安倍総理が、
「私の妻がよい土地だから進めほしいと言ったといわれているが、妻に聞いたらそんなことは言っていないと言う。これで、私の妻も私もわたしの事務所もまったく関与していないことが明らかになった」
というのを、TVで聞いて、あぜんとしてしまった。「妻に聞いたら、やってないというから、やっていないんだよ!」
一国の総理大臣が、今、この状況のなかで、こんな発言をする。この人に対して、まわりが「おかしい」とも言わず、質問した自民党の議員も、そのことばに納得するかのように、収めてしまう。
そんな論理は通用しないのだということを、だれも言わない。周りは物言わぬ人の集団。さからわぬ集団。
こんな論理が、通ると思っていること事態、この問題の深刻さを物語っている。国民をなめているのか、幼稚なこの人のキャラなのか、危ういこと、この上ない。
きのう、帰りがけのラジオのニュースで、愛知県の中学校で、前川元文科相の方の講演会の内容について、文科省からチェックが入ったそうだ。天下りに関与したとか、出あい系バーに行った人の講演について、ふさわしくないと判断したようなことを言って、文科省が介入してきたということだった。
これも、あぜん!である。この国はどんどんひどいことになっている。こんなこと許されることではない。
びっくりするようなことが、日常的に起きていることが、不気味でしょうがない。