターが書き下ろして、それを森谷先生がまとめ上げた本だろうと思う。
すぐに購入して講演の復習を兼ねて1時間ほどで読んでしまった。

森谷先生の意見でなるほどと思ったのは、糖尿病だからといって炭水化物などの糖質を制限するのは間違いで、しっかりご飯を食べて筋肉を動かせというところである。
何故なら脳の栄養は100%糖質なので、糖質を減らせば頭の活動が制限されて眠くなるからである。
さらに、糖質は体脂肪に変化するわけではないので、筋肉を動かして運動すれば消費されるからである。
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糖尿病は筋肉の代謝病

2008-07-13 | 研究・講演
京都大学大学院人間・環境学研究科 森谷 敏夫教授の講演は久しぶりに聴かせていただいたが本当におもしろかった。

宇宙飛行士は2週間のスペースフライトから帰ってくると全員が糖尿病になっているのだそうだ。
遺伝なんか関係ない。
無重力で筋肉が働かないと宇宙飛行士のような肉体エリートでも必ず糖尿病状態になるのである。
2型糖尿病は運動不足から来る筋肉の代謝病だとのことである。

筋肉は活動すると糖輸送担体が活動してインシュリンがなくても血糖を取り込む。
毎日食後に適度な運動をしていればインシュリンが多少不足しても血糖は下がるはずだ。
多くの現代人は私も含めてほとんど運動しない。

森谷先生によるとマサイ族は朝起きて1時間もすると既に6000歩歩いているのだそうだ。
ちなみに森谷先生自身は毎日8km走って、その上研究室で上半身の筋トレマシンを使って鍛えているのだそうだ。
体重は学生時代のままで59歳にして腹筋が割れており、健康診断の結果はオールAだそうだ。
〝京大のマサイ〟と呼ばれているとのこと。

しかし脱帽である。
私も少なからず健康に関わる仕事をしていて、本当に恥ずかしいと思った。
これからは心を入れ替えて〝脱メタボ〟のためにとにかく歩くことから始めようと思う。
少なくとも3日間は・・・


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第20回 日本運動器リハビリテーション学術集会

2008-07-12 | 研究・講演
お台場の日本科学未来館にて運動器リハ学会が行われる。

今回は電気刺激の特別講演があり、是非聴いてこなければならない。

教育研修講演①    11:00 ~ 12:00 座長 竜操整形外科病院 角南 義文
運動弱者への筋電気刺激トレーニングの開発と展望
京都大学大学院人間・環境学研究科 森谷 敏夫

ヌーンタイムレクチャー  12:20 ~ 13:20
座長 東邦大学医学部整形外科学第2 講座 水谷 一裕
他動運動機器による訓練効果
─乗馬シミュレータ及び下肢訓練装置について─
国際医療福祉大学大学院 木村 哲彦

教育研修講演②      14:00 ~ 15:00
座長 国立身体障害者リハビリテーションセンター 岩谷  力
障害・健康の計り方;Biological Model からBiopsychosocial Model へ
国立身体障害者リハビリテーションセンター 赤居 正美


荷重立位周期的揺動刺激と筋電気刺激による下肢筋力トレーニング
河村顕治 吉備国際大学保健科学部 

【目的】サイズの原理に従う荷重立位周期的揺動刺激によるトレーニングに逆リクルートメント特性を持つ電気刺激を同時に加えると刺激レベルが低くても遅筋と速筋の両方が活動し、相乗効果で効率的な運動刺激となるのではないかと考えられる。今回、酸素摂取量及び膝周囲筋力などを指標にその効果を検討した。
【対象及び方法】まず健常成人男性7名( 21.4±2.0歳)について呼吸代謝測定装置AE-280SRC(ミナト医科)を用いて分析を行い静止立位と比較した。前後揺動刺激は振れ幅を前後80mm、1秒間に3回転の速さで20分行った。電気刺激は前後揺動刺激のタイミングに合わせて両大腿部前面と後面で被験者の耐えられる最大刺激を行った。揺動板が前方に来た時に大腿前面を刺激し、後方に来た時に大腿後面を刺激した。次に健常成人女性18名(19.5±0.7歳)を前後揺動刺激群(A群)、 前後揺動刺激と筋電気刺激併用群(B群)、コントロール群(C群)の各群6名ずつに分け、介入前後で筋力を測定した。トレーニングは前述の条件で1回20分の運動を週3回の頻度で12週間行った。
【結果】酸素摂取量は静止時5.6±0.6ml/kg/min、前後揺動刺激を加えた状態が8.5±0.8ml/kg/min、前後揺動刺激と電気刺激を併用した状態が15.3±2.0ml/kg/minであり、相互に有意差(p<0.05)を認めた。12週間の運動では等速性膝伸展・屈曲筋力(60°/s)がA群においてそれぞれ13%と17%の有意な増加(p<0.01)を認めたが、B群ではさらに38%と44%の著明な増加(p<0.01)を認めた。C群では筋力の増加は認めなかった。B群ではバランス能力のアップも認められた。
【考察】荷重立位周期的揺動刺激では抗重力メカニズムで遅筋を中心とした筋肉が能動的に活動するが、それに電気刺激を併用すると速筋群もリクルートメントされて効率的な筋力増強効果が期待できる。また、電気刺激で収縮した状態にある筋肉に揺動刺激が加わると遠心性収縮が誘発され、そのため著明な筋力増強効果が認められたと考えられる。この運動は高齢者や、積極的な運動が行えない整形外科術後患者などに非常に有効と思われる。



