やはり犠牲者がでました。
財務省は、森友の文章が改竄されていないといいながら、それに関わった人が自殺をしたというニュースは、すでに答えがでたということでしょう。そもそも改竄などなかったのなら、はっきりそういえばよかったものを、歯切れのわるい返答を繰り返しているうちに、関わった人はどんどん追い詰められていったということでしょう。ということは改竄はあったということですよね。
麻生大臣の記者会見をみましたが、こんなひとたちのために、下の命令をうけてやっただけの人が命を絶ったのかと思うと、悲しみを通り越して怒りがわいてきます。
これっぽっちも責任など感じていないような顔で、佐川国税庁長官の辞任会見をする麻生さんは、人の命の重みやこのたびの苦悩など、想像すらできないのではないかと思ってしまいます。佐川さんの辞任理由にあげた、「国会答弁で丁寧さにかけた・・と」なんてことばは、それが佐川さんからでたことばであったとしても、あの国会で答弁をするときの佐川さんの涙目になって必死にうそをついていた様子を、側から見ていた人のことばとは思えないような、突き放した会見でした。
その上にいる安倍さんは、もう話をトランプを引き合いに、「日米」「日米」と話をそらそうと必死です。
きのうから、加計学園での今治市の公文書でも、改竄があったのではないかとの情報がでている。どうやら安倍さんがからむと、安倍さんに都合のいいように、公文書まで書き換えてしまうものらしい。というか、まずい文章だからでしょうけど。
こんな国家は、法治国家ではないですね。ましてや先進国でもない。
国家の崩壊に、自分の意に反して、手をそめなければならなかった、公務員の方を、ほんとうに気のどくに思う。どんなに無念な気持ちで亡くなったかと思うと、切ないですね。
佐川さんは、会見の最後で、「公務員は国民のために仕事をしている」と言っていたので、これから、みんなしゃべってはどうかと思うけれど、それも無理だろうね。命を狙われたりしたら、もう、小説の世界・・・イヤ、現実かも・・と考えると恐ろしい世界です。