かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

寂地山1

2011年05月09日 | 山歩き

自身の連休?3日目、明日からどうやら天気もくずれそうだし、以前から気になっていたルートを
カタクリ鑑賞も兼ねて歩いてみた。歩いたコースのアバウトな地図は下図の通り。
寂地山とみのこし峠のほぼ中間地点から南に延びる尾根を、遊歩道になっている竜ヶ岳の北部
から歩いた。

地図上の黄破線部のルートは、要所(30~50m毎)に赤テープ目印があるものの、
概して踏跡も薄く、地図読みやルートファインディングが出来る山慣れた方向けのルートなので
決して安易に立ち入らないようにして下さい。

7:40~15:40まで昼食や途中の休憩も含め約8時間森の中で過ごし、歩き、山味、山野草と
3拍子そろったコースを楽しんた。なお、整備された山道はコース、未整備の山道はルートと
使い分けている。ルートとはバリエーションルート省略みたいなものだが。

管理棟のある駐車場近くで咲くツボスミレ(ニョイスミレ)、小さめのスミレです。

五竜の滝を過ぎ、木馬トンネルを抜けるとそこは雪国では無くて、新緑の世界が拡がっていた。
このトンネル、上部までの高さが160cmとのこと。170cmぐらいある私は、いつも頭を垂れ前かがみで
通過することになる。

少し往復することになるが、観音岩とも名づけられている竜ヶ岳に立ち寄った。
展望の良い大岩の上には観音様がまつられ、付近ではシデザクラが開花していた。

バリエーションルートを少し歩くとイワカガミのお出まし。

群生の様子・・・来週あたり県内の1000m級の尾根ではイワカガミが楽しめることだろう。
ある山のクラシックルートがどうやら整備されたようだ。近く歩いてみることにしよう。

このルートを特徴づけるチムニー岩、細身の私は下部を難なく通り抜けることができた。
スケールは小さいが、なんだか傾山の三ッ尾コースの6mチムニーを連想させる。
このルート、チムニー尾根ルートとでも呼んだ方が分かり易くていいかも。

新緑の森を彩るミツバツツジ、このルートは当然ながらここを歩きなさいという道ではない。
登山者が通ったと思われる形跡を見ながら、ルートファインディングをして、足元の山野草や若木を
踏みつけないようにして歩く、時に大岩などで行き止まりにもなるが、巻いて通過することもある。
私の若い頃の山道は、アルプスや登山者が集中する山を除いて、ほとんどこんな感じだった。

体力はずいぶんと落ちてしまったが、何故が郷愁感を覚え、気持ちだけは若い頃と同期したような
感じになった。山味などを本当に感じたいなら、時折こんなルートも歩かないと。

やや高い所に咲くシハイスミレは葉っぱも花もやや小ぶりになり、厳しい自然の中を生き抜く山野草らしくなる。

縦走路出合近くになると笹も混じるブナの林床にカタクリがちらほらと咲いている。
このカタクリも見事なイナバウアー(反り返り)ぶりです。

咲いてる場所はこんな感じ、当然登山道らしきものは見当たらず、足元のカタクリの撮影と踏みつけないように
したら、度々進行を止めないといけないので、歩行にやたらと時間がかかる。

クロモジの花

縦走路出合地点、黄色地に赤テープがしてあり目印になる。でも決して安易に立ち入らないで下さい。

縦走路は山道周囲のササやぶなどがすっかり刈り払われ、一段と歩きやすいカタクリロードだった。
寂地山のカタクリはここ数日が見頃だろうが、あいにく明日から荒れ模様のようだ。

3姉妹



反目・・・テーマを考えながら選んで撮った。

仲良し姉妹

枚数が多いので寂地山2に続きます。