簡単な質問です。
「これは何ですか」って韓国語では?
こんな簡単なことを聞いて,「先生ぼくたちを馬鹿にしているんじゃないですか」という声が聞こえてきそうです。
みなさんの答えは…이것은 무엇입니까?でしょう?
ほら,まちがえました。
やはりこれは簡単なことではないんです。
「これは何ですか」と聞くとき,韓国語では普通「が」にあたる助詞이/가を使って이것이 무엇입니까?と言います。
そのものが何かを単純に尋ねるときには,この이/가を使うのが普通です。
くだけた会話の形では이게 뭐예요?ですね。
じゃあ이것은~を使うのはどういう時でしょうか。
「これは(いったい)何ですか」と聞くときには이것은~を使います。
たとえば外国のおもちゃのようなお金を見たとき,本当にお金なのかという疑問を抱きながら「これは何ですか」と聞く場合なんかがそうです。
이것은 무엇입니까?というような堅い言い方は普通会話ではしませんから,縮約形を用いて이건 뭐예요?と言います。
이게 뭐예요? そのものが何かを単純に尋ねるとき。
이건 뭐예요? そのものが何かを疑問を抱きながら尋ねるとき。
場所を表す疑問の時も助詞이/가を使います。
たとえば「お手洗いはどこですか」と聞くとき,たいていの会話の本には화장실은 어딥니까?と書いてありますけど,この場合も「単純疑問」ですから,화장실이 어딥니까? または화장실이 어디에요?と聞かなければなりません。
화장실은 어딥니까?は韓国語としてはちょっと変に聞こえます。
화장실이 어디에요? お手洗いはどこですか。
교보문고가 어디에요? 教保文庫はどこですか。
집이 어디에요? 家はどこですか。
고향이 어디에요? いなかはどこですか。
余談です。
つい先日までソウルのロッテデパートのトイレには,扉の外側に針金で吊されたトイレットペーパーがおいてあり,個室に入る前に自分が使うだけの量をくるくると手に巻いてから中に入って用を足すようになっていました。
これだと「想定外」のアクシデントには対処できないことが多く,私はいつも自分の紙を準備してから用を足したものです。
人の見ている前で,あまりたくさん手に巻き付けるのもちょっと恥ずかしい気がします。
それにしても韓国人はよく少量の紙で用が足せるものだと感心しますね。
휴지는 휴지통에 버려주십시오.
下水道事情やトイレットペーパーの紙質も改善されて,日本人や外国人が使う観光ホテルにはこのような表示も少なくなりましたが,まだ食堂や喫茶店のトイレ,장급여관〈莊級旅館〉などを利用するとゴミ箱にトイレットペーパーがあふれんばかりになっています。
두루말이という単語,知ってますか。
韓国ではトイレットペーパーが居間や勉強部屋にごろごろとしています。
私たち日本人がトイレットペーパーだといっているものは,あちらでは두루말이 화장지,つまり「巻き化粧紙」と言うのですね。
두루말이 화장지はロールティッシュペーパーなのですから,なにもトイレで使わなければならない規則はないのです。
日本人には「巻き化粧紙」はトイレでのみ使うものという固定観念があるので,机の上のロールティッシュペーパーは何か汚いものに見えてしまうのですが…。
「これは何ですか」って韓国語では?
こんな簡単なことを聞いて,「先生ぼくたちを馬鹿にしているんじゃないですか」という声が聞こえてきそうです。
みなさんの答えは…이것은 무엇입니까?でしょう?
