河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

東京出張

2016-06-29 | 大学
午後の講義を終えて新幹線で久しぶりに東京へ出てきた。

私は田舎志向で緑の多い高梁などの方が落ち着くのだが、たまに東京に出てきて都会の喧噪に身を置くのも悪くはない。

会議室にこもっているだけならどこでも同じようなものだが、移動中に感じるちょっとした都会の空気がいい刺激になる。


東京駅から見る丸の内のビル群
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研究費不正で東大元教授に懲役3年判決

2016-06-29 | 研究・講演
この事件には最初から注目していた。

なぜなら岡大医学部の同級生が共同研究者として巻き込まれていたからだ。
同級生本人から事件のあらましを教えてもらった。

私の同級生はこの東大元教授を信頼して、言われるままに研究費を指定された会社に振り込んだそうなのだが、ある日突然東京地検の家宅捜査を受ける羽目になった。

同級生が振り込んだ研究費は、受注者である業者から東大元教授本人が実質的に経営する会社に渡っていたという驚くべき事件だった。
本人は一貫して無罪を主張しており、今回の判決を受けて直ちに控訴するとのことである。

この事件はまだ決着していないので、どうなるか分からないが、研究費を身内や利害関係のあるところに支払ってしまっては不正を疑われても仕方がない。

私が関係するところでは決してこういう事件を起こさないようにしたいと肝に銘じた次第である。
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BrexitからBregretへ

2016-06-28 | 大学
先週末のBrexitの投票結果には驚愕したが、今週になって今度はBregretが広まっているのだとか。

「Britain(イギリス)」の「Exit(離脱)」で「Brexit( ブレグジット)」

「Britain(イギリス)」の「Regret(後悔)」で「Bregret( ブレグレット)」

誰が言い出したのか、うまいことを言うものである。



世界は現在大変な状況にあるが、私も、現在悩みの最中にいる。

昨夜は目がさえてなかなか寝付けなかった。

原因は、現在取り組んでいる文科省の『私立大学研究ブランディング事業』への応募のとりまとめである。

様々な制限と本学の置かれた独特の状況が絡み合い、なかなかすっきりと見通せない。

感情に流されて応募して、後になってしまったと「Regret(後悔)」しないように、しっかりと事前に考察を繰り返すしかないと思う。
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第37回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会

2016-06-26 | 研究・講演
第37回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会
第42回中国四国リハビリテーション医学研究会

上記二つの研究会が、愛媛大学医学部重信キャンパスで行われた。





大会長は渡部 昌平 JCHO宇和島病院 院長である。
愛媛大学整形外科が実質的な担当のようである。

ランチョンセミナーの開催時間に理事会があったため、萩野 浩 先生の講演は最後のところしか聞くことができなかった。


 ●特別講演 1

       川崎医科大学リハビリテーション医学教室教授       花山 耕三 先生

        「神経筋疾患・脊髄損傷の呼吸リハビリテーション」

 ●特別講演 2



        愛媛大学大学院医学系研究科整形外科教授      三浦 裕正 先生

        「変形性膝関節症の診断と最新の治療戦略」



 ●ランチョンセミナー

        鳥取大学医学部保健学科教授             萩野 浩 先生

        「リスクマネジメントのための転倒・骨折予防」 

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岡大医学部で講義

2016-06-21 | 大学
今日は午前中に岡大医学部で医学生に講義を行った。

運動機能学というタイトルで、整形外科の系統講義の一部で講義を担当している。

ふだんは90分授業に慣れているのだが、岡大は現在全学的に60分授業に移行しており、時間が短すぎて教えるのに苦労する。

しかし、我が後輩達は真面目で、全く私語もなくひたすら講義メモを取っている。

私が学生の頃はそんなに真面目に講義に出席していなかったしのどかなものであった。

教える立場になると講義を真面目に聞いてくれるのは嬉しいが、国家試験もずいぶん難しくなっており、今の医学生には同情を禁じ得ない。


車を停めて医局に向かうと、中央診療棟が建築中だった。




整形外科医局は中央の高い棟の2階にある。講義まで秘書さんにコーヒーを入れて頂きしばし休憩。




講義は奥にある基礎講義棟の4階で行った。スライドの映写がうまくできなくて学生に教えてもらった。
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庭の果実達

2016-06-20 | Private
梅雨の雨のおかげで庭の植物がすくすくと育っている。



今年最大の関心事はレモンだが、それらしい形に育ちつつある。




フェイジョアは専用の受粉用梵天で受粉を手伝ってやったため、今年は大量収穫が期待できそうだ。




思いもかけず、今年はオリーブの実も大量に収穫できそうだ。
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紫陽花寺

