若い時、社会人クラブに入っていた頃、小峰峠から県境尾根をたどり莇ヶ岳の登るルートは聞いており、
登山者もそこそこいたようだが、入山者も減り、ササやぶがひどく、消滅していた。
最近、地元の方の尽力により、莇ヶ岳から小峰峠に至るルートが整備されたと聞き、若い頃から
登り残したルートを歩いてみた。
駐車場は県境(小峰峠最高点)から島根県よりに少し進んだところに、車2~3台は置けそうな
道路脇の空き地があり、ここに止めた。登山口は逆に峠から少し山口県側に戻ったところにあるので
注意を要する。
小さなこぶをいくつも超え、山頂を目指す登山道は、アルプスの縦走コースなどを思いおこさせ、
1時間以内で山頂に立てる県下の里山の中では、山味や歩きを楽しめるルートと言える。
なお、戸根橋奥の正面コースでは、最奥部の駐車場に車を止めれば50分程度で山頂に立てる。
今回は上下左右きょろきょろ、写真を80数枚撮りながら歩いたので登り2時間半、下り2時間を
要した。山頂での昼食休憩など含めると約6時間、新緑の森の中で過ごしたことになる。
写真は半分以上ボツにしましたが、40枚弱になるので2編に分けて掲載します。
アバウトな歩行ルートは下図の通り。
駐車地
登山道入り口、反対側は小峰山の登山道になっている。小峰山もいずれ歩いてみたいものだ。
小さく、控えめな登山道入り口の看板、これぐらいでちょうどいい。
しばらくするとピンク色の森の妖精:イワカガミが迎えてくれる。昨日までの雨でミツバツツジなどの花は
ほとんど散ってしまっていた。
森に抱かれるような感じのする広めの登山道。県境の火道(火災予防)として整備されたのか、それとも
木材搬出のため馬そりが通っていたのかわからないが、おそらく火道なんだろう。
青空に生える新緑
島根県側の沢筋の森、こんな感じ、とても好きなんです。
山口県側もそれなりに。
新緑の森に抱かれて歩く。
なかなかでしょう。
苔むしたブナの根をモチーフに
次第に近づく山頂、歩いている実感がわいてきます。
新緑と山頂
これから歩くブナ尾根
新緑、山頂、雲、青空。
存在感のあるブナ
ブナ尾根核心部
新しくはないが、熊の引っかきキズ。
小峰峠からあざみヶ岳2に続く。