誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

2016-05-09 07:23:53 | 誕生日の花ケイスケ日記
キリ(ゴマノグサ科)花言葉は、高尚。木の高さが10mに達する落葉高木。原産地は、中国大陸といわれているが、我が国でも古くから栽培されている。少し寂しげな淡紫色をした五弁で筒状の唇形花を開く。花には香りがあり、高い梢に、斜め下を向いて咲く。花弁の外側はねばねばとして、白い毛に覆われている。萼は五裂、厚くて褐色の毛に包まれる。また、薄紫色の落花が、音もなく土の上に散っていたりすると、想わず拾ってみたくなる。花の色に古典的な風情があり、源氏物語の第一帖も、桐の植えてある庭「桐壺」から始まっている。「人来ればおどろきおつる桐の花 前田普羅」「妻の手の濯ぎあからむ桐の花 能村登四郎」「名言に一日鼓舞さる桐の花 田川飛旅子」「桐の花北国の空いつも支ふ 細見綾子」「花桐や若き母ゐる写真帖 木附沢麥青」「晩方の夢のいろなる桐咲けり 福永耕司」。(渓とざす霧にただよひ桐咲けり ケイスケ)。