2016-06-20 | Private
梅雨で休日に家にこもっていても鬱々とするので、近場で紫陽花の見所を求めて倉敷の安養寺へ行って来た。

ちょっと紫陽花寺と言うには物足りなかったが、結構珍しい紫陽花が咲いていた。











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研究倫理eラーニングコース

2016-06-15 | 大学
昨日行われた文科省の研究活動における不正行為への対応等に関する説明会において、いろいろな資料をもらって帰ったが、その中に日本学術振興会が作成したeラーニング(e-Learning Course on Research Ethics)[eL CoRE]の案内があった。
私は、立場として、今回説明された内容を受けて、学内の教員に研究倫理教育を行わなくてはならないので、このeラーニングを全教員に受講してもらうのが良いと考えた。

案内には以下のようなことが書いてある。日本学術振興会が作成したものなら間違いはないだろう。

“研究倫理eラーニングは、『科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-』をもとに、時間と場所を選ばずに研究倫理を学修できるよう作成したeラーニング教材です。”

全教員に受講を呼びかけるなら、まずは自分がやってみようと思い立ち、朝から会議の合間にちょこちょことやってみた。

途中、設問があり、採点もされるのだが、満点だった。

正味1時間くらいかかったかもしれない。

内容的には非常に分かりやすくて、それほど苦痛ではなかった。

最後に修了証書が発行される。

日本学術振興会のお墨付きだから価値があるように思える。



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研究活動における不正行為への対応等に関する説明会(文部科学省)

2016-06-14 | 大学
先週末に京都へ学会で行ったばかりだが、今日も日帰りで京都へ行って来た。

文科省の要請で、全国の大学の研究担当役職者は関東の東京会場か、関西の京都会場に必ず出席しなくてはならない。

そのため、研究担当副学長と言うことで京都大学へ行って来た。

会場は京都大学百周年記念ホールである。





以下のスケジュール通り、説明会が実施された。

12:00~ 開場
13:00~13:05 開会・主催者挨拶
13:05~14:00 平成27 年度履行状況調査結果等説明(質疑応答を含む)
説明者:科学技術・学術政策局人材政策課研究公正推進室長 広瀬登
14:00~14:50 有識者会議委員講演(質疑応答を含む)
講演者:公正な研究活動の推進に関する有識者会議 主査 浅島誠、委員 市川家國
<テーマ>
浅島氏:公正な研究を進める上での現状と課題
市川氏:我が国の研究倫理の向上・確立に向けた研究者の役割・研究機関の役割
14:50~15:05 休憩
15:05~15:55 取組事例紹介(質疑応答を含む)
紹介機関:
15:05~15:30 京都大学
15:30~15:55 京都府立医科大学
15:55~16:00 閉会


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レモン初収穫

2016-06-13 | Private
例年、アゲハの幼虫に食べ尽くされていたレモンの苗木に今年はたくさんの花が咲き、実がつきそうになってきた。

逆にたくさん実がなりすぎで、少し間引きすることにした。

木の大きさからしてレモンは10個くらいが妥当だろうと考えて、密接して実がついているものは切っていくことにした。

せっかくなので一個だけかじってみたら、苦くてレモンの味がした。


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研究室にLED蛍光灯がついた

2016-06-13 | 大学
今年22年目になる私の個人研究室の蛍光灯が突然点灯しなくなった。
何か暗いなと思ったら、二つある蛍光灯のうちドアに近い方が点いていなかった。
事務の担当者に頼んで蛍光灯とグロー球の両方を交換したが直らないので、電気屋さんに来てもらった。
本体の故障だろうと言うことで、どうせ修理するなら経費節減のためにLED蛍光灯に変更しようと言うことになった。

それが先週のことで、先ほど電気屋さんが来て、工事を行ってくれた。

作業に少し手間取ったが、新しいLED蛍光灯が点いた。

明るくて省エネなので少し嬉しい。

念のために今後のことを尋ねたのだが、もしこのLED蛍光灯が故障したときには、同じタイプのものに交換するようにとのことだった。
LED蛍光灯本体に回路が内蔵されており、蛍光灯本体は何の働きもしていないらしい。
だから、交換するときも必要な回路を内蔵したタイプでないと点灯しないそうだ。

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リハ学会3日目

2016-06-11 | 研究・講演
今日で最終日だが、今回は本当にたくさんの講演を聴き、ずいぶん勉強できた。


規定講習会(感染対策)
リハビリテーション医療において必要な感染予防対策
京都府立医大感染制御・検査医学 藤田 直久 先生

規定講習会(医療倫理)
緊急時支援の倫理:支援者と受援者の轍とこれから
東北大学医学部保健学科地域ケアシステム看護学分野 原田奈穂子 先生

規定講習会(医療安全)
医療チームの安全を支えるノンテクニカルスキル:
スピークアップとリーダーシップ
大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部 中島 和江 先生

ランチョンセミナー27
着用型随意運動介助型電気刺激装置の開発と今後の展望
早稲田大学人間科学学術院健康福祉科学科 村岡 慶裕 先生

特別講演13
革新的サイバニックシステム最前線―HALによる機能改善治療を中心に―
内閣府ImPACTプログラム/筑波大学大学院/
サイバニクス研究センター/CYBERDYNE(株) 山海 嘉之 先生

特別講演14
リハビリテーションロボットに求められるもの
藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学I 講座 才藤 栄一 教授

特別講演15
障がい者スポーツとパラリンピック―リハビリテーション科医の役割―
和歌山県立医科大学リハビリテーション医学講座 田島 文博 教授
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リハ学会2日目

2016-06-10 | 研究・講演
今日も1日たくさんの特別講演を聴いた。

教育講演 24
運動器とリハビリテーション:スポーツ 1.
投球障害肩の診断とリハビリテーション治療
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院スポーツ整形外科 筒井 廣明 先生

トップアスリートの足部・足関節障害―競技復帰へのこだわりのプロセス―
奈良県立医科大学スポーツ医学講座 熊井 司 先生


教育講演 25
運動器とリハビリテーション:外傷 1.
スポーツ膝関節外傷とそのリハビリテーション
弘前大学大学院医学研究科整形外科 石橋 恭之 先生

早期リハビリテーションを行うための骨折治療
北里大学メディカルセンター整形外科 内野 正隆 先生


ランチョンセミナー 13
宇宙医学研究とリハビリテーション先端機器の開発
久留米大学医学部整形外科学教室 志波 直人 教授


文化講演
超高齢社会における生き方
宗教学者 山折 哲雄 先生


特別講演 8
人工知能とビッグデータの応用
株式会社国際電気通信基礎技術研究所脳情報通信総合研究所 川人 光男 先生


教育講演 52
筋力増強訓練の基本と実際 1.筋力増強訓練の理論
弘前大学大学院医学研究科リハビリテーション医学講座 津田 英一 先生

筋力増強訓練の基本と実際
広島国際大学総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科 木藤 伸宏 先生




夜はリハ学会の例年の行事で、烏丸御池の居酒屋に岡大整形外科関係者が集まって懇親会を行った。
昔話に花が咲き、時間を忘れた。
いつのまにか我々も歳を取ってしまった。

来年のリハ学会は岡山の予定であり、岡山で懇親会を行うことになる。

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第53回日本リハビリテーション医学会学術集会

2016-06-09 | 研究・講演
平成28年6月9日(木)~11日(土)の3日間、国立京都国際会館とグランドプリンスホテル京都で開催される日本リハ学会に参加する。
会長は 久保 俊一 教授(京都府立医科大学 副学長)である。

昨年は診療などで参加できなかったので、今回はどうしても参加したかった。


今回の学会は盛大で、参加者も多いが企業展示も従来にないほど多かった。
特にロボット技術を用いたリハ機器の展示が増えていて、最近の流行を感じさせる。
企業展示等を見て回ったほか、下記の特別講演を聴いた。

会長講演
リハビリテーション医学における軌轍と融和
京都府立医科大学 久保 俊一 教授

ランチョンセミナー 1
脳卒中後遺症 上肢痙縮に対する治療戦略
東京慈恵会医科大学医学部医学科リハビリテーション医学講座 安保 雅博 教授

海外招待講演 7
Rehabilitation Robotics: From Analysis to Design to Assessment to Intervention
Massachusetts Institute of Technology,
Mechanical Engineering Dept., USA Hermano Igo Krebs

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Locomotive Pain Frontier 2016年6月号にSpecial Articleが掲載

2016-06-07 | 研究・講演
Locomotive Pain Frontierという新しい雑誌に下記のSpecial Articleが掲載された。
この雑誌を出版しているメディカルビュー社という出版社は、原稿を書いた著者が登録すると、M-Reviewなどの会員制webサイトを無料で利用できるとのことである。
医療文献データベースは結構使えそうである。



Special Article 総説
膝関節痛に対する運動療法 ―Closed Kinetic Chain Exercise―
河村顕治
Locomotive Pain Frontier 2016年6月号(Vol.5 No.1)
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