河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

リハ学会編集委員会

2007-06-29 | 研究・講演
本日も、先週に引き続き東京出張である。
会議は2時間だけなのだがそのために東京まで出てこなくてはならない。
早くインターネットで会議ができるようにならないだろうか。
忙しいとついそんなことを考える。
やっぱりリアルで顔を見ながら議論することに意味があるのだろうとは思うのだが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

臨床歩行分析研究会運営委員会

2007-06-23 | 研究・講演
東京へ日帰りで出張。
久しぶりに秋葉原へ寄ってみたが変化に驚いた。
運営委員会は青山の国際医療福祉大学大学院で行われたのだが、こんなに恵まれたロケーションならいくらでも大学院生は集まるだろうと思えるような好立地の大学院であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

研究所起工式

2007-06-20 | 大学
本日、補助金が採択されたオープンリサーチセンターの起工式が行われた。
高梁市長やマスコミ関係者も来られて、本格的なものだった。
こうして実際に動き始めると、研究所ができるのだと言うことが実感できる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1回オープンキャンパス

2007-06-18 | 大学
今年もオープンキャンパスが始まった。
17日(日)に教職員全員と学生有志参加で来校者に対応した。
私は今年も体験コーナーの「動作解析」が担当である。
今回は最新式のリアルタイム3次元動作解析システムMAC3Dがあるのでデモはより魅力的なものになる。
小学生の息子に何気なくそのことを話したら見てみたいというので、どうせならと思いモデルにすることにした。
海水パンツ一枚にしてマーカーを貼り、歩いたり踊ったりさせてみた。

当初は別の出し物を考えていた。
人体骨格モデルにマーカーを貼り、取り込んだデータに骸骨のスキン(アニメ)をかぶせる。
そうすると見学者が骸骨と握手するとディスプレー上の骸骨がリアルタイムで動くという趣向である。
これを壁面に液晶プロジェクターで投影して大きく見せる。
スクリーンでは透明人間になった自分が骸骨と握手しているのが見える。
リアルタイム解析ならではのプレゼンで、最初はこんなことができるのかと驚いた。
ただ、吊り下げた人体骨格モデルなので、動きが乏しくせっかくのリアルタイム動作解析の機能がうまく生かせない。
やはり跳んだりはねたりの動きの方が見ていておもしろいことに気づいた。

息子も大勢のギャラリーに囲まれて楽しそうであった。
夕方少し時間があったので、一家でドライブがてら家へ帰った。
昨年の夏休み以来、亡くなった父の見舞に帰る以外は家族でどこかへ出かけることもなかったので、これが久しぶりの一家団欒である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーズ発掘研究助成

2007-06-15 | 研究・講演
春に応募していた科学技術振興機構のシーズ発掘研究という研究助成に採択されたという内定の電話が大学担当者にあったらしい。
http://www.jst.go.jp/chiiki/seeds/index.html

私が応募したのは「CKCにおける二関節筋機能を利用した下肢筋力増強用着衣の開発と応用」という課題である。
先日特許が下りたアイデアが元になっているのだが、最初は軽い気持ちで始めた研究が、実際に商品化されさらに発展しそうな気配になってきた。

今年に入ってからは応募した研究費や補助金がことごとく採択されるというありえない展開になってきている。
これからばりばり研究して成果を出して行かなければならない。
嬉しいような困ったような妙な気分である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第53回岡大整形外科開講記念会

2007-06-09 | 研究・講演
今回の開講記念会では同期の 石田 裕 先生が特別講演を行った。

「国際医療協力に関わってー世界のハンセン病制圧計画の現状ー」
国立国際医療センター国際医療協力局派遣協力専門官 石田 裕

石田先生は私と同じ時期に岡大整形外科で研修を受け、ミャンマーなどで長らくハンセン病撲滅のための活動を行ってきた。
現在も1年の半分は海外出張なのだそうだ。
今回8年ぶりくらいの再会となった。
明日はすぐ東京に帰り、月曜日にはミャンマーへ行くと言っていた。

同期にこのような先生がいるのは誇らしい。
私など努力するベクトルがずれているのではないかと反省させられる。

そんなことはともかく、年をとっても昔一緒に研修を受けた同期生というのはいいものだと思った。
本質的にはみんな変わっていない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リハ学会2日目

2007-06-08 | 研究・講演
発表は6日に済んでしまい、2日目は夕方の発表の座長だけがノルマである。
ゆっくりシンポジウムや機器展示を見て回り気楽に過ごした。
午後3時からシンポジウム5「ロボット・リハビリテーション工学」は楽しみにしていたものであり、早々と会場に行き最初から最後まで発表を楽しんだ。
特に、東京理科大学 小林 宏 先生のいろいろなロボットの話と本田の 竹中 透 先生の走るアシモまでの開発の話がおもしろかった。
最近はとかくロボットをリハに応用すると言うことがはやりで、大型研究費などを申請するときにはそのようなことを書く人が多いのだが、実際にはロボットを医療・福祉に利用するのはまだまだ時期尚早である。研究で税金を無駄遣いしたあげくほとんどめぼしい成果がないと言うのが一般的なパターンになっているように思う。
私はアトムの時代に生まれたのでロボットやSFは大好きだが、研究としては一歩引いたところでもっと別のアイデアで実際に役立つものを開発したいと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第44回日本リハビリテーション医学会学術集会

