河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

私大定員割れ 初の5割超

2023-08-31 | 大学
日本私立学校振興・共済事業団の2023年度調査

今春入学者が定員割れした四年制の私立大は53・3%に当たる320校

都市部の大規模校に入学者が集まったことなどから、小規模校や地方で定員割れが広がった可能性がある

今後も18歳人口の減少は加速する見込み

文部科学省は大学入学者数が2040年に51万人、50年に49万人になるとの推計を示しており、総入学定員が現状のままなら2割分が過剰な状況


このまま行くと、地方私大から影響が出て、韓国のように地方の大学周辺の街はゴーストタウン化ということになりかねない
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ハラスメント防止研修会

2023-08-30 | 大学
岡山ひかり法律事務所の武政祥子弁護士を講師に迎えて、吉備国際大学キャンパスハラスメント防止研修会が行われた。

キャンパスハラスメントというのは人権侵害行為であること

大学にはハラスメントが起こりやすい要因が揃っていること

等、学びが多かった。
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韓国の大学適正規模化計画

2023-08-28 | 大学
「大学適正規模化計画」というのは韓国でこれから行われる政策である。

「教育部(日本の文科省)」は、地域別に大学定員の適正基準を定め、今年度から基準に及ばない下位30~50%の大学には「適正規模化」を勧告することにし、これに従わない場合は、翌年から財政支援を打ち切ることとした。

韓国では日本以上に早く少子化が進行し、私立大学が約80%と日本と似ていることから、韓国の大学政策は遅れて日本でも実施される可能性が高い。

韓国では大学適正規模化計画に先立つ過去8年間で大学の入学定員の約10%を削減する「構造調整」が既に実施されている。

これは教育部が298校の大学をABCDEの5つの等級に区分し、DEランクで『不良大学』の烙印を押された大学は強制的に定員削減を実施するというものであった。

これによって多くの大学が定員削減を実施し、経営難に陥った大学は閉鎖に追い込まれた。

2000年以降では廃校が19校で、このうち強制閉鎖が14校、自主閉鎖が5校である。

これにより、地方の大学周辺の街はゴーストタウン化しているとのことである。



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メインオープンキャンパス3回目

2023-08-27 | 大学
本日は夏に行われるメインオープンキャンパスの最終回である。

今回もたくさんの学生が参加してくれた。

自分の担当の動作解析のデモが終わった後、学内をぐるりと見て回った。

どの学科も在学生も参加して面白そうなイベントを行っていた。

私は人間科学部人間科学科心理学専攻のコースでバーチャルリアリティーの体験をさせてもらった。

トロッコのジェットコースターで結構リアルで怖かった。

今回、本学の教育の特徴である「地域連携・地域貢献」と「国際化」の展示ブースを出してくれていたのだが、どの参加者も興味のある学科の方へ行ってしまいあまり来てくれてないようだった。

スタッフとして待機してくれた留学生2名には感謝したい。





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令和5年度トロイ市派遣団報告会

2023-08-26 | 大学
高梁市国際交流協議会の国際交流事業として行われているトロイ市派遣団の報告会が高梁市役所で行われた。

7月31日から8月7日の間、高梁市内の中学生11名が国際姉妹都市である米国トロイ市でホームステイを行った。

その様子が、ホームステイを経験した中学生自身によってスライドで報告された。

それぞれの報告はどれも見事なプレゼンテーションであった。

アメリカでどのような体験をしたのかが生き生きと語られた。

高梁市のこうした活動が学生の成長となって将来生きてくるだろうと感じられた。


帰り道、夏の空がきれいだったので岡山空港に寄ってきた。

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文科省、国際人材育成急ぐ

2023-08-26 | 大学
表題は今朝の日経記事の小見出しである。

2033年までに、海外で学ぶ留学生を年間50万人に増やすという目標を達成するため、文部科学省は2024年度に、現在の人数に比べて7割増の3万人が給付型奨学金の対象になることを計画している。
この取り組みは、国際的な競争力を高め、グローバル人材を育てることを目指している。

それに先立ち、政府の教育未来創造会議は2023年4月、2033年までに、日本人留学生を新型コロナウイルスの流行前である年間22.2万人から50万人に、外国人留学生を年間31.8万人から40万人に増やすよう提案していた。

社会の国際化に対応するため、文部科学省は2000年代から英語教育の充実や留学の奨励に力を入れてきたが、国際人育成は道半ばだ。
内閣府が2018年度に若者約1000人を対象に実施したアンケートによると、経済的な理由や語学力不足などを理由に「外国留学をしたいと思わない」と答える若者は全体の5割を超えた。
アメリカやイギリス、韓国、ドイツは5割以上が留学を希望し、「外国留学をしたいと思わない」と答える若者は2割程度である。

2022年の国の調査によれば、留学経験のある高校生の84%が「再び留学したい」と答えた。
このことからも、グローバルな人材を育てるためには、高校時代から留学への意欲を高めることが重要でである。

