ブノワ賞:世界で最も権威のあるバレエ賞の一つ、ブレア舞踏賞が17日,モスコアのボリショイ劇場で発表され、女性ダンサー部門で、日本人を母に持ち、フランスの名門パリ.オペラ座バレエ団に所属するオニール八菜さん(23歳)が受賞した。オニールさんは東京生まれ。日本出身のダンサーで同賞を受けるのは2014年に30歳で受賞した木田真理子さん以来、2人目。古典「バキ―タ」で主役の踊りを評価された。オニールさんは、13年にオペラ座バレエ団の正団員になり、昨年、初めて主役を務めたばかり。天性の華やかさを持ち、正確な技術に裏打ちされた詩的な表現もできる。受賞後は「考えていなかったので実感がわかないです。(バレー団最高位)のエトワールになることは夢ですが、今は踊れる役を増やして、いっぱい踊るらせてもらいたいです」と笑顔で語った。同時受賞のアリシア.アマトリアさんとほほえみながら抱きあった。続句オニールさんは、この賞は、大変な誇りです」と英語で力強く語った。オニールさんの父親は伊勢丹ラクビー部で活躍したクリス.オニールさん。パリ。オペラ座バレエ団の団員はオニールさん8歳で父親のニュージーランドに移った後も、「レベルの高い日本のコンクールに出たい」という母親の意向で、夏休みの度に帰国し、3歳から習っている岸辺光代さんのバレエ教室に通い、基本を徹艇的に習った。「今も岸辺先生のところでお稽古しています。先生、本当にありがとうございました」またバレー用品を扱う日本のチャコット社のキャラクターモデルも務めており、バレー少女たちの憧れの的になっている。(2016年5月18日読売新聞夕刊の記事より)