河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

補助金を獲得し続けると言うこと

2013-08-27 | 大学
短くて、実質的にはほとんど休めなかった夏休みが終わり、学長、副学長から朝一番に早速お呼びがかかった。

議題は、採択された 文部科学省平成25年度 「地(知)の拠点整備事業」の実施体制についてである。
この件については早急に検討しなくてはならない案件があり、私の方から検討をお願いしていたのである。

新しい体制づくりがまず早急にやらなければならない第一の案件であるが、予想していた通りその責任者は私と言うことになりそうだ。

となると、今後5年間は責任が生じてくる。
かなり気の重い話である。


会議の後、締切の近づいた原稿を書きながら、気分転換に庶務課に置いてあった『科研費NEWS』をめくっていたら、早稲田大学名誉教授の吉村作治先生のエッセイが目にとまった。

読み進むと、科研費を獲得してエジプトの調査研究をずっと行ってきた経過が綴られていた。

吉村先生と言えばTVでおなじみで、私は大企業のスポンサーのついたお気楽なタレント教授だとばかり思っていたのだが、何と研究を開始した時から約半世紀、1年も途切れることなく科学研究費の助成を受けてきたのだそうだ。

これは本当にすごいことである。

私も科研費の採択率は悪くはないが、それでも半世紀の間ずっと科研費を維持し続けるなんて想像もできない。

派手に見えるパフォーマンスの裏で必死でそうした地道な努力を続けてきたのだと言うことが分かり、頭の下がる思いであった。
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依頼原稿になかなか取り組めない

2013-08-25 | 研究・講演
岡大リハ部の千田先生が責任者で、原稿依頼の来た変形性膝関節症の運動療法の原稿だが、締切が1週間後に迫ってきている。

いろいろ忙しく、やればすぐに書けると見込んでそのままにしていたが、いざ執筆しようとしてもなかなか気持ちが集中できない。

大体こんな感じというイメージはできているのだが、気持ちが乗らないのである。

しかしいい加減な原稿も出せないので、そろそろ集中しなくては間に合いそうにない。
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オープンキャンパス

2013-08-24 | 大学
朝一番に駅前キャンパスで通信制大学院生の研究指導を行った後、すぐに高梁まで出てきてオープンキャンパスを行った。

今回の参加者は例年よりもかなり多かったように思う。

いつもの動作解析のデモは、見学者が来れば随時行うという形式に変更されたため、始めと終わりの区切りがつけにくく、少しやりづらかった。

週末も仕事が続くので、ややばて気味である。
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通信制大学院スクーリング

2013-08-24 | 保健科学研究科
昨日より岡山駅前キャンパスで通信制大学院保健科学研究科理学療法学専攻のスクーリングが始まった。

午前中は1年生の研究計画発表で、午後からは2年生の研究中間発表を行った。
私は冒頭の挨拶の他、中間発表の座長を務めた。

毎年のことながら、1年生の未熟な発表に対し、2年生の中間発表はずいぶんしっかりしたものになっている。

通信制とはいえ、通学制以上の努力をしているのは間違いない。

夜は、駅前のいつものお店で懇親会を行った。

楽しい1日であった。
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岡山リサーチパーク研究・展示発表会 実行委員会

2013-08-22 | 研究・講演
表題の実行委員会があり、午後、参加してきた。

今年度からリニューアルして時期も年度末の3月に行うと言うことで、これからまだまだ実行委員会は続く。

明日からは通信制大学院のスクーリングがあり、忙しい日々が続く。


本日が補助金調書の書き直し提出締切日で、事務の黒田君はまだ延々と作業を続けてくれている。

こんな毎日でいいのだろうか。
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文部科学省より、補助金調書確認事項

2013-08-18 | 大学
13日に提出した補助金調書に関して、文部科学省より補助金調書確認事項が届いていると事務の黒田君から連絡があった。

この確認事項に対応した文書を、今度は8月22日までに送り返せとのことである。

せっかく気を遣ってコンパクトにまとめた内容に対しても、記載漏れがあるなどと指摘されており、かなり滅入る。

しかし、きちんと対応しないと補助金はもらえないのでやるしかない。

かくして、夏休み最後の1日も書類書きに追われて潰れることになる。

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作業を少しやってみて、この作業は何かに似ていると思った。

