受け売りの話になるが、若い時にお坊さんから「さんまの大小」という話を聞いた。とても印象に残り、今でも時々思い出す。中味はこうだ。とある施設のセルフサービスの食堂でさんまが並べてあり、その取り方を細かく観察していると大きく分けて3通りあるという話だった。
まずその1、並べてあるさんまをしげしげと眺め、1番大きい皿を選んで取る人。
その2、目はいろいろと眺め、心では大きいのを取りたいと思っているが、人目もあるので手前の皿を取る人
その3、何の迷いもなく自然に手前の皿を取る人。
心の持ちようや生き方についてわかりやすく諭した話だったように思う。
自身はどうやらその1が当てはまるかも知れない。せめてその2ぐらいのレベルにはなりたいものじゃ。
政治家や人を指導する立場にある人は当然その3でないといけないだろう。
最近、こうしていつまでも心に残る話は少なくなったような気もする。感受性の低下のせいなのかどうかはわからない。だが心のよりどころとなるような話はたくさんしまっておいた方が良いような気がする。
除草や剪定が4分の1程度は終ったようだ。これで少しは庭らしくなった。