隣の広島県では、新しい試みが既に始まっている。
2019年に瀬戸内海の島に開校した広島県立の全寮制中高一貫校「広島叡智(えいち)学園」では、ネイティブ教員や留学生と交流しながら英語を学ぶことが特徴となっている。
また、海外の大学進学に有利な教育プログラムである「国際バカロレア」も導入されている。
さらに、私立学校よりも低い学費で、高校で月に約1万円程度の授業料で学ぶことができる。
この学校では6カ国語も学ぶことができるとのことである。
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アメリカ夏の旅の思い出

2023-08-24 | 大学
8月26日(土)に高梁市役所で行われるトロイ市派遣団報告会に招待され、出席することにした。
オハイオ州トロイ市(アメリカ合衆国)は高梁市の国際姉妹都市であり、この縁組みには吉備国際大学が係わっている

トロイ市の位置をGoogleマップで確認していたら、近くにナイアガラがあることに気づき、昔の留学中の旅の記憶が鮮やかによみがえってきた。

以前、ブログにまとめたことがあるのでここでもう一度整理してみようと思う。

この旅行は1994年の夏のことである。

1. コーニング、コーネル大学、フィンガーレイク地方
 友人がコーネル大学に留学していたのを訪ねる目的もあり、オンタリオ湖南の付近の都市をゆっくり訪ねてみました。
「コーニング」といえば、日本でも割れにくい食器のコレールなどを通じてご存じの方も多いと思いますが、ガラスで有名な街です。
コーニングガラスセンターという美術館、工場、販売店などの複合施設があり、メインストリートにはブティック、クラフトやアンティークショップが建ち並び、ちょうど休日だったこともあり、お祭りのような騒ぎで大変楽しいところでした。
コーネル大学は「イサカ」という町にあるのですが、ここは「大学門前町」で、学生が好みそうなカジュアルなレストランや小物販売の店が建ち並び、落ち着いたところです。

2. ナイアガラの滝
 「ナイアガラ」と言えば、世界的に有名な一大観光地であり、アメリカ、カナダの東海岸の日本からのツアーにも必ず組み込まれるところです。
エリー湖から流れ出したナイアガラ川は、本流がカナダ滝、ゴート島を挟んだ支流がアメリカ滝として流れ落ちます。
落差56m、幅675mのカナダ滝は、中央が浸食されたその形から「ホースシュー」(馬蹄型、幸運を呼ぶお守りとして、好まれています)と呼ばれています。
流れは毎分17,000klと言われ、大瀑布は現在も岩を削り後退し続けています。

3. サウザンアイランド
 サウザンアイランドと言えば、日本でも有名なピンク色がかった甘口のドレッシングですが、この「いわれ」を知っている人は少ないでしょう。
オンタリオ湖の東側にキングストンという小さな街がありますが、ここからセントローレンス川のクルーズに行くことが出来ます。
この川には千ほど(ともいわれる)小さな島々が点在し、世界的な高級リゾート地になっています。
大富豪が島一つ一つを所有し、別荘を建てクルーズをして楽しんでいるのです。
あるシャトーの料理長が作ったのが、今では世界的に有名なサウザンアイランドドレッシングなのです。
もちろんピクルスや香辛料がマヨネーズベースの乳化した液体に浮かんでいる様もまさにうなずけるような話です。
とにかく、ゆっくりした旅でないとここを楽しむクルーズには参加できないかもしれませんが、素晴らしい景観とのんびりした時間が楽しめる所です。

4. オタワ、モントリオール
 メープル街道と呼ばれるハイウエィを抜けるとオタワに着きます。
オタワはカナダの首都でもあります。
カルチェラタンと呼ばれる地域を中心として世界各国の移民があつまり、街全体が文化の香りあふれ、異国情緒漂う風情のある都市です。
私はここで、韓国料理のバイキングの店にたまたま立ち寄ったのですが、本場の韓国料理をはじめとして、日本的な巻きずしやアメリカン的なフライ物まであるおもしろい店だったことを覚えています。
土産物屋には、アフリカの彫刻や置物の店や、メキシコ風の半貴石やカラーストーンを販売している店もあります。
 オタワを過ぎてさらに北上するとモントリオールに着きます。

5. ケベック
 モントリオールを過ぎて、東へ行くほどに、フランス色が濃くなってきます。
だんだんと標識も格好が変わり、ケベックに着く頃には、看板のほとんどがフランス語表記になります。
公用語をフランス語にするか英語にするか、何度も住民投票が行われたり、カナダから独立するかどうかが問題になるほどに、元フランス領という歴史を感じます。
フランス人は英語が判ってもフランス語しか話さない風潮があるような気がするのですが、ケベックでも、町中の観光客向けのおみやげやさんや、レストランでしか、英語は好まれていないような雰囲気がありました。
北米、どこへ行っても民族的な対立や、いわゆるガラスシーリングを垣間見ることがあるのも、一つの勉強だと思います。
それはともかく、ここは有名な「シャトーフロントナック」というケベックの中心とも言える高級ホテルを中心として小綺麗にまとまった、とても素敵なところです。
北米唯一の文化遺産都市にも指定されているだけあって、小さい路地にはまりこむと、中世の格好をした騎士や童話の主人公がでてきそうな風情があります。