投稿した論文への査読者の指摘に対する書き直し作業である。

いくら査読者の指摘はおかしいと思っても、「ご指摘に従い修正しました」と書かなくては論文は採択されない。

そういう意味ではこういった補助金の申請作業を、私のような教員がやるのも意味のないことではないのかもしれない。
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昭和60年岡山大学医学部卒同期会

2013-08-17 | 医学・医療
帰省してお墓参りをして実家に一泊し、すぐに岡山に帰ってきた。

午後、ホテル・グランビア岡山で昭和60年岡山大学医学部卒同期会が行われるためだ。

全国に散らばった120人ほどの同期生のうち40数名が集まった。
わざわざこの同期会に合わせて、アメリカから帰国した同級生もいた。
冒頭に、今年は卒業後28年目とのことで、幹事から2年後の30周年にももう一度同期会で集まろうという提案があり、全員から賛成の拍手で了承された。

1人1人近況報告を行ったが、ちょうど病院では責任ある立場についている年代で、立場はそれぞれ違っても大変さは皆同じという様子であった。

誰かが挨拶でおもしろく指摘していたが、髪の毛の色が変わったり、量が減ったり、顔が横に少し膨らんだりした以外は皆学生時代の面影が残っていた。
学生時代に「おじさん」というあだ名をつけられていた同級生は、年齢が追いついて全く昔と変わっていないと言うことになった。

中にはうつ病になって苦労している仲間もいて、皆それぞれ苦労が忍ばれた。

皆、健康に気をつけて2年後にまた会いましょうと言うことで解散となった。



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お盆も終わり

2013-08-16 | 大学
Uターンラッシュが既に昨日から始まっているが、私は今日帰省してお墓参りに行く予定である。

お盆休みでも仕事をしている人はたくさんいて、少なくとも文科省の方や通信制の大学院生からは仕事のメールが来ているので間違いなく働いているに違いない。

通信制の大学院生は通常の仕事をこなしながら研究を行って論文を書いているので、お盆休みはないに等しい。

月末にはスクーリングで研究中間発表が予定されており、今はその準備で忙殺されている頃である。

それと比べると私は忙しいと言ってもまだゆとりがある方だ。

9月には依頼原稿の締切が2本あり、それと平行して獲得した補助金の執行体制を整えるのが目先のノルマだが、この数日は少し休ませていただく。

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お盆休みだけど仕事中

2013-08-13 | 大学
お盆を挟んで大学は夏期休暇中だが、今回採択された補助金の調書提出の締切が今日なので、事務の黒田君と電話やメールで連絡を取りながら最後の調整を行っている。

これが完了すればやれやれと言うことになるが、実は今月19日締切のやっかいな仕事も抱えていて、すぐに次の作業に移らなくてはならない。

何とか早く終わらせて、16日には亡父のお墓参りにゆっくり行きたいと思っているが、気の休まる時がない。
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「半沢直樹」がおもしろい

2013-08-11 | 大学
休日なのに文科省に提出する補助金調書を仕上げているが、苦労ばかり多くて全くおもしろくない。
しかし、それでも午後9時からの「半沢直樹」が見たくて頑張った。

「10倍返しだ。」と、支店長を告発するかと思いきや、情にほだされる。
ただ、情にほだされるだけでなく、冷酷に自分の目的に利用する。

なかなか凝ったストーリー展開で、見た後に一種の爽快感がある。

みんな自分の立場と重ね合わせて見ているのだろうな。

私も一度は言ってみたい。

「10倍返しだ。」

それって、誰に向かって言えば良いのだろう。
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川大岡大リハ合同「吉備高原の夏を楽しむ会」

2013-08-09 | 大学
吉備高原医療リハセンター 厚生棟前でバーベキューパーティーが催された。

岡山県のリハ医の懇親会である。
今回は吉備高原医療リハセンターの徳弘院長の主催で行われた。

いろいろ辛いことの多いリハ医が仲良く集まって懇親会を行うことは意味のあることだと思う。

ただ、私の場合はリハ医というよりは大学教員という立場の方が重いので、何となく他の先生方とは違う感じである。
むしろ、学長に就任された川崎医療福祉大学の椿原先生に似た立場だと感じる。