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治験審査委員会

2008-07-10 | 研究・講演
夕方、岡山済生会病院の治験審査委員会に出席させていただいた。
昨日、済生会の審査委員長から今日の委員会を逃すと次の審査は2ヶ月後になると言われて、朝から必死になって書類を準備したのだ。

済生会病院に着くと既に治験審査委員会は中盤に差し掛かっていた。
この会議には弁護士の方も出席されていてなかなかいかめしい雰囲気である。

なにやら新薬の治験の討論が行われていたが、一生懸命説明する製薬企業の方に次々と厳しい質問が浴びせかけられる。
ちょっと予想とは違う展開になってきた。
特に外科部長のような雰囲気を漂わせた委員の舌鋒が鋭い。
「そんなことではいかんやないか~。」
の一喝でこの件は審査次回に繰り越しとなってしまった。

いきなり私に番が回ってきた。
ここで蹴られたらもう臨床実験は延期である。
何とかコンパクトに分かりやすく実験計画を説明した。
いくつか委員長からやんわりと質問があった後、くだんの外科部長然とした怖い委員から経費のこととか不測の事態が起こったときの対応について質問があった。
それでも私が外部の者であると言うことへの遠慮や、実験自体が患者さんの利益にもなると言うことが理解されて、何とか承認していただいた。

やれやれ一時はどうなるかと思った。
これでおおかたのハードルは乗り越えることができた。
後は機器を搬送して実験開始である。

本当に研究は大変だ。

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臨床試験

2008-07-10 | 研究・講演
先日のリハ学会の折りに岡山済生会総合病院の先生と共同研究の話で盛り上がったのだが、それが実際に実行に向けて動き始めた。
患者さんで実験をするとなると最大の問題は安全性であり、万が一にも事故が起こってはならない。
それで、当初考えていたIsokinetic CKCの評価訓練は断念することにした。
試作機であるため安全性に問題があるからだ。

実際に行う計画にしたのは現在科学研究費を得て行っている『荷重立位周期的水平揺動刺激と筋電気刺激による筋力増強法の研究』である。
これに関しては基本的に等尺性筋収縮と電気刺激なのでほとんど危険性はない。
昨年既に健常者で3ヶ月にわたる実験を行い問題ないことを証明している。

今回は前十字靭帯損傷再建術を行った患者さんの早期リハとして取り組む予定だが、もしこれで健常人で得られたような著明な筋力増強効果が認められれば画期的である。
従来は再建した靱帯に過大な負荷をかけないように術後かなりの期間十分な筋トレは行えなかった。
そのため早期スポーツ復帰を望む患者さんが筋萎縮に悩むと言うことがずっと続いてきた。
今回の新しい取り組みがこれを解決できたならすばらしいことだ。
何としてでも効果を検証してみたい。

しかし、いざ臨床実験を行おうとすると山のようなペーパーワークがあり、本学と先方の病院両方で審査委員会にかけることとなった。
それでもそこまでしておけば後で論文投稿をするときにも心強いし、いろいろな面で安心である。
ここは面倒だが我慢して乗り切るしかないと思う。
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Neurochemical Research 投稿

2008-07-08 | 研究・講演
春頃から投稿しようと言ってこれまで来てしまった加納先生が指導した英文論文を先ほど加納先生と一緒にWebで投稿した。
いつも悪戦苦闘するのだが今日はすんなり投稿できた。
しばらくするとやり方を忘れてしまうので記録しておく。

http://www.editorialmanager.com/nere/

ここにはPDFの文書は受け付けられないと書いてある。

Authors: Please click the 'Login' button from the menu above and log in to the system as 'Author'. Then submit your manuscript and track its progress through the system. A wide range of submission file formats is supported, including: Word, WordPerfect, RTF, TXT, TIFF, GIF, JPEG, EPS, LaTeX2E, TeX, Postscript, PICT, Excel, Tar, Zip and Powerpoint. PDF is not an acceptable file format.