6. ケベック郊外
 車での旅行なのでケベック郊外を特に目的もなくドライブしました。
日本では考えられないような趣のある家が、きれいな緑の中に立っています。
特に赤い屋根の家が印象深い思い出として残っています。

7.  帰路
 1994年の夏、留学先のジョンス・ホプキンス大学のあるメリーランド・ボルチモアを起点にした車での旅は、コーネル大学から始まってナイアガラからカナダに入り、延々と北上してケベックで終わった。
いくら臨床の義務のない留学生活とはいえいつまでも夏休みをくれるわけではないので早くボルチモアに帰らなくてはならない。
最後の2日間はただひたすら高速道路を南へと走った。
途中名も知らぬアメリカ北部の街で1泊して夜はその街の雰囲気を楽しんだ。
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科研費申請書ほぼ完成

2023-08-16 | 大学
台風7号が岡山県をかすめて北上する中で、昨日は丸一日科研費申請書を書いていた。

例年だと夏休みにアイデアを絞り出し、9月になって科研費申請書を書き始めるというパターンであったが、お盆に部屋にこもって申請書を書くというのは初めての経験である。

ご先祖様のお墓参りは13日に済ませてきたので、今回は気を引き締めて申請書に集中した。

昨日中に何とか書き上げたのだが、一晩過ぎて改めて読み返してみるとやっぱり修正するところが見つかる。

何度も推敲を重ねたが、明日の朝もう一度推敲して申請しようと思う。
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夏休みは科研費申請書

2023-08-11 | 大学
今日は山の日で祝日なので病院での外来も休診である。

科研費の締切がこれまでより大幅に早まったため、昨日から一生懸命申請書を書いている。

昨日、大学の研究室で書いた申請書を、自宅で書き直そうとして自宅のMacのファイルを開いたら古いバージョンだった。

onedriveでの同期がうまく機能していない。

再起動したりリセットしたりしてみてもどうしてもうまくいかない。

昨日書いた申請書はどうしても失いたくないので、Webでファイルを開いて何とかダウンロードした。

onedriveは調子が悪いから、とりあえず救出したファイルで作業を進めることにした。

今は複数のMacのデータをクラウドで共有しているため、共有がうまくいかないととても困ったことになってしまう。

新型コロナは5類に引き下げられたが、今年の夏もどこへも行かずに部屋の中で申請書を書いて過ごすことになりそうだ。



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メインオープンキャンパス2回目

2023-08-06 | 大学
今日、2回目のメインオープンキャンパスが実施された。

前回よりもさらに多くの参加者が来てくれた。

3回目は8月27日の予定となっている。

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令和5年度大学・高専機能強化支援事業

2023-08-01 | 大学
7月21日付けで、文部科学省より「大学・高専機能強化支援事業」の初回公募選定結果が発表された。

この事業は、デジタル・クリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けて、意欲ある大学や高等専門学校が成長分野への学部転換等の改革に予見可能性をもって踏み切れるよう、機動的かつ継続的な支援を行うものである。

事業は「支援1」と「支援2」からなる。
支援1は理工農系の学部新設などを後押しする再編支援で公私立大学が対象。
支援2はデジタル人材の輩出に向けて定員拡大などを図るもので、国公私立大学と高等専門学校(高専)が対象になる。

近隣の大学ではノートルダム清心女子大学が情報デザイン学部の新設で支援1に採択されている。

今朝の日経にこれに関する記事が出ていた。
非常に参考になるので記録しておきたい。

以下日経「大学「理系」拡充の行方 「文理分け」解消の契機に」より引用
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支援1は32年度までに250校の選定を目指すが、今回私大の申請は54校だった。
ある私大理事長は「思ったより少ない。教員が払底しており、データの専門家などは大学より高給の企業に流れているからでは」と話す。
今後も教員の採用難の中でどれだけ後続が出るかは未知数だ。
新学部などの設置後も、超少子化の状況下での学生確保という難題が待ち受ける。

私大が文系を中心に拡大したのは、私大に対する公的な財政支援が少なかったことの裏返しでもある。
理系は設置コストがかさむからだ。
今回の拡充策を大学教育の底上げにつなげるには大学の財政基盤をどう安定・強化するかという議論も必要になる。

「ニーズがあるのは理系、文系は役に立たない」という単純な見方が広がることも避けたい。
脱炭素化ひとつとっても社会を変えるには制度や人の行動様式に関する人文・社会科学の知見が要る。
逆に大学の文系学部も数理・統計・計算機科学などを教えないと有用な人材を育てられない。

今後は大学でも地域の具体的な課題などを素材に学ぶ課題解決学習(PBL)が重みを増す。
大学ではデータの活用や留学生との協働といった要素を入れないと、小中高校までのPBLや探究活動と差異化できないのではないだろうか。
文系・理系の区分けは本気でやめる時なのだ。

そのためには文系学生が副専攻で理系を学ぶといった文理横断型の取り組みも後押ししてよい。
今回の拡充策は「理工農系」限定だが、それにとどまるべきではない。
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