本来なら心置きなく吉備高原の夏を満喫するはずが、文科省への補助金調書の提出を控えて、気が気ではなかった。

私のように補助金の手続きに追い回されているような医師は、日本全国探しても稀なのではないかと思う。
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大学院研究発表会ほか

2013-08-08 | 大学
昨日は文科省の補助金説明会に参加するために東京へ日帰り出張し、今日はまた早朝から起きて出校した。
最低限の書類仕事を終わらせて、すぐに大学院の研究発表会を行った。

それが終わったら、すぐに大学院生と面談。

それから書類を準備して午後2時から補助金調書作成に向けてテレビ会議。

終了後は直ちに書類作成に取りかかるべきところに、学外実習から帰ってきた4年生のゼミ生が報告に来たためしばし中断。

夕方遅くに作業開始するも記載内容が複雑で途中やめ。

自宅に帰り夕食後、気を取り直して再度書類に向かっている。

明日朝一番には黒田君にデータを送って稟議書を回してもらわなければ間に合わない。

どこの大学もたいていお盆の前後は夏休みになっているのに、13日までに書類提出というのは本当に厳しい。

とはいえ9月1日に補助金交付というスケジュールから逆算すると13日というのがぎりぎりのところなのだろう。

国家予算を合理的に執行するというのは本当に難しい。
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一難去ってまた一難

2013-08-06 | 大学
日曜日からずっと出張しており、本日夕方から行われた学生との懇親会(吉理会)と、理事長室の暑気払いの飲み会とは、どちらにも参加できなかった。

出張中に、事務の黒田君から携帯に連絡があり、文科省から今回採択された補助金の予算計画を今月13日までに提出するように指示が来たという。

もう週末からは夏休みに入ろうかという時期なのにすぐに予算書を出せとは酷な指示である。

明日、再び東京へ日帰り出張して、今回の補助金の使用に当たっての注意事項などの説明を受けてくることになっている。

今週末は予算の調整で終わってしまいそうだ。
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上肢外科サマーセミナー in Kasaoka

2013-08-03 | 研究・講演
中四国から手の外科を目指す整形外科医が集まる上肢外科サマーセミナー in Kasaokaに参加した。

岡大整形外科手の外科グループのリーダーである笠岡第一病院の橋詰博行院長の主催である。

私は手の外科グループではないが、バイオメカ的意見を求められてしばしば橋詰先生の主催する研究会などに参加してきた。
今回は特別講演で北大整形外科教授の岩崎倫政先生が来るので是非出席するようにお誘いがあった。

岩崎先生は私の留学仲間なのである。

久しぶりに聴講する手の外科の講演はどれも刺激的だった。

岩崎先生の講演は、留学から帰国してからの研究の歩みをなどるようなもので、これまでの努力の内容がよく分かった。
講演後、懇親会で少し話をさせていただいたが、既に教授らしい落ち着きを身につけられて留学時代よりもずいぶん立派になられたと感じた。

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平成25年度「地(知)の拠点整備事業」選定結果について(通知)

2013-08-02 | 大学
本日、文科省から表題の通知があった。

さきに貴学から申請のあった下記事業について、「地(知)の拠点整備事業選定委員
会」において審査を行った結果、別紙を遵守することを条件として採択されました。

            記

事業名称:だれもが役割のある活きいきとした地域の創成


通知を受け取った副理事長からまっさきに私の携帯に連絡が入った。

体調が悪くなるほど無理をした申請作業が報われたと言う喜びと、これからまた苦労が始まるという気疲れとが入り交じった複雑な心境である。

早速、8月7日には一橋大学一橋講堂で採択大学等対象説明会があるとのことでまた東京日帰り出張である。
実は、その前日深夜に出張から帰ってくる予定であり、自宅で一眠りしたらまたすぐ新幹線に飛び乗らなくてはならない。



今回の採択の結果について、ゆっくり検討する余裕もなくすぐに走り出すことになるが、送られてきた下記の所見を読む限りにおいては、我々は良くやったと言えるのではないだろうか。

