短くて、実質的にはほとんど休めなかった夏休みが終わり、学長、副学長から朝一番に早速お呼びがかかった。
議題は、採択された 文部科学省平成25年度 「地(知)の拠点整備事業」の実施体制についてである。
この件については早急に検討しなくてはならない案件があり、私の方から検討をお願いしていたのである。
新しい体制づくりがまず早急にやらなければならない第一の案件であるが、予想していた通りその責任者は私と言うことになりそうだ。
となると、今後5年間は責任が生じてくる。
かなり気の重い話である。
会議の後、締切の近づいた原稿を書きながら、気分転換に庶務課に置いてあった『科研費NEWS』をめくっていたら、早稲田大学名誉教授の吉村作治先生のエッセイが目にとまった。
読み進むと、科研費を獲得してエジプトの調査研究をずっと行ってきた経過が綴られていた。
吉村先生と言えばTVでおなじみで、私は大企業のスポンサーのついたお気楽なタレント教授だとばかり思っていたのだが、何と研究を開始した時から約半世紀、1年も途切れることなく科学研究費の助成を受けてきたのだそうだ。
これは本当にすごいことである。
私も科研費の採択率は悪くはないが、それでも半世紀の間ずっと科研費を維持し続けるなんて想像もできない。
派手に見えるパフォーマンスの裏で必死でそうした地道な努力を続けてきたのだと言うことが分かり、頭の下がる思いであった。
議題は、採択された 文部科学省平成25年度 「地(知)の拠点整備事業」の実施体制についてである。
この件については早急に検討しなくてはならない案件があり、私の方から検討をお願いしていたのである。
新しい体制づくりがまず早急にやらなければならない第一の案件であるが、予想していた通りその責任者は私と言うことになりそうだ。
となると、今後5年間は責任が生じてくる。
かなり気の重い話である。
会議の後、締切の近づいた原稿を書きながら、気分転換に庶務課に置いてあった『科研費NEWS』をめくっていたら、早稲田大学名誉教授の吉村作治先生のエッセイが目にとまった。
読み進むと、科研費を獲得してエジプトの調査研究をずっと行ってきた経過が綴られていた。
吉村先生と言えばTVでおなじみで、私は大企業のスポンサーのついたお気楽なタレント教授だとばかり思っていたのだが、何と研究を開始した時から約半世紀、1年も途切れることなく科学研究費の助成を受けてきたのだそうだ。
これは本当にすごいことである。
私も科研費の採択率は悪くはないが、それでも半世紀の間ずっと科研費を維持し続けるなんて想像もできない。
派手に見えるパフォーマンスの裏で必死でそうした地道な努力を続けてきたのだと言うことが分かり、頭の下がる思いであった。