2007-06-07 | 研究・講演
6月6日(水)-8日(金)神戸国際会議場でリハ学会が行われている。
今回は全部がポスター発表で例年とがらりと変わったスタイルで行われている。
昨日下記発表を行った。このポスターは会期中ずっと貼りっぱなしである。
 
大腿直筋を模したベルトを利用した立ち上がり運動によるハムストリングの活性化
河村顕治  吉備国際大学保健科学部
(概要)通常の立ち上がり運動では大腿四頭筋の広筋群が強力に収縮し、ハムストリングや大腿直筋など二関節筋の筋活動はほとんど見られない。今回、大腿直筋を模したベルトを利用してハムストリングの筋活動を高めバランスの良い筋収縮パターンを得る方法について研究を行った。

機器展示でも情報収集を行い、夜は岡大のリハ関係者で懇親会を行った。
それぞれみんないろいろな苦労を抱えていることがよく分かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人間工学会第48回大会

2007-06-05 | 研究・講演
6月2日(土)、3日(日) に名古屋市の名城大学天白キャンパスにおいて日本人間工学会第48回大会が行われた。
新見短大の松本先生が下記発表を行った。

ベッドから車椅子への移乗介護動作の3次元動作解析による局面化
松本百合美(新見公立短期大学)、塩川満久、住居広士(県立広島大学)
河村顕治(吉備国際大学)
(概要)移乗介護は、介護福祉の現場で日常的に頻繁に行われる介護であるにもかかわらず,移乗介護動作そのものの分析は充分とは言えず,先行研究でも,時間に対する移動軌跡や足底圧の変動、体幹や膝の屈曲角度の変化等,2次元で捉えたものが多い。しかし,移乗介護は立ち上げ,旋回,着座といった複数の動作を含み,移動の方向や力の向き,速度などが複雑に変化しながら一連の動作として行われる介護である。そこで今回,右片麻痺の模擬利用者に対する移乗介護動作を3次元解析した結果,介護者の重心に近い左右の上後腸骨棘の中点の移動軌跡を3次元で捉えることができ,これを分析することで,移乗介護動作を局面化できる可能性が示唆されたので報告する。


介護動作は二人の被験者が接触しながら動作を行うので、解析が非常に複雑になる。
これから求められる研究と思うが、なかなか難しい。
本学にも新しい3次元動作解析システムが導入されたことから今後こうした研究を行っていきたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教員評価について思う

2007-06-03 | Private
この週末は珍しく休みとなったため、自宅で締切の迫った申請書などを書くほかは家族と過ごそうとした。
ところが土曜日には小学生の息子は午前学校があり、午後は塾通いで、遊べない。さらに日曜日は参観日である。
そこで発想を転換して、息子の生活を知るべく積極的に見学に行くことにした。

まずは土曜午後、塾の見学である。
あらかじめ電話で見学を依頼し、送りがてら見に行った。
大手の塾で、若い先生が元気よく算数を教えている。
小学低学年の子どもはいろいろ喋るし、ハイテンションで興味を引きつつ丁寧に教えるのは大変である。
上手に興味を引きつつ板書も丁寧に的確に行う。
しかも決められた内容を時間内にぴたりと納める。
さすがである。
この塾では教師の採用は非常に厳しいのだそうだ。
1000人くらいいる希望者の中から選抜を行い、まずは事務手伝いから始まり、その中から数人だけ教員として正式に採用される。
採用された後も、さらに2ヶ月に1回、受講生や父兄の評価があり、それによって給料が変動するばかりでなく、下手をすると首を切られるとのこと。
大学教員をやっていると信じられないくらい厳しい成果主義の世界である。

日曜日、小学校の参観日。
こちらは塾のようにきびきびした張り詰めた雰囲気はないが、新しくできた校舎で和気藹々と和やかな授業が進行している。
キリスト教系の私学なので道徳や宗教教育に特色がある。
その他、英語のクラスに力を入れている。
父兄としては和やかに楽しく過ごしていればそれだけで嬉しい。
小学校では人格の形成が一番重要だ。
私自身は無宗教だが、キリスト教でも仏教でも何か心の支えはあったほうがいいのではないかと思い始めている。
父を亡くして、葬式仏教でもそれなりに心は和んだ。
この小学校でも教員の評価はあるのだろうが、受験用の塾とはまた違った尺度での評価が行われているのだろうと思う。

私の大学でも、突然今年から人事評価が始まることになった。
いったいどういう結果になるのか、他人事のような興味があるが、アメリカのようにきちんとしたシステムがないところで人事評価をどのように客観的に行うのか疑問はつきない。

私がアメリカに留学していた時のボスは、若い頃はメイヨークリニックで一流の業績を上げてジョンス・ホプキンス大学に呼ばれたのだが、晩年はめぼしい成果もなく、結局は研究室を廃止して引退することになってしまった。
それを見ていて、アメリカ流の評価システムの良い面と悪い面を実感した。
日本のシステムは、年配の教員に優しい温情主義のシステムである。
私もだんだん年をとって、そうしたシステムがありがたい年齢になりつつある。
ところが、社会はアメリカ式の成果主義に急速に変わりつつある。

おそらく、何年もしないうちに、受験対策塾のような実力主義の評価体制に移行するのではないかと恐れている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする