私が時々読んでいる板倉雄一郎氏のブログにおもしろい考察が掲載されている。
「貧乏暇なし」ではなくて「暇が無いから貧乏」なのだそうだ。
人間お金を稼ぐ人も稼がない人も持っている時間は同じ。
お金がない人は
『暇が無いから自分の過去、自分の今、そして自分の将来について「考える暇もない」』
だから
『努力する点、学習する点、作業する内容を選択し集中でき』ないから貧乏だというわけです。
さて、私が講義の合間に行った今日の作業内容はと言うと・・・やっぱり「暇が無いから貧乏」であった。
まず、昨年から始まった実績評価の目標設定シートの記入事項に1年間の総授業時間数を記入する欄があり、昨年は事務が記入してくれたのに今年からは教員が自分で計算して記入せよと言うことになっており、これに多大な時間が取られた。
と言うのも、授業時間数のカウントの仕方に疑問があり、教務に問い合わせしたりしていたらますます混乱してしまったのだ。
今日初めて知ったのだが、大学における講義は1コマ15時間から30時間、実習は1コマ45時間以上という縛りがあるのだそうだ。
同じように講義をしていても、講義によっては文科省に総時間15時間と届けているのもあるし30時間と届け出ているのもあるのだそうだ。
授業時間の計算を文科省に届け出た時間で計算するのか、それとも実態に合わせて計算するのか全く分からない。
やっているうちにこんなことで時間を浪費して何の意味があるのかとだんだんいらだってくる。
しかしどうにかしなければならない。
結局担当部署に質問のメールを送って返信待ちである。
それから次に行ったのが、リハ学会誌が電子査読システムに移行するために編集委員会で行う試行の作業である。
これは編集委員1人1人が仮の論文を新しい電子査読システムを利用して投稿して、うまく査読できるかどうか確認するという作業なのだ。
何が悲しくてこんな面倒なことをしなくてはいけないのだろうかと思いながら、ダミー論文を形式に合わせて作成し、投稿作業を行った。
作業を行って困った点を記録しておく。
1.英文抄録を全て英字の半角でペーストしたのに「半角で記入して下さい」というアラートが出て次に進めない。
よく分からないまま、少し英文を削ったら次に進んだ。
2.図表をアップするところで以下のような注意が書いてある
原稿は図表も含め、PDF自動変換機能を使用し、ひとつのファイルにまとめてください。エクセル、パワーポイントファイルなど、変換できないファイルがある場合、“その他ファイル”からアップロードしてください。
アップロードするファイル名はスペースを含まない半角英数字にしてください。
エラーメッセージをクリックすると、エラーの場所に飛ぶことができます。
“その他ファイル”のところには以下のような注意が書いてある
その他ファイル
図表について、原稿ファイルとまとめられない場合はこちらからアップロードしてください。 1
アップロード可能なファイルは10MBまでの "PDF (.PDF)", "Word (.DOC)", "Excel (.XLS)", "PowerPoint (.PPT)", "画像(.JPG)" ファイル(最大5個)です。
5個までファイルをアップできるのかと思い1つアップした後に次のファイルをアップすると書き換えられて結局1つのファイルしかアップできない。
結局“その他ファイル”という項目に1つファイルをアップすると、次の“その他ファイル”と言う項目が表れ、それが5回繰り返される仕組みだと言うことが分かった。
なお、アップする順番を間違えると後から入れ替えると言うことはできず、結局アップしたファイルをいったん削除してやり直すしかなさそうだった。この辺は外国の雑誌の電子投稿システムの方が便利で改良の余地があるように思った。