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    地(知)の拠点整備事業選定委員長所見
 この度、地(知)の拠点整備事業選定委員会は、「地(知)の拠点整備事業」について、本年5
月に申請のあった319件(342大学・短期大学・高等専門学校)の事業に関して審査を行っ
た。
 採択された52件の事業は、学長の強力なリーダーシップの下で、全学必修科目の新設や大規
模な教育カリキュラム・組織の改革など、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を実施
することとしており、どれも自治体との課題の共有・強固な連携関係が認められる。また、その
達成目標や実施計画も具体的かつ実効性があり、高い成果が見込まれるものとなっている。
 なお、採択された事業は、全国38都道府県(未採択都道府県は9県)に広く展開している。
それぞれの地域が持つ課題は様々であり、また、それに対応する大学等の規模や分野等も異なっ
ているため、今後の地(知)の拠点となる大学等のモデルを一定程度提示できたと考えている。
 一方で、本事業は、今までのいわゆるGP事業のように特定のプロジェクトを支援するものと異
なり、大学全体として地域志向に取り組むことが必要となるが、そういった趣旨が大学にうまく
伝わらず、趣旨を捉えられず申請された事業も多く見られたのは、残念なことである。
 また、採択大学等の設置形態別でみると、国立21校、公立11校、私立16校(単独申請
48件中)となった。選定委員からは、設置形態により、背景事情(大学等の設置の経緯、自治
体との今までの関係など)や大学の規模が大きく異なるため、比較しつつ、それぞれの状況を踏
まえて審査することが難しかったとのコメントもみられた。
 本事業は全大学等の約1/4が申請してきたことからみても、大学等の改革意欲は十分に感じ
られた。一方で、申請数の約1/6しか採択できなかったことから、来年度も新規採択する方向
で検討いただくことを強く期待している。今回採択されなかった大学等においては、自治体との
連携を強固に構築した上で、学長のリーダーシップの下、学内で真摯に議論し、大学等が「地(知)
の拠点」となることの意義について大学全体で再度検討していただきたい。もちろん、今回採択
となった大学等の取り組みを参考にすることも有意義である。また、事業の趣旨・内容等不明な
点等については、文部科学省の担当部局に確認するなど、積極的な対応を期待したい。

 今回、本委員会は、大学全体として地域を志向した教育・研究・社会貢献を行う事業を支援す
ることで、地域の再生・活性化の核となる大学等を形成すべく、①地域と地域課題の設定の適切
性、②地域課題を踏まえた地域を志向した教育・研究・社会貢献の達成目標・取組の実現可能性、
③学内の実施体制の整備、④自治体との組織的な連携の実質性の観点を考慮して選定を行った。
採択された事業のうち、改善・取り組みの充実を要すると思われる箇所については別途指摘を
しているが、改めて採択された各大学等には以下の内容についてお願いしたい。
・自治体と課題の共有・連携を密接に行うこと。
・積極的に事業の内容を学内や地域に情報発信すること。
・補助期間終了後も積極的に事業を推進し、地域の再生・活性化の核となる大学等で在り続け
ること。
 また、残念ながら今回不採択となった大学等についても、地域や大学等の特色を踏まえ、種々
の創意工夫ある事業が提案されていたことから、学内資源を活用するなどし可能な限り事業を推
進することをお願いするとともに、先に述べたとおり、再度「地(知)の拠点」となることの意
義について大学全体で検討していただきたい

 グローバル化によるボーダーレス化、新興国の台頭による国際競争激化など急激に変化する世
界情勢の下、我が国は、少子高齢化の進行、地域コミュニティの衰退、東日本大震災からの復興
という国難に直面しており、今こそ、持続的に発展し活力ある社会を目指した変革を成し遂げな
ければならない。
 特に、日本全国の様々な地域での特色ある取組を進化・発展させ、地域発の社会イノベーショ
ンや産業イノベーションを創出していくことは、我が国の発展や国際競争力の強化に繋がるもの
である。
 「知の拠点」である大学等は、社会の変革を担う人材の育成、イノベーションの創出など重大
な責務を有しており、選定大学等においては、地域自治体と連携し、「地(知)の拠点」として大
学全体で全力で地域の再生・活性化に貢献するとともに、大学等の機能強化の実現を期待してい
る。
                              平成25年8月2日
                                選定委員長 納谷廣美
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