ほら,まちがえました。
やはりこれは簡単なことではないんです。
「これは何ですか」と聞くとき,韓国語では普通「が」にあたる助詞이/가を使って이것이 무엇입니까?と言います。
そのものが何かを単純に尋ねるときには,この이/가を使うのが普通です。
くだけた会話の形では이게 뭐예요?ですね。
じゃあ이것은~を使うのはどういう時でしょうか。
「これは(いったい)何ですか」と聞くときには이것은~を使います。
たとえば外国のおもちゃのようなお金を見たとき,本当にお金なのかという疑問を抱きながら「これは何ですか」と聞く場合なんかがそうです。
이것은 무엇입니까?というような堅い言い方は普通会話ではしませんから,縮約形を用いて이건 뭐예요?と言います。
이게 뭐예요? そのものが何かを単純に尋ねるとき。
이건 뭐예요? そのものが何かを疑問を抱きながら尋ねるとき。
場所を表す疑問の時も助詞이/가を使います。
たとえば「お手洗いはどこですか」と聞くとき,たいていの会話の本には화장실은 어딥니까?と書いてありますけど,この場合も「単純疑問」ですから,화장실이 어딥니까? または화장실이 어디에요?と聞かなければなりません。
화장실은 어딥니까?は韓国語としてはちょっと変に聞こえます。
화장실이 어디에요? お手洗いはどこですか。
교보문고가 어디에요? 教保文庫はどこですか。
집이 어디에요? 家はどこですか。
고향이 어디에요? いなかはどこですか。
余談です。
つい先日までソウルのロッテデパートのトイレには,扉の外側に針金で吊されたトイレットペーパーがおいてあり,個室に入る前に自分が使うだけの量をくるくると手に巻いてから中に入って用を足すようになっていました。
これだと「想定外」のアクシデントには対処できないことが多く,私はいつも自分の紙を準備してから用を足したものです。
人の見ている前で,あまりたくさん手に巻き付けるのもちょっと恥ずかしい気がします。
それにしても韓国人はよく少量の紙で用が足せるものだと感心しますね。
휴지는 휴지통에 버려주십시오.
下水道事情やトイレットペーパーの紙質も改善されて,日本人や外国人が使う観光ホテルにはこのような表示も少なくなりましたが,まだ食堂や喫茶店のトイレ,장급여관〈莊級旅館〉などを利用するとゴミ箱にトイレットペーパーがあふれんばかりになっています。
두루말이という単語,知ってますか。
韓国ではトイレットペーパーが居間や勉強部屋にごろごろとしています。
私たち日本人がトイレットペーパーだといっているものは,あちらでは두루말이 화장지,つまり「巻き化粧紙」と言うのですね。
두루말이 화장지はロールティッシュペーパーなのですから,なにもトイレで使わなければならない規則はないのです。
日本人には「巻き化粧紙」はトイレでのみ使うものという固定観念があるので,机の上のロールティッシュペーパーは何か汚いものに見えてしまうのですが…。
私の会社では、ロールティッシュはごく普通に事務室で使われています。ただ、鼻風邪を引いて大量に鼻をかむ場合、質の悪いロールティッシュだと、鼻の頭が擦り剥けそうになりますね(^^;
このことからも、私の中でロールティッシュとは、気取らない安いちり紙ですね…
さて,これが何ですが?の話ですが,日本語に置いても似たことがあります。昔々おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに,ですが,最初の「が」は未知の話題提供で,次の「は」は既知の話題の提供の場合のようです。ですから(みなもと)さんの沢山のひとつの話のように,血液型が何ですか?の次に그럼/그러면 に続き,お歳は,身長は,の助詞は는/은でよいのだと思われます。僕は最近ようやく~が何ですか?の構文に慣れました。そういう意味で日本語と韓国語は本当に似ていると思います。
僕は最近狐狸案先生のこちらのブログを知り,先生の書く記事には本当に目からうろこ状態です。
いつも楽しいコメントを残してくださってありがとうございます。
毎日のアクセスがだいたい250件近くあるのですが,どなたがお読みになっているのか,本当に役に立っているのか心配しつつもコツコツと続けています。
さて「コリアン」先生ですが,キツネとタヌキの「狐狸庵」先生は遠藤周作さんで,私は単なるふるだぬきです。
古狸はいろいろと「迷案」が浮かぶ…ということから,音も韓国語で読んでも「고리안」である「古狸案先生」としました。
しかし韓国語で「コリアン」は「코리안」だと後になって気がつきました(泣)。
ま,日本式発音でご勘弁と言うことで…。