この理由は投稿が完了すると自動的にPDFに変換されるのだが、その時に左端に行番号が入るのである。
最初からPDFだとその作業ができないのだろうと推測した。
ワードのデータで投稿すれば問題ない。

上記理由からFigureはPDFでも問題ないようだ。
これまでもPDFでアップして拒否されたり変更の指示が来たことがない。

μはSymbolにフォントがある。
℃のフォントに注意。
うかつに日本語のフォントにしてあると先方で文字化けが起こる。
これはPDFでも起こるので注意。

最近は大抵Reviewerを3から5人ほど推薦しろと指示される。
あらかじめ準備しておかないと投稿作業を中断せざるを得なくなる。



原稿さえ完成すれば投稿はずいぶん簡単になった。
これまで他の人がファーストオーサーの論文ばかり手伝って、自分の論文が投稿できずにいる。
いつも他の締切に追われているせいだが、いつまでも逃げないで早く投稿しなければならない。
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ガソリン代と旅費

2008-07-08 | 大学
今朝通勤途上でガソリンを給油したら1万円を使い切ってしまった。
レギュラーガソリンがリッター180円の時代である。無理もない。

大学に着くと先日提出した学会会費の立て替え払いの稟議書が差し戻されていた。
添付された紙には復命書のコピーをつけろとある。

この学会参加費は岡山市内で行われたもので、本学では数年前から岡山市内に住む者が岡山市内の研究会などに参加しても旅費や日当は出ないことになっている。
したがって旅費の申請はしなかった。
だから復命書も出していなかった。

事務の回答は勤務日に岡山市内に研究会などに出かける時は、旅費は不要とした旅費申請書を提出して、事後に復命書を出すのが正式な手続きなのだそうだ。

昨今は大学で研究活動を行うのは本当に大変だ。
書類の山に埋もれながらいろいろと気を遣わなくてはならない。
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来年8月のスポーツイベント

2008-07-06 | 研究・講演
昨日の研究会の件で岡大整形外科の尾崎教授から電話連絡あり。

別件とのことで、来年8月第3土曜日に日本整形外科スポーツ学会の企画で、中高大学生を対象にしたスポーツイベントを岡山で行うとのこと。400人くらいの参加を見込んだ大規模なイベントらしい。
企画に参加すると共に、吉備国際大学の学生にも参加して欲しいとのことだった。

こんなスポーツ音痴の私がスポーツの研究会に参加するのもおかしな話だが、スポーツ好きの学生はたくさんいるので、私も少しずつ健康のためにスポーツに取り組もうと思う。

昨日の発表の中にスポーツ能力が低くても、フルマラソンは充分走りきることができるというのがあった。
要は無理をせずにジョギングで制限時間内に走ればよいのだそうだ。
その先生によれば楽しみでゴルフをやるのと同じ感覚で、ジョギングでフルマラソンを楽しむのだそうだ。
なるほど、そういうことなら私にもできそうである。
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岡山スポーツ医科学研究会

2008-07-05 | 研究・講演

岡山大学で年1回行われている岡山スポーツ医科学研究会に参加した。
今年は私が代表幹事で、久留米大学の志波教授をお招きして特別講演をしていただいた。


筋骨格系の老化と廃用について考える
―老化・臥床・無重力による筋骨格系の変化―

久留米大学病院 リハビリテーション部 志波直人


筋力の低下,骨の脆弱化は加齢とともに訪れる.入院など臥床による廃用(disuse)よっても同様に筋力の低下や骨の脆弱化が起きる.さらに,宇宙空間の無重力環境下では,筋骨格系の力学的な負荷が極めて小さくなるために,著しい筋骨格系の廃用性変化が起きる.今回は,老化と臨床での臥床廃用,さらには宇宙空間での廃用とその共通点や対応の実際について述べる.

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高梁地域愛育委員・栄養委員研修大会で講演

2008-07-04 | 研究・講演
高梁総合文化会館で行われた平成20年度高梁地域愛育委員・栄養委員研修大会で講演をさせていただいた。

五十肩・腰痛・膝痛治療の常識非常識

吉備国際大学保健科学部
河村顕治

3年ほど前に養護教諭から寄せられた疑問をもとに、外傷処置の参考書を書いて欲しいという依頼が来た。執筆を開始して驚いたのは、創傷処置の理論で、医学部卒業後20年間何の疑問も持たずに行ってきた消毒が創傷治癒には有害という事実であった。
 五十肩・腰痛・膝痛はありふれた疾患であり、昔ながらの治療が漫然と行われているが、新しい創傷治療法と同様にもっと安全でもっと効果的な治療法があるのかもしれない。今回の講演では、このような観点から運動器疾患のリハビリテーションについて見直してみたい。

1. はじめに
 新しい創傷治療の紹介


2. 肩こりの体操
   ひじまる体操の紹介


3. 腰痛治療をめぐる混迷



4. 腰痛体操の実際



5. 荷重負荷歩行による体幹筋強化
     リュックサック療法の紹介



6. 膝痛について



7. 変形性膝関節症の運動療法
     入浴エクササイズの紹介

     ピラティスの紹介(保健福祉研究所の紹介を兼ねて)

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