千坊川砂防公園を基点として歩く「大海山ぐるっと周回コース」がついにグリーンウオーク最新秋号に掲載された。我が郷土の誇れる山でもあるし、とにもかくにも歩いてみることにする。歩いたコースは千坊川砂防公園から見晴台、展望尾根(大海山南尾根)、大海山、勘十郎岳を巡るいつもの左回りコースだ。
千坊川砂防公園に着くと先行者は誰もいない。曇天模様だったので余程のもの好きでないとこないかなと思いながら歩き始めた。尚このコースは歩行時間2時間、休憩1時間を含め3時間もあればじっくり楽しめるコースになっている。
駐車場から少し戻り、公園南側にある道に入れば大海山南登山口にたどり着ける。途中分岐もあるがよく見れば道標もある。
公園南東端を過ぎ、少し右に回りこむと大海山南登山口の道標がある。これに沿って歩いていこう。
道すがらハギの花もちらほらと咲いている。
ヒヨドリバナも開花中
30分弱歩けば南方面に270°展望が開けた見晴台に着く。展望も良いのでここで小休止することにしよう。
大海山南尾根沿いに5分歩くと西方面の展望が開けた展望尾根に着く。勘十郎岳や火ノ山連峰の稜線がきれいなので楽しむことにしましょう。
オトコエシ、別名オカマオミナエシ?←いえいえ違います。鵜呑みにしないようにくれぐれも注意して下さい。
ススキと勘十郎岳、火ノ山連峰。
展望尾根終了地点から我が里法境:秋穂、これからしばらく歩いていると後方から「おーい」と声がする。出向元の同僚のHさんとばったり出会うことになる。近所に住んでおられるが日頃はほとんど交流もない。久しぶりによもやま話をしながらのんびり歩く。なんでも3年ぐらい前に私と一緒に歩きこのコースを知り、健康維持のため時々歩いているらしい。ちなみに我が家は写真中央部あたりにある。のどかな田園地帯じゃ。
勘十郎岳と火ノ山連峰全景、大海山南尾根に1ヶ所ほど絶好のビューポイントがある。さて皆さんは見つけられるだろうか?
大海山頂、南方面の展望が開けている。
勘十郎岳西峰から我が郷土、山と海の両方楽しめる自然だけは豊かな土地柄になる。なーんにもないがいい所で生まれ育ったものだとつくづく感じるようになった。
勘十郎岳西峰では下関から来られたご夫婦連れさんと談笑の時を持った。なんでもグリーンウオークの掲載記事を見て来られたらしい。遠くからよくおいで頂きました。またどこかの山でお会い出来たらいいですねぇ!ここから千坊川砂防公園Pを見ると6台の車が止まっていた。山中で5名出合ったので10名ぐらいは大海山を歩かれたようだ。東鳳翩山ほどではないけれど、ますます人気が定着しそうな予感がした。
なお、全コースにわたり篤志家によりシダ狩りがされており、来春までは快適に歩けます。
大海山麓近くの田んぼの土手に咲くヒガンバナ、帰途立ち寄ってみた。
クリーム色タイプも2輪開花中だった。数年もすると増えてくるだろう。
なお、大海山中で種を付けたキキョウを2株発見、種を周囲にばらまいておいた。少しづつ増えたらいいなぁ!数年前にも見たが最近見なくなっていたのでほっとした。
今日は山歩きの楽しさを体がちょっと思い出した一日だった。また、おひさまは顔を出さず曇天模様だったがこの時期にしては涼しく歩けた。大海山(別名亀尾山)はどういう訳か何度歩いても飽きることはない。その都度少しづつ違った表情を見せる。またいこうっ!