7月6日【Game76/30-46-0】
北海道日本ハムファイターズ 6-7 埼玉西武ライオンズ
【勝】平井(1-0-0)【S】増田(1-3-17)【負】宮西(1-3-0)
【本】西武 源田 3号2ラン(3回・メンドーサ)
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一時は逆転をしながらも、救援の宮西が打たれて再逆転負けの札幌ドーム球場は
チームの勢いの差だけではないでしょう。
主軸の中田は無安打、レアードもそれにお付き合いをして無安打では、勝てるとは
到底思えません。
大田が途中退場をして、代わりに入った松本が3安打の猛打賞で気を吐きましたが、
入団したばかりのドレイクをスタメンに使い、好調の松本をベンチに置く栗山采配
は全く理解が出来ません。
こうなったらBクラス浮上は無理と諦めて、鎌ヶ谷で頑張っている若手を使うべきです。
その方が来年以降への先見の明ともいえるでしょうが、プライドの高い栗山監督は自ら
の意志を貫き、チャンスで打てない中田を起用し続けてますます泥沼に入るような気が
します。
また今日は理解のしがたいトレード話が舞い込んできました。
「日ハム:エスコバーとDeNA黒羽根とのトレード発表」です。
現在日ハムには大野奨太と市川友也そして清水優心がベースを守っていますが、
先発投手陣が崩れ中継ぎにも苦労をしている時に、まだ可能性があるエスコバー
(25)と既に30歳の黒羽根をトレードで交換とは全く理解が出来ないトレードです。
強肩の捕手が欲しいとのベンチの意向に応えて編成が動いたそうですが、多くの
ファンは「黒羽根って誰?」と思ったでしょう。
在籍8年でホームランは6本ですから、決して打てる捕手ではないと思うのです。
鎌ヶ谷には石川亮、大島匠と将来有望視されている郡拓也がいるのに、ここに来
てエスコバーを出して獲得に向かった意味がまったく分かりません。
噂では大野奨太は栗山監督の捕手起用には満足が出来ずに、FA権を行使して球団
を去るとの話もあるようですが、先手を取ってこのトレードを成立させたなら、
大間違いだと思います。今までは育成で選手を育てる方針を取って来た、球団の
方針転換ならいざ知らず、中盤を過ぎた時点での投手と捕手のトレードは暗い影
を落とすような気がします。
エスコバーは途中入団で日本の野球に慣れていないとはいえ、ここまでは1勝2S
をあげているのですから、もう少し鎌ヶ谷で使ってみるべきだったと私は思います。
勝てない守れない、おまけに主軸打者はさっぱり打てないという悪循環の中での
「バタバタ劇」はまだ続くかも知れませんが、日ハムファンは他の球団同様に負け
が込んでも簡単には離れません。
しかし「責任は俺にある!」といつも繰り返し言い放つ栗山監督には、非難の鉾先
が向かい「やめろコールが起きかねない」土壇場なのかも知れません。
有終の美で退陣を考えていた監督にとって、厳しいシーズンで終わりそうな予感が
しますが、来期以降の選手を育てる意味でも、大ナタを振るいせめてBクラストップ
の4位までは上がって欲しいのですが、今日の試合を見る限りは選手全員に覇気が
見られずお先は真っ暗とも思える残念な試合でした。