ゼラ二ュム;天竺葵、フウロソウ科の多年草。数種の原種から作出された園芸品種群で、花壇や鉢物に栽培される。日本へは江戸時代末期に渡来。アオイ科の銭葵に葉が似ているので、「天竺葵」と呼ばれた。草丈20~50㎝、茎のわきから花序を伸ばし、先端に五弁花を房状につける。花色は赤、桃、橙、白など。開花は4~6月が中心だが四季咲きき性がある。茎や葉に独特の香りがある。「シェラ二ュム紅しあまりに焦土広し 殿村菟絲子」「ゼラニュームごごの雲満ちひろがるも 有働 亨」「ゼラニューム男二人の真昼どき 和田耕三郎」。(これっきり小道尽きたりゼラニューム ケイスケ)。