かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

小峰峠から莇ヶ岳2

2011年05月14日 | 山歩き

小峰峠から莇ヶ岳1の続き。

新緑に囲まれた山頂はもうすぐ!

直下の急登、上から撮ったがリアル感はいまいち。

いつの間にか立派な避難小屋が出来ていました。数名は宿泊出来そうですが、あくまで避難小屋ですから。

おひさの莇ヶ岳山頂、愛用ザックと共に。この山別名は「兄見山」、北部にある弟見山は兄貴分に当たる。
弟見山は弟である荕ヶ岳を見る山だから弟見山ということらしい。この標識の横にある石碑にも
兄見山なんとかと記してある。

山頂に咲くスミレ、側弁の白ひげが特徴になる。

久しぶりにソロキャンプ用のスベア123を持ち出し、使ってみる。スベアとはスエーデンを表す古い言葉。
燃料はホアガス(ホワイトガソリン)で、タンク内のアツ(圧力)を上げ、ホアガスを気化させるため、ちょっとした
儀式が必要。基本設計が100年以上も変わっていないビンテージ物だが、最近、山では見かけなくなった。

ホアガス、とかアツとか、山や独特の用語はすでに死語となっているかも?

これも40年ぐらい前に購入したオーストリア製の重登山靴、当時の給料1ヶ月分をはたいて購入、
とても堅牢でアルプスの岩稜や厳冬期の雪壁もこれで突破し、足を守ってくれた思い入れのある
靴だが、何度もビムラムソール(靴底)を貼り替え、コバも限界近くに少なくなったり、雨天時は
靴底の皮の縫い目から水も入るようになったので、晴天時の里山限定になってしまった。
内張りも皮なので、夏場などは蒸れて、足マメの出来やすい靴でもある。
自身と同じように本格登山から正式に引退させることにしよう。

山頂付近はまさにイワカガミの花園、ピンクとシロバナの共演

シロバナイワカガミの群生



鎖場の上部に立ってみる。若い頃はクラブの気のおけない仲間と鎖を頼らず、フリークライムを楽しんだり、
肩がらみの懸垂下降で体を左右に振りながら遊んだものだが、現在では鎖を使ってもやっと登れるぐらい。
落ちぶれたものだが、仕方ない、身の丈にあったお気楽登山を楽しむことにしよう。

清楚なイワカガミ、これぐらいの角度が一番きれいに撮れるかな?

山頂北部よりササの葉1枚と弟見山

下山時ブナ尾根を上から俯瞰

ブナ林

きれいな森じゃった。

帰途、裏山に山野草が自然風に植えてある喫茶さくやに立ち寄り、ピザ&コーヒー&ひめがみの庭を楽しむ。
ミヤマオダマキ

端境期のため、花は少なめだったが、クリンソウは見頃で楽しめた。

帰宅して、サクランボ狩りの準備をしていると、10分ぐらいで二女の婿とRINちゃんがやってきた。
RINちゃんの手の届くところには熟したサクランボが少ないので、収穫したものをあげると、美味しそうに
次々とほうばる。無農薬、無肥料で育てているので生食でも安全に食べられる。
どうやらRINちゃんも我が家のサクランボを気に入ってくれたようだ。まだ、言葉をほとんどしゃべれない
RINちゃんが、帰り際に大きな声で「じいちゃん バイバイ」と言ってくれた。気持ちが通じたと思うと
ちょっとうれしくなってしまった。またおいで!