夜、BSで、世界一男女平等が進んでいる国、ノルウェーの様子を見ました。 感動しました。
「女性の品格」を著した坂東眞理子さんが、ノルウェーの子ども・平等大臣カリタ・ベッケメレムさんに話を聞きながら、男性の育児休業制度や、民間会社の取締役に4割の女性の登用を義務付けた、クォータ制の紹介などを紹介していました。
私が秋田市の男女共生に関する懇話会の委員だった時に、開催した秋田市のフォーラムに、ノルウェーから、男女平等に関するオンブッド(オンブズマンのこと、マンは男性名詞なので、このように言うのだそうです)のアンネ・リーセさんが、三井マリ子(ノルウェー研究者)さんと共にゲストとしていらっしゃいました。
ブルントラント首相もすばらしい方でしたし、私にとってノルウェーは、あこがれのというよりは、参考にしたい国でした。
きょう、TVを見ていて、何が日本とちがうのか・・、と考えています。
日本も最近は、男性の子育てがめずらしいことではなくなってきました。しかし、育児休業をとる男性はきわめて少ない。たぶん職場の雰囲気が、まだそれを許容できていないのでしょう。男性たちの、職場での競争意識が高く、休んでいる間に、自分のポジションが危うくなるのでは・・といった心配もあるのかもしれません。きちんとした、法整備の元、その不安感が払拭されなければ、男性の育児休業が進むことはないでしょう。社会が、競争原理主義に陥っているときは、なかなか男女平等はすすまないのではないか・・・と思いました。
結局、個人の幸せを大事にすることが、経済や国の発展につながる・・ということ。その逆ではけっしてないのだと、いうこと、だと思いました。