二葉アオイ(ウマノスズクサ科)花言葉は、細やかな愛情。本州、四国、九州の山地や樹陰に生え、茎は地表を這い,節根を下ろす。茎の先にハ―ト形で長柄をもつ葉が二葉出ることからこの名がある。五月頃、葉柄の間に1㎝ほどの鐘状花を一個下向きにつける。徳川家の紋はこの葉三枚を図案化したものである。賀茂葵;葵草;挿頭草;日蔭草;両葉草。一般に葵として詠まれリものは、中国原産の立葵の花をさす。一名花葵ともいいアオイ科の立葵を指す。一名花葵ともいうアオイ科の多年草で、茎は高さ2m余りに直立し、下から順に開き梢に至る。花色は豊富で、濃紅.淡紅.白.紫など。花期は6~8月。ヨーロツパ原産の銭葵は高さ60~150㎝と小ぶりで、花は紫の筋のある淡紫色。「明星に影立ちすくむ葵かな 一 茶」「蝶低し葵の花の低ければ 富安風生」「こころ足る日は遠出せず花葵 福永耕二」「厩より雀とび翔つ銭葵 皆川盤水」「立葵天香久山隠しけり 八木林之助」「七尾線どこの駅にも立葵 佐藤和夫」「鶏鳴の終わりかすれし立葵 山上樹実雄」「雨脚のいきなりみえる立葵上田 操」「夕刊のあとにゆふぐれ銭葵 友岡子郷」「貧乏に匂ひありありけり立葵 小澤 實」「立葵いま少年の姿して岩田由美」。(雷鳴の一夜のあとの二葉葵 ケイスケ)。