私のアイデアによるシーティングベルトなどを商品として開発してくれたことなどから、相互に協力しているダイヤ工業から招待があり、記念行事に参加した。
1. 内覧会
ダイヤ工業株式会社新社屋で内覧会が行われた。
4階建ての大きな建物で1階にはダイヤ工業の製品を展示するショールームと実際に製品を作る行程がガラス越しに見ることができるファクトリーがある。最も驚いたのは一番奥に計測室が設けられていて、歩行時の足圧を計測する小型のZebrisや体型の3D計測ができる装置などを導入していることであった。ここで顧客の体型や動きを計測してオーダーメードのサポーターを設計し、隣接したカフェでくつろいでもらっている間に、ファクトリーで注文したサポーターが出来上がるという仕組みになっている。2階にはグンゼスポーツクラブが入っており、出来上がったサポーターを着用して実際に運動ができるという構成である。
2号線バイパス沿いに建つ社屋を反対側から見た全景
広大な駐車場奥には物流倉庫も建設されている
2. 記念講演
バスで岡山プラザホテルに移動して記念講演が行われた。
演題 ダイヤ工業NEXT50 ~産と学の連携による新しい医療産業の創出~
講師 北海道大学大学院歯学研究科教授 吉田 靖弘 先生
(講演メモ)
社長のご子息と一緒にJSTの補助金獲得
リン酸化プルラン
林原のプルランを加工したもの
骨セメントとして使う
吸収される接着剤
将来はDDSとして使いたい
薬事認可には 有効性 安全性 安定性 が必要
歯科、椎体骨折などに応用
安全性の試験に数億円必要
ガンマ線滅菌にも耐える
エンドトキシンを製造過程で失活させる
岡山大学の則次教授の研究を実用に繋げるダイヤ工業に魅力を感じて産学連携活動を行うことになった
パワーアシストグローブ
パワーアシスト下肢
3.祝賀会
祝賀会はテーブル式で座席が決まっており、左隣には朝日医療学園学園長の三浦孝仁先生、右隣は岡山大学教授の岡 久雄先生であった。岡先生とは面識があり、先日のローマでの学会でもお会いしたが、三浦先生には桑田町の医療センターの件でご挨拶しなくてはと思っていたので好都合であった。いろいろとお話ししていると、吉備国際大学の学長を務めた窪田 登先生のお弟子さんだと言うことで、私も窪田先生のことは良く知っているので話が弾んだ。
先ほど講演された吉田靖弘先生もわざわざテーブルまで挨拶に来て下さり、お話しすることができた。実は吉備国際大学におられた中村真理子先生が吉田先生の研究グループに所属しており、一度電話でお話ししたことがあったのである。実際にお会いするのはこれが初めてである。
祝賀会ではいろいろな方とお話しできて、非常に有意義な時間を過